Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

タンノイのSPについて その2

2016年09月04日 | ピュアオーディオ
タンノイの旧オートグラフのバックロードホーンシステムのサウンドやモニターレッド、モニターシルバー、モニターゴールド、HPD385等のユニットの音も聴いた事がある。どれも「音の品位」が高い。音楽を楽しむには十分な性能がある。下手な3ウェイ・4ウェイのSPより音のバランスが良くて、質感が良くて・・・とほめ言葉が尽きない。

しかし、私自身がその良さを認めつつ、メインシステムに据えていない事には理由がある。「生演奏の雰囲気」という面、特に「エネルギー感」の再現に不満がある。

また、ALTEC・タンノイの「同軸ユニット」にしたら、「他に触るところがない」と言う贅沢なジレンマがある。安く良い音質・質感で「音楽を楽しむ」と言うことならどちらも文句なしにお勧めできるスピーカーだ。

タンノイの同軸ユニットにはサイズの違いで若干のニュアンスの違いがある。38㎝クラスは箱のサイズも大きくなり、スケール感も大きくなる。その分チョッと大味になる傾向もある。その辺は組み合わせるアンプやセッティングで詰める必要がある。

個人的には25㎝や30㎝クラスの方が「音のバランス」が良い様に聴こえる。タンノイの場合は30㎝クラスがベストだと思っている。フロアー型なら30㎝ユニット、ブックシェルフタイプなら25㎝クラスと思っている。

スターリング発売以前の古いユニットの作りの方が誰が見てもよい作りだと思う。スターリング以降タンノイ社のユニットの裏面の作りは非常にお粗末な作りになっている。単体のユニットとしてのデザインではない。