Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

20歳頃の憧れのSP達を30年経って手に入れて・・・

2016年09月02日 | ピュアオーディオ
良く「子供の頃に憧れていたおもちゃを大人になって手に入れた・・・」という話を以前よく聞きました。おもちゃの鉄道模型や鉄人28号の模型、ヒーロー達のプラモデル等(仮面ライダー・ガンダム等々)、欲しかったが子供の分際では到底手に入らなかった物が、自分で働くようになり、自分のお金で好きなだけ買えるようになって・・・。子供の頃の夢の実現・・・。

オーディオも似た様な事が有ると思います。私も20歳当時(1975年頃)憧れのSP達やアンプ類がありました。JBLの#43シリーズの38㎝ウーハーを使ったシステムやオリンパス、SP-707J、L-101等、当時非常に人気が有りましたが、部屋の環境や価格のせいで買えませんでした。その後20代半ばで#4343を手に入れて「これでSPは終わり」と思っていましたが、20年以上使ってくると、色々と不具合な点や劣化も進んできます。マルチアンプにしたりケーブルを交換したりとその場その場で自分にできる事をして来ましたが、50歳ぐらいになって、思いっきり一度やりたいと思ってオリンパスやSP-707Jを手に入れました。20歳頃の憧れのSPを手に入れました。

しかし、手に入れたのは良いけれどなかなか思うようには鳴ってくれません。何が問題なのか?を自分なりに仕事で使う技法を使って解析していくと、「原理・原則」を考えずにやっていたのですね。その後は「管理指標」と云うものを自分なりに見つけ出して、それに合致するか否かで判断して行くようにしました。昔の憧れのSPを手に入れたは良いが、そのSP達をうまく鳴らすには「自分のスキル(技術)」を上げる必要があります。その点が抜けていたように思います。オーディオで良い音を出すには「技術の習得」が欠かせません。オーディオ機器も「電気機器」であると云う事です。電気の事を少し勉強しないと先には進めません。