Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ようやくシステムのサウンドが落ち着き出した

2013年03月12日 | ピュアオーディオ

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昨年の10月位から「左チャンネルの不具合」が出ていましたが、「ネットワーク内配線」の不具合と判り、その対策が完了して落ち着いて来ました。バランスつまみの位置が10時の方向だったのが12時の方向に戻っています。おかしかったのは「中音」の配線だけだったのですが、低域も高域も大幅に変わっています。「グレードの揃った」サウンドが両方のSPから出ていますので安心して聴く事が出来ます。

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SP‐707Jシステムの出しているサウンドでも十分だと思っていますが、続けてオリンパスシステムを聴きますと、やはり数段上のサウンドがします。音のキレや粒立ち、低域端や高域端の印象が随分と違います。システム上の違いは「外部DAC」の有無に有ります。707Jシステムにも外部DACが必要だと感じます。

どんなDACを組み合わせるか?を悩んでいましたが、試しにDACを1台注文しました。

私の場合は、機材の「潜在能力」を引き出して使いますので、同じ機材でもグレードが違うくらいのサウンドを出します。どんな変化をしてくれるか楽しみです。ケーブル類の準備をしておかないといけません。


次の音質対策は「ネットワーク」になると思う

2013年03月11日 | ピュアオーディオ

SP-707Jシステムの「左右のバランスがおかしい?」件は、どうやらネットワーク内部の配線の不具合の様でした。おかしかった配線を造り変えてやり直しましたら、バランスも中央に戻って来ました。

オリンパスシステムもネットワーク内配線のグレードを合わせて、随分と良くなって来ています。メインシステムの2セットが、ようやくトラブルもなく使えるようになりました。そうなって来ると気になり出すのが「音のバランス」。

どちらにもJBL純正のネットワークを使っています。SP-707Jには「N500・#3105」、オリンパスには「#3152・#3105」。N500と#3152は内部をシリコン樹脂で固めて有りますので、殆ど手を入れる事が出来ません。もっとも低域と中域には大きな不満は有りませんので触らなくても良いと思います。問題は高域の#3105ネットワーク。私の耳には「電送ロス」が大きく、高域成分が殆ど出ていないのでは?と思える程、高域が伸びていません。また質感もザラ付いた様に感じます。この部分が良くなれば現在ストレスに感じている質感が大幅に改善すると思います。

500Hzクロスの方のネットワークをもう少し落着かせてから手を付けたいと思います。


うれしいお便り

2013年03月10日 | ピュアオーディオ

自分の作った商品で、お客様に喜んでいただける事が何にも代え難い喜びです。サラリーマンの時代には、いくら工夫改善したり、新商品を開発してもそれは「会社」のモノで有り、「大きな歯車の一部」的な存在でしかない訳で、個人の名前が表に出る事はめったにないでしょう。それに対して、自分で開発した商品を世の中に出して行くと云う事は、大きなリスクを背負いながらも「お客様の喜ぶ顔」と直結しているからです。

お客様から以下の様なメールを頂戴しましたのでご紹介します。

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ご無沙汰しております。

現在、ゴールドスター化したパワータップ+ゴールドスター電源&ラインケーブル+シリウスSP+トレールSTM22(特注)の組合せで、その素晴らしいパフォーマンスを満喫しております。
ONIXツィータ用のシルバースターケーブルも快調です。
お陰様で、私のAccuphase+DS-10000のシステムは自分だけでは到達しえない高いレベルにまで達することができました。ありがとうございます。
                               岡山県H氏様より(2013.03.09)
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上述お客様は、サラリーマンで深夜クラシック音楽を楽しまれています。ほぼ毎日楽しんでいらっしゃる様です。以前お見えになった時は質の高い室内楽のCDを沢山お持ちになりました。


オリンパスシステムのネットワークを修正

2013年03月09日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムを、マルチアンプ方式からネットワークシステムに変更して、大幅な「音質ダウン」をしています。これは当初から予想していた事ですが、チョッと予想より大きな落ち込みです。

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上の写真で「井上揚水」のCDの下に有るのが「500HzネットーワークBOX」。初めに取り付ける時に専務に確認して使ったのですが、内部配線のグレードが違うのでは?と聴いて行くうちに確信しました。そこで一昨日内部を開いて実際に確認しました。予想通りの結果で、直ぐさま修正を依頼しました。その修正が完了して仕上がって来ましたので、再度接続して「音出し確認」をしています。

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音出し確認はBGMで2時間程鳴らしてからしました。音のバランスがまったく違いますね。本来のバランスになった事と、情報量(音数)が非常に増えました。繊細で有りながらスケール感を出して来ます。ネットワーク方式にした事で「味」が有ると前に云っていました。それが更に大きな「味」になって来たようで、ネットワーク方式でありながらマルチアンプクラスの音質になっています。

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このオリンパスシステムは「一本のケーブルの思想」で、「CDPのOUT~SPユニット」間を作っています。ネットワークの処でケーブルの太さ(容量)が小さくなっていたので、ここがネックとなって音質不足になっていた様でした。


最近D2Xsの出番を増やしている

2013年03月08日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

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D2XsにタムロンSP90mmF2.8マクロレンズを付けて写真を楽しんでいます。D2XsはDX機なので、焦点距離が1.5倍になります。90mmのレンズだと135mm相当になります。

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タンポポならこれくらいのサイズまで寄れますが、

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オオイヌノフグリではこれが限界。これ以上倍率を上げるにはマニアルでアダプターを付けて撮らないといけません。チョッと前ピンです。

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あちこちのお宅の玄関にパンジーが咲いています。

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白モクレンの花も咲き始めています。この1週間程は暖かい様ですので一気に満開になってくれると思います。

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この花はヒヤシンスだと思うが?

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小さな花で可愛いのですが名前が判りません。

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今日のお目当てはこの花。(ヤマトナデシコ)連日通っているのだが、ようやくこの1本が咲き出していた。もう直ぐすると庭一面に可愛らしい花が咲き乱れます。毎年楽しみにしている花です。

D2Xsも購入して2年になりますが、今まで自宅に置いていた為、触る頻度が極端に低くなり、死蔵に近い状態になっていました。現在は自宅にいますので、季節の写真をメインに使いこなしてやろうと思っています。





SP-707Jシステムの音出し確認

2013年03月07日 | ピュアオーディオ

先日ネットワークの不具合を修正してやっと本来のサウンドが出る様になった。それがどの程度の「音数」や「質感」で、音楽を聴いた時の印象は「イメージしたサウンド」とどうなのか?を確認した。

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まず音数の状況。SPの存在を感じさせない様な鳴り方で、マルチアンプシステムに匹敵する様な鳴り方に変わった。

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使ったCDはユンディ・リの「ショパン:ノクターン」。前面一杯にピアノが広がり、ユニゾンの響きさえ判る程の分解能になっている。余韻タップリで、低域の力感もエネルギー感も十分な響きが得られている。

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ドライブしている機器は上の写真の機器で有る。クロックにルビジウムを追加している。CDPはEMT#981をそのまま使い、ライントランスをへてプリアンプに入っている。ライントランス・プリアンプとパワーアンプは自作品で、内部配線をSuperTrail仕様にしている。

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ハイルドライバーの後ろに有るのがN500(16Ω)ネットワークを入れた「ネットワークBOX」。ノーマルのN500では端子の数が足りない点と、取扱いを容易にする為に「木箱」にSP端子を取り付けている。先日補修したのはこのN500からSP端子への配線。

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SPを前面から見るとこんな具合になる。CDスタンドの置き場所が無いので、ハイルドライバーの上に置いている。

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特製のアンプ。オンリーワンのアンプなのだが、まだ完全に完成した訳ではない。4月以降に手を付けて完成させる予定。単純に音楽を楽しむ事ぐらいは出来るが、完成度の面でもう少しメンテいないといけないのです。


「音質アップ」は科学的な考え方で

2013年03月06日 | ピュアオーディオ

自分のシステムを「音質アップ」したいと考えている方は多いと思う。その為に「機器の買い替え」、「ケーブルの買い替え」、「電源部の強化」等をされていると思う。

機器やケーブルのとっかえひっかえをいくらやっても「偶然の産物」(まぐれ)しか手に入らない。何故ならば、「音質を良くする原理(理屈)・悪くする原理」を考えようとしていないからだと思う。
8年間かけて色々と実験をして来たノウハウから、独断と偏見で「音質」について述べて見たいと思います。

ステレオシステムで、音質に大きく影響する部位は大きく4点に分けられる。
1)SPシステム
2)アンプ、CDP等ソース機器
3)ケーブル類(電源ケーブル、ラインケーブル、SPケーブル等)
4)電源部

1)SPシステムに付いて・・・音はすべてSPから出て来る。表現力の可能性はSPが担っている。各帯域とも一つのユニットではすべての音が出る様にはなっていないと云う事実。使って有るユニットが出せない音は出ない。また「音が活きている・死んでいる」はそのSPのセッティングで決まる。

2)ソース・アンプ機器について・・・ソース機器(CDP・アナログ等)は出来るだけ音数の多い機器がベターである。(ごく当然の事) ただ、ソース機器は「音色」も併せ持っているので、自分の好みも大切。
 人間で云うならSPは「身体」で、アンプは「血液」に相当すると思う。どんな血液を流すかでSPから出る音の密度や雰囲気音・空気感等が変わって来る。
 使用するSPユニットと相性の良いデバイスを選択する事も重要。例えばコーン型・ドーム型ユニットにはTr型アンプ、コンプレッションドライバーを用いたホーン型には管球アンプの相性が良いと思う。Tr型アンプと管球アンプそれぞれに、グレードによって「質感」や「音の厚み」が違うので、ひとまとめで論じられるほど簡単ではない。

3)ケーブル類について・・・電源ケーブルやラインケーブル・SPケーブルのメインラインのケーブルも大事だが、一般には「ケーブル」と認識されていない所にも「ケーブル」は使われていて(アンプ内配線・SP内配線等)、それらのグレードがほとんど無視されている場合が多い。

 ケーブル類には「物性」の音が有る。柔らかいケーブルからは「やわらかい音」が、硬いケーブルからは「硬い音」が出る傾向が有る。(SP箱も同じ傾向が有る)
 また他にも材質の違いでも「音数」や「周波数特性」が変わって来る。メーカーによっても構造や太さが違えば質感やバランスが変わって来る。

基本的に「何に替えても音は変わる」・・・この中で「どの音が良いのか?」自分で選択する必要が有る。

4)電源部について・・・「壁コンから直接電源を取っているから一番音が良い」と思っている方が非常に多いが果たしてそうだろうか? 私の経験では質の良いタップから取った方が良い音質になる。アイソリューション電源等で経験された方は理解出来ると思う。200Vトランスから100Vにステップダウンされて電源とされている方も多い。確かにトランスは「安定化」させるのには効果的だと思うが、重要なのはそのトランス周りに使われている「ケーブル」だと認識している。粗悪なケーブルを使えばすべてが台無しである。

機器に使われている「電源ケーブル」は機器の性能に直結している。良いモノを使う事が重要だが、何を持って「良いモノ」と判断するのか?・・・これが難しいのである。個人的には「音数」と「周波数特性」で決めている。「音数」と「周波数特性」は同時に変わる。何故ならば1本のケーブルでそれが変わるからである。

まだまだ掘り下げた内容にするには行数が足りない。誰でも「持っている技術」を使って仕事を遂行するが、オーディオは「趣味」で有り、仕事と同じ考え方にはなかなかなれない為に、その原理原則を考えようとしない処(面倒くさい)に一つの問題が有る。

「良い音が出る」にも「悪い音が出る」にもそれぞれ理屈が有り、それが理解できれば「まぐれ」ではなく「音質アップ」出来ると思う。仕事と同じ様に「科学的な進め方」が大事だと思う。


3セットのシステムをまだ本領発揮させていない

2013年03月05日 | ピュアオーディオ

①SP-707Jシステム ②オリンパスシステム ③BC-Ⅱシステムの3つのシステム共に、まだ本領発揮のサウンドになっておりません。

①のSP-707Jシステムの状況・・・ようやくネットワーク箱内配線の修理を終えて、本来のサウンドになって来ているが、もう少し音数の増加が欲しい。DACの導入を検討している。

②オリンパスシステムの状況・・・一応サウンドが出ているが、音数が少ないように感じる。どうもネットワーク内配線のグレードが低い(指定のグレードになっていない?)様に感じられ、内部の配線を確認しておく必要が有る。

③BC-Ⅱシステム・・・電源用パワータップがトラブルの為、修理に出している。これが帰って着ないと本来のサウンドにならない。

・・・と各システムともまだ満足はしていない。ネットワークシステムでマルチアンプシステムに匹敵する音質を出せる様に努力を重ねたい。


SP-707Jシステムの不具合対策

2013年03月04日 | ピュアオーディオ

昨年の10月位からSP-707Jシステムは「チョッとおかしい?」と思える不具合を抱えていました。症状は「Lchの中音の#375から音が出ない・出ても音量が低い」と云うものでした。これが常時発生している訳でもないのです。「気が付いたら音数が少ない?」状態となり、左右のバランスが狂って、全体のサウンドがおかしい?と感じるのです。

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原因として①ネットワーク箱内配線の不具合 ②#375の不具合 の2点が考えられ、昨年11月にそれぞれ点検して、ネットワークのメインラインのネジの緩みを是正していましたが、それでも発生していました。昨日、またLch#375から音が出ない症状が発生し、色々とテストをして場所の特定を推定して見ました。その結果、ネットワーク箱内配線が怪しい?と結論に至り本日バラして見ました。

良く見て行くと#375用の端子の配線に「ルーズコンタクト」が発生しておりました。ようやく原因が判り、半田付けにて「修正」をしました。非常に特殊な配線材でやっていますので、11月の時には見つけられなかったのだと思いました。

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修理が済んだので「音出し確認」を2時間程して見ました。本来のサウンドが出てホッとしています。スケール感が大きくなり、繊細で艶やかで、低域が沈み込む様に出ています。今まで聴いた事のないスケール感でした。


サクランボの花が満開

2013年03月03日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

例年3月1日満開のサクランボが平年並みに満開になりました。

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つぼみのふくらみ時点では1週間程早い感じだったのが、気温が上がらなかったので平年並みにズレてしまった。

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2階の窓からの写真です。朝早くからメジロがやって来て3時間くらいみっちりと蜜を吸っていました。

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今日は久しぶりにNIKON D2XsにタムロンSP90mmマクロを付けて持ち出して見ました。

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自宅近辺の住宅の敷地には梅の木が多い様に感じます。この梅の木は良く手入れされており「八重の花」ですね。しだれの梅も結構多いです。

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椿かサザンカなのか判りませんが、もうそろそろ終わりかけています。

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このしだれ梅は前回DP2Xで撮ったモノと同じ木です。DP2Xは「撮っている」感覚が殆ど有りません。それに比べD2Xsはファインダーから覗きこんで「シャキッ」としたシャッター音で気持ちが良いです。

NIKONのカメラは銀縁カメラ時代からやっていますが、1桁機のF2A、F3T、F4、F-100と使って来ました。F2とF3のシャッター音にD2Xsは良く似ています。私は「シャッター音」や「ファインダーの見え具合」も機器選択の対象にします。シャッター音だけならF4は良かったですね。

D4が出ている時代にD2Xsでは古臭いでしょうが、基本的なカメラの性能は十分に有ります。プロでも有りませんのでこれくらいで良しと「足るを知る」で良いと思っています。