P)アルトゥール・ルービンシュタイン Vn)ヘンリク・シェリング C)ピエール・フルニエ の3人のトリオの演奏を最近は良く聴いています。
秀逸なのはやはりシューベルトのピアノ三重奏曲第1番と2番。若い頃(20歳頃)この演奏のレコードを買いました。今でも持っています。その時からこの演奏には惹かれています。
現在はCDの復刻版で楽しんでいます。シューベルトは「対位法」を知らなかったらしく、旋律と和音で作曲しているので、メロディラインがとても素晴らしく覚えやすいです。いつも聴いているとうとうとして癒されます。
他にはブラームスやシューマンのピアノ三重奏曲も聴きます。「ブラームスはお好き」では有りませんが、ピアノ三重奏曲の1番の出だしなどとてもロマンチックなメロディです。ブラームスはピアノ四重奏曲、弦楽五重奏曲、弦楽六重奏曲と名曲が目白押しです。
歳を重ねて来ると大編成の物もたくさん知っていますが、小編成の「室内楽」に行きつきます。ソリスト同士が丁々発矢した演奏はなかなかの聴きごたえが有ります。若い頃は「室内楽」と聞いただけで見向きもしない様な状態でしたが、シューベルトのピアノ三重奏曲が「室内楽」や「器楽曲」(例バイオリン・ソナタ等)の扉を開けてくれました。じっくりと楽しむ時間が有る時は、室内楽や器楽曲をゆったりした気分で楽しみたいですね。その延長でJAZZのピアノトリオ等も聴き始めました。