農業じゆう人

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自然保育

2020年01月24日 12時42分36秒 | 遊び
  原生的な自然と都市との中間に位置し、人々の暮らしを支えてきた「里山」。
  過疎化で人の手が入らなくなった里山を、保育や幼児教育の場として再利用
   しようとする動きが広がってきているという。という 自然の中で遊び、
   学ぶ体験は子どもたちの心身を強くし、自主性を育むという。 荒れてい
   た土地の再活用や過疎地への移住者増をもたらす効果もあり、行政による
   支援も盛んになりつつあるそうだ。

  「秘密基地を使った!見に来て~!」  昨年12月下旬、長野県伊那市。
  所々に雪が積もり、最低気温が氷点下4度を記録した寒空の下、同市の高遠
   第2・第3保育園の園児たちが山の上にいざなってくれた。
  落ち葉の上に寝転んだり、枝を集めて暖炉に見立てたりと様々・・。
  保育士は時折、「気をつけて」と声をかけるが制止はせず、園児が自由に遊
   ぶ様子を見守っているだけ・・。
  同園は園舎の裏にある里山を活用した「自然保育」に力を入れているそうだ。
   山を登り、尾根を歩いて森を越え、2時間以上「お散歩」することもある
   という。 同園が自然保育を始めたきっかけは少子化による休園の危機だ
   ったそうだ。 入園者が員の5割を割り込むようになった2014年ごろ
   地元民から「特色を出すため自然保育に取り組んでみては」の声がでた。
  裏山の地権者や保護者の協力を得て自然保育のフィールドをヤブを刈るなど
   して整備したところ、都会からの移住者を中心に入園希望者が増加。
   休園の危機脱出に成功したそうだ。 現在は園児32人のうち20人以上
   が移住者の子どもだという。
  下島園長は「自然保育は山が先生。保育士が入念に下見をした上で、危険が
   あれば注意をするが、あとはやってみて自分で気付いていく。大人はその
   学びをサポートするだけ」と話している。 体力だけでなく、互いに助け
   合う心や自律性を身につけていくという。

  行政の支援も手厚く、長野県は「信州やまほいく」と銘打ち、15年に自然
   保育を推進する保育園や認定こども園などを認定して支援する制度を創設。
  20年1月までに210団体が認定を受けているそうです。
  同県の約8割は森林が占める。 その豊な自然環境を観光や産業だけでなく
   教育や保育にも積極的に活用する狙いだそうだ。
  同制度に基づく認定を受けると、園に専門家を招いて実地指導を受けられた
   り、園外のフィールド整備費や人件費の一部が助成されたりする。 自然
   保育の形式によって区分が2つあり、「普及型」は1週間に5時間以上、
   「特化型」は15時間以上、屋外で活動することなどが認定条件になる。
  効果は教育の分野にとどまらない。 一つは荒れていた土地の再活用が進ん
   でいること。 林業や農業の従事者の高齢化が進み、放置される山林や農
   地は各地で広がる。 長野県では過去に果樹園や桑園だった土地に在来植
   物を復活させ、保育の場として活用する団体も出てきているという。
  もう一つの効果は移住者の増加だという。 同県によると、特化型に認定さ
   れた保育園などでは全園児のうち約80%を移住者の子どもが占める。
  同県県民文化部は「自然や他者との関りが濃い中で子育てをしたいと考える
   保護者が増えている」と分析する。

  自然保護を後押しする取り組みは他県でも広がっているそうだ。
   鳥取県は15年、広島県も17年に長野県と同様の認定制度を設け、運営
   費の一部を補助している。 子どもがケガをしないよう配慮する必要があ
   るなど普及には課題もあるが、過疎化が進む地方にとっては地域の活性化
   につながるとの期待が大きいようです。

  そんな我が家もどちらかといえば首都圏に近いのではないかと思っています。 
  そんな関係か?駅や新駅を中心にマンションなど多く建設されています。
  しかし一方では、まだ畑やたんぼ(用水路)などがみられるという地域。
  自然保育ができるほど広い場所はありませんが、自然は残っています。
   先日、我が家の狭い庭?にも野鳥などが時々やってきます。
      
     珍しくやって来た「ヤマガラ」         毎度の「メジロ」
    ウォーキング中には「カワセミやコゲラ」を見るなどもあります。
    開発された現代の部分と若干ながら自然が残っているという地域です。

  自然保育とまではいきませんが、我が家での息子たち2人はこれに近いよう
  な環境で過ごさせたことがあります。 夏休み中だけでしたが幼稚園年長か
  ら中学2年までカミさんの実家(会津)で都会にはない自然の中での生活を体
  験させました。 親バカですが都会とは違う、机だけではない経験ができた
  のではないかと思っています。