Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

音質が良いとは何を指すのだろう

2018年10月08日 | ピュアオーディオ
少しでも良い音で「音楽」を聴きたい。そう願って45年以上前から「音質アップ」を意識していた。機器のグレードアップに明け暮れた30年を過ぎ、ケーブルを色々試して見たら、この部分に大きな音アップの根源を見出した。

「出て来る音」は電源の優劣・電源ケーブルの質と量・ラインケーブルの質と量・SPケーブルの質と量、機器内部の配線の質と量に起因する。部屋の残響特性や容積・強度も関係するが、「出音」が悪けりゃ「部屋」ではカバーできない。単なるごまかしになる。「出音」の質を上げる事が非常に重要だ。

「出音」の質が良ければ「部屋の影響」に関係なく、ハイグレードなサウンドを満喫できる。しかしながら、「音質」の管理指標がいまだ測定できない事がもどかしい。

「調整」や「好み」・「相性」等と云う言葉は「客観的な音」の比較において、それなりの理屈が有る。その理屈を「指標」として説明できなければ単なる「逃げ言葉」で有る。

本当に「客観的」に良い音(音質)は誰がきいても納得できる音であるはず。評価する側の人間の「耳」が出来ていない。オーディオマニアの半数は「聴く頻度」が低く耳が出来ていない。(良い音が判っていない)残りの50%の中でも45%の方は「飛ばない鳥」で有る。「私は電気の事は判らない」、「ケーブルは理解できない」等と簡単に投げ出している。

雑誌で色々な評論家が同じ機種の音質評価で「百家百論」で昆がらせている。感じ方と云うより試聴の方法が統一されていないからだ。耳が出来ている方が同じシステムで比較試聴すれば同じ様な印象を持つと思うが、同じ評論家でも立ち位置の違いや耳の鍛え方で「発する言葉」や「表現の言葉」が変わって来る。・・・当然参考程度で当てには出来ない。鵜呑みにする方がいること自体私には理解できない。