Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オーディオグレードヒューズの効果

2021年01月21日 | ピュアオーディオ
音質アップをさせる為には・・・と云う事で、「ガラス管ヒューズ」に疑問を持った。10万円のアンプにも、100万円のアンプにも何の疑問もなく「ガラス管ヒューズ」(価格¥50円/個)が使って有る。「オーディオグレードヒューズ」と云う事で、カインラボから「金メッキヒューズ」(当時価格¥4000/個)が出たので、購入して比較してみた。確かに「音質アップ」(音数の増加・音の厚みの増加・音色がまろやかに・・・等)した。


その次に、フルテックの「オーディオグレードヒューズ」(当時価格¥4000円/個)を導入して比較した。「金メッキヒューズ」より明らかに癖が無く、品位が高く、音質アップ効果が高いと確認した。価格も考えて以後このフルテック製のヒューズを基本とした。


こちらは、見てくれは非常に悪いが武藤製作所のER-FXヒューズ(価格¥75000円/個)も使って見た。さすがに価格だけの音質アップ効果を持ったヒューズです。現在、オリンパスシステムや自宅システム様に13個使っている。このFXヒューズを使うと、私の自作電源ケーブルと同様に、「使った機器がふん詰まる」様なサウンドになる。このふん詰まりが抜ける為には、累計2000Hrの「鳴らし込み時間」がかかる。

同じヒューズを使ってもその評価は様々だ。その理由は、「使っても」「使わなくても」変わらないシステムと、敏感に反応するシステムの違いだろう。ステレオのサウンドは、使っている機器+電源系+電源ケーブル+ラインケーブル+SPケーブル+SP内部配線等・・・システムに使っているパーツの「総合力」の違いと、その違いを聞き取る「オーナー」の感性の差で在ろう。

JBL #375の内部配線交換

2021年01月20日 | ピュアオーディオ

現在は「息子」に使ってもらっている「RCA Wフロントロード箱」(D130×2発)のシステムです。このSPをオリンパスと交換して使ってみたいと思いますが、なかなか思う様には行きません。置き場所が・・・運搬が・・・


この画像を見てすぐに分かる方は使ったことがある方で、バックカバーを外してダイアフラムを外したことのある方です。JBL#375や#2440やALTEC#288等のコンプレッションドライバーの心臓部です。超強力な磁力が有ります。


こちらはそのコンプレッションドライバーにダイアフラムを取り付けて、「内部配線」を取り付ける前の状態です。ダイアフラムに傷をつけない様に「厚紙」で三角錐の治具を作り被せています。こうしないと配線のネジ止めをする時に、ワッシャーやネジがダイアフラムに磁力で吸い付けられ、ダイアフラムに傷が付きます。


オリンパスシステム・RCA箱システムと共に自宅システムの#375の内部配線も「特殊な銀線」で内部配線をしています。この内部配線にした事で「ヌケ・キレ・ノビ」を獲得しています。ベールを被らないストレートなサウンドで在りながら、柔らかい質感や音数の増加等のメリットを得ています。

やはり「サブシステム」はサブでしかない

2021年01月19日 | ピュアオーディオ

こちらのサブシステムは、現在良く鳴っていると思う。ピーキーさもなく整然と鳴っている感がある。普通のサラリーマンならこれくらい鳴っていれば十分だと思うが、私にはメインシステムが有る。


サブシステムを聴いてからメインシステムを聴くと、サブシステムは「時間の無駄」の様に思える。周波数再生帯域の違いや、音数の多さ、音の厚み、反応の速さ、余韻等々殆どの項目でサブシステムでは相手にならない。それもその筈である。10年の歳月をかけて試行錯誤し、最高級ケーブルのみで武装されては他のシステムでは歯が立たない。

今年に入って、サブはウォーキング中に鳴らして、炬燵に入ったらメインシステムを聴く様にしている。やはり「良いサウンド」で音楽を楽しみたいものだ。残りの人生も考えると、オーディオ機器の比較試聴も面白いが、「音楽」を楽しみたい。50年近くも経てば、クラシックの名曲と云われる曲は殆ど聴いてきている。ジャンルの違うJAZZは、1枚1枚曲自体がアレンジされて違う曲になっているので、演奏者・録音時期等多種様々でクラシック音楽の様に「時系列」的には掴めない。ただ言える事は、どんな音楽も「良いサウンド」で楽しみたいと思う。聴く方を中心にしていきたいと思う。

自宅システムのアンプ群の変遷(20年前からの)

2021年01月18日 | ピュアオーディオ

自宅システムは45年ほど前にJBL#4343を入手して、マッキントッシュC29+MC2500でドライブしていました。当時は「もうこれで終しまい」と思って使っていました。その後、20年ほど前に「自作管球モノラルパワーアンプ」を作ったのに伴い、SPもサンスイSP-707Jに、プリアンプもマッキントッシュC40に変更しました。ここから現在の流離の旅が始まりました。


一時期、アキュフェーズC-290+VT62モノラルパワーアンプの組み合わせでも使っていました。自宅でしっとりとしたサウンドを出すにはC-290は合わないですね。VT-62ppアンプは発熱量とまばゆさ(光)が気になってしまいました。音の厚みは素晴らしいものが有りました。


現在オリンパスシステムの中域用アンプに使っているSTC4033Lシングルアンプで使っていた時期も有ります。20台ほど管球パワーアンプを使いましたが、このパワーアンプが最高の出来ですね。マルチアンプの中域用に使うにはもったいない音質とパワーです。本当は自宅に持って帰りたい。このアンプの内部配線も「特殊な銀線」ですべて配線しています。


C-290をC40にして長らく使っていましたが、オリンパスシステムの中域用にSTC4033Lシングルアンプを持ち出して、オリンパスシステムは良くなったが、自宅システムは彷徨う事になりました。


現在使っているプリアンプはマッキントッシュC22の回路コピー機ですが、内部配線をこれも「特殊な銀線」にすべて交換し、内部に昇圧トランスを付けてSPUがダイレクトに接続できる様にしています。プリアンプとしては最高の出来のアンプと感じます。パワーアンプもWE101Dppを使いだして、独特の世界を作るように工夫しています。ただSTC4033Lシングル程パワーがないのが悩みの種です。



最後は「1セット」と思いつつも・・・

2021年01月17日 | ピュアオーディオ

昨日は「断捨離」の事を書いたが、私も最後は「1セット」と思っているので「断捨離」しなくてはならない。メインシステムが2セットも有るので悩みが付きません。どちらを選択するか等現在では論外です。それぞれ表現する世界が違うので一概に決められません。


最後の1セットを作り上げる事に今は集中したいと考えています。自宅システムは今現在「活性化中」で、まだ完成に至っていません。年齢的にも「あと10年」は大丈夫だとは思っていますが、いずれは「断捨離」をしなくてはならないだろうと思っています。

団塊の世代の方たちが「断捨離」し始めている。

2021年01月16日 | ピュアオーディオ
団塊の世代の方たちももう70歳以上になって来た。団塊の世代は「物の無い時代」に少年期を過ごしている。甘いお菓子等あってもとても買えない状況の経済状況に日本全体がなっていた。音楽にも飢えていた。都市部から少しづつ経済的に余裕が出て来ても、田舎の方まで回るには20年以上かかっている。

中学卒業者が「金の卵」と呼ばれていた高度経済成長期に片道切符で上京された方も多いと思う。自分もショルダーバッグ一つで田舎から都会に出て来た。そんな時に「音楽」を聴くことが非常に慰みになってくれた。その延長線上に「オーディオ」(ステレオ)が有った。時は1970年代、爆発的にオーディオ機器が出現し、大きなマーケットになっていった。

オーディオに凝ると、大型化・高音質化・・・と価格もすごくなるが大きさも一人で扱えないサイズになる。オーディオ雑誌で過去の名機や新着の最新機器等の紹介記事が雑誌をにぎわせ、「オーディオ全盛時代」が1980年代にやって来た。

1950~1970年代の名機達が、某オクを見てると時々出品されることが有る。結構な寮出る時もある。50年以上に機器やSPユニット等、「オーディオマニア」でないと持っていない代物である。オーディオを趣味にしているものには「お宝」でも、オーディオに興味のない方には「ゴミ扱い」される。悲しいかな?



自分も奥方から言われている。「ゴミ(オーディオ機器)は早く処分してね、後の者が処分に困らない様に・・・」と。おいおい私はまだ60代だよ。そんなに急がせるな・・・と云って宥めているが、いつまで続けられるものか? 機器を少し集め過ぎました。少し減らして行きたいとは思う。


SN比が良いとはどんな事か?

2021年01月15日 | ピュアオーディオ
音質アップの為に機器を入れ替える(上級化へ)事が一般的です。変える事でSN比が良くなり、「音質アップ」した様に感じる事がある。



そもそも、「SN比」が良くなると云う事はどんな事か? 「ベールを被った音」の「ベール」が数枚剥がれた・・・と云う様な事を経験されたはずだと思う。



自分流に「SN比が良くなる」と、「静寂感」が良くなる。機器によってSN比が良くなる事もあるが、それよりも「ケーブル」や「配線」による影響の方が大きい。本当にSN比が良くなると「ベール」が無くなり、「見通しの良い」音になる。


「ケーブル類」と云うと、「ラインケーブル」をまず挙げる方が多いと思うが、本当は「電源ケーブル」の影響の方がずぬけて大きい。ただし、2000Hrの鳴らし込みをしないと、本当の事は分からない。個人的には、すべての機器の「直出し電源ケーブル」を「インレット化」して、自作の特別な電源ケーブルを使う様にしている。

「電材」とも呼ばれる電線だが、良い電材を探し出すのは至難の業だ。国産のケーブル類も色々試したが、どれも「どんぐりの背比べ」で使い物にならない。ベルデンやWEの線も試したが、どんぐりの背比べ的で「革新的」とは言えない。「革新的な電材」を探す事が必要です。

同じケーブルを聴いても「革新的」な事に気付かない方のなんと多い事か?


「お守り」疲れ?

2021年01月14日 | ピュアオーディオ

連日、6つのシステムの「お守り」をしています。システム数が多いので「鳴らし込む」のも楽では有りません。最近は少々疲れ気味です。サブシステムの3セットのお守りを負担に思えてきます。現在の関心事は自宅システムのサウンドの仕上がり具合です。


最近は毎夜、22時から23時or23時半まで聴き込んでいます。かなり良くなって来ましたが、まだ「音のバランス」が完全に埋まっていません。ここは、「鳴らし込み」でしか補強できない処なので、鳴らしながら埋まって行くのを待つしか有りません。理屈が分かっていない方ならここで投げ出すでしょうね。2000Hrの重要性が分かっているので、私はじっと待ちます。何事も無いかの様に、毎日鳴らしてやるだけで、「鳴らし込み時間」を稼いでいきます。

ハード的には何も必要が有りません。ただ単に「鳴らし込む」だけです。累計で2000Hr以上が必要なのです。

音楽部屋の5セットのSPはお守りし切れない

2021年01月13日 | ピュアオーディオ

ついつい調子に乗って増やしてしまったサブシステム。SPが5セットも同じ家にあるとお守りし切れない。過剰なアンプの数でもある。今年はまずは「減らす事」から始めざるを得ないのかも・・・。


マルチアンプシステムをサブシステムにも導入した事が間違いかも・・・。このアンプシステムは「自宅システムの予備用」なのです。自宅システムで何処か壊れても直ぐに入れ替えが出来る様に準備しています。現在の処、自宅システムも安定していて、直ぐには必要性は感じない。予備なので「予備」としてストックして置くべきと思っている。その間は、大変でもお守りしなくてはならない。

サブシステムも現在では不満がない

2021年01月12日 | ピュアオーディオ

サブシステムも現在では大きな不満はない。3つのSPシステムが有るが、どれも良く鳴っていると思う。サンスイSP-2005等息子に聴かせたら「JBLサウンド」と勘違いしていた。息子はRCAWフロントロード箱にD130×2発と中高域はオリンパスと同じユニットを使っている。ホーンはHL90(お化けホーン)を使用している。7年間私と一緒に「機器の音質比較」や「システム比較」、ケーブルの開発における比較試聴等をやっていた。だから、かなり耳は出来ている。その彼が「JBLサウンド」と間違うくらいSP-2005は良く鳴っている。


CORALのFLAT6も一般のラインケーブルからNo3グレードのケーブルに交換したら、激変的に歌いだした。内部配線のグレードを上げようとも考えていたが、そのままでも十分聴き答えが有る。D208システムはもう少し低音の量感が欲しいと思う事は有るが、透き通った質感とシンバルのアタック音とか申し分なく、いつまでも聴いていられる質感になっている。

どのシステムも良くなってきているので、手を出せなくなってる。こうなるとオーディオ的には面白くない。触れなくなってしまう。