農業じゆう人

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和解のテーブル

2016年10月12日 13時10分10秒 | 私事
   先日、ある雑誌だったか新聞だったかで「ピース・テーブル」なる言葉を知った!

   あるアメリカに住んでいる妹さんが帰省した際に、その妹さんの娘さんから聞いた言葉だと・・
   3,4歳のころ通っていた保育園の隅に置かれている机。 その机の上には小さな石が1つ。
   どう使うものなのかと尋ねてみたら、園児がケンカをしたり・言い合いになったりしたときに
   この机で向き合うんだそうです。
   置いてある小石を手にした方が話をし、相手はその間、耳を傾けなくてはならないルール
    〈親友と どの色鉛筆が最もきれいかをめぐって言い合いになったときのことを、
      話してくれた先の彼女は鮮明に記憶していたんだそうです〉
    それは〈その和解のテーブルで、どちらの色もきれいだと認め合った!〉からだという

   実際の紛争などでは、いがみ合う当事者たちを和解のテーブルにつかせることも・・?
    その後の交渉も容易ではない!ことは皆さんもご察しのことと思います。
   この記事を読んでいたら、次期(第9代)国連事務総長に選ばれた“アントニオ・グテレス氏”
    (ポルトガル)こともあって、失っていた私の頭の回線が僅かながらつながったようで?微かな
    記憶の中に一人の老練な外交官のインタビューを思い出した・・・。
   国連の事務総長特別顧問として紛争解決にむけた多くの話し合いの場に立ち続けてきた
    “ラフダール・ブラヒミ氏”です。
    (第7代国連事務総長“コフィ・アナン氏(ガーナ)”から任命を受けて着任)
   氏は、レバノンの内戦終結にむけた話し合いやアフガニスタンの様々な部族との調停に
    あたってきた!
   “争いを続けてきた当事者たちに和解をどのように導くのですか?”との問いに
    “ブラヒミ氏”はこう答えたそうです。
    氏は“私は何もしません。耳を傾けるだけです。答えは当事者が持っています”
      “解決法を当事者自らが考えついたと思ってもらうことが大切なのです”との答え
   和解の答えは当事者の中にある!との“ブラヒミ氏”の言葉が保育園での色鉛筆の
    エピソードと響きあったような気がしてならない。

   この「ピース・テーブル」の話し、私共だけでなく息子達夫婦にも教えてあげようと思う
    夫婦喧嘩などになった場合は、是非この和解テーブルにつくことを思い出すようにとネ・・