45年もオーディオの趣味を続けて来ると、SPやアンプを程々に買い替えて来る訳で、今考えると「散財」が多かったな・・・と思う次第。長年かかってやっとこの辺の処が判って来た。
真っ先にやる事は「SPシステムを決める事」だと思う。メインのオリンパスシステムにしろ、自宅システムにしろ「SPシステムが成長」して来た。ユニットが増えて来たと云う事。メーカーオリジナルでは出ない音や質感がある。メーカーと言えども金額の制限や技術の未完な部分があると云う事。

SPシステムとアンプのドライブ力や表現力には当然好みが入る。それは経験で重ねたノウハウでも有る。そのノウハウは個人個人で違う。好みが違えば受け止め方も違うので当然の帰結。だからオーディオには「共通項」が多いのに異なる評価が目立つ。
スピーカーの能率とアンプの出力の関係でも、例えば自宅システムでは常用出力は0.01W/ch程度、オリンパスシステムで0.5W/ch程度。これはアンプの出力メーターのデジタル表示で確認している。(VUメーターでも同じ)
オリンパスシステムには以前アキュフェーズM-100(300W)を使っていたが、非常におとなしいアンプでMC2500の250W/chの方が馬力が有った。出力よりメーカーの方向性が違うのだろう。サイテーションXXは200W/chであったが「ぶっとい音」(音の粒子が大きい)であったが、中高域と質感で繋がらなかった。
過去に色々とアンプ遍歴をして来て、今でも遍歴を繰り返している。その挙句、45年前のアンプを今頃試している。おかしな事をしていると笑われそうです。