Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

音質アップの技術を手に入れるには・・・

2018年10月15日 | ピュアオーディオ
オーディオをやっていれば「出来るだけ良い音質」で楽しみたいと思うはずだ。この「出来るだけ良い音質」と云うのが曲者で、一体どの程度の事を指すのか皆目分からない。多分に「現在出ている音より良ければ・・・」という処であろうか?誰しもここからが出発点である。「教えてくれる」人がいるのか?いないのか?でも変わって来るが、基本的にオーディオの「音質探求」は誰も教えてくれない・・・と思った方が良い。

良い職人は、親方の作業を「見て・聴いて(五感を使って)コツ(技術)を盗む」と云われる。自分も他人の良い処は、真似(模倣)したり同じ機器に揃えたりして来た。

技術者は「原理原則」を考えて行動するし、「再現」出来る事が技術の証。4Mでモノを考え、PDCAサイクルを回していく。その為にはまず「調査」し、着眼大局して置く事だ。

技術を持たないモノは持った人の模倣から始めて、実際にやって見てその良し悪しを選択し、方法を考案し、実践して見て・・・と能動的に行動して行く。

この時に大事なのは「行動」だ。いくら良い考えを持っていても実施しなければ「何もしないのと同じ」事だ。少しのアイデアでも実施すれば一歩先に踏み出すことが出来る。この一歩を怖がって(失敗を怖がる)うじうじしていても何も始まらない。

「音楽」は芸術である。聴き手にも感性を要求される。特にステレオの音色や質感はこの感性に非常に効いてくる。電気特性で測れないのが音色で有り質感である。自分の場合、この音色や質感と音の出方に非常に拘って来た。