農業じゆう人

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どうなるの日本の経済

2022年06月20日 12時47分42秒 | 世間
  ポルトガルの宣教師の"ルイス・フロイス"は"武田信玄"のことを、破竹の勢いで力を増す
  "織田信長"を脅かす存在と評したという。 最近の経済ニュースを見て、かつて世界に
  紹介されたこの戦国の実力者が頭に浮かんだ。 旗に金文字で記した中国の古典「孫子」
  のフレーズのことだ。

  先般、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを決めた。 上げ幅は27年7カ月ぶりの
   大きさという。 そしてパウエル議長は「強力なアクションをとることが正当化され
   ると判断した」と話していた。 「疾(はや)きことは風のごとく」。 じつはインフ
   レが進むのが予想より速く、追い込まれた。 それでも日本に乏しい経済のダイナミ
   ズムがそこにはあるようだ。

  かたやこちらは「動かざること」まではその通りだが、先は少し違いようだ。 山のよ
   うな景気浮揚を感じさせることもなく、依然として低空飛行が続いている。 円安が
   進み、物価も上がる。 もし利上げで対処すればどうなるか‥。 信玄の旗にはない
   孫子の言葉を借りれば「動くことは雷のごとく」。 雷に打たれるのは日本経済だ。
   手詰まり感が深まるばかりになっている。
  どうしてこうも活力に欠けるのか。 気がつけば様々な指標で隣国に肩を並べられ、追
   い抜かされてしまっている。 「人口一人当たりで比べればまだ大丈夫」という言い
   方も、いまやむなしく響くような気がしてならない。 薄れる世界での存在感。
   「人は城、人は石垣、人は堀」。 人が減り続ける世の中になぜなったのか。
   このままでは未来に残すツケが大きすぎる。

   それでも高い内閣の支持。 そして与党の支持。 皆さんはお考えはどうでしょうか。