Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

タンノイのスピーカーについて

2016年09月03日 | ピュアオーディオ
私の記事を読んでいる方は、「JBL」至上主義の様に思われるかも知れませんが、ALTECやタンノイのSPも使っていた時が在ります。クラシックを主に聴くので「タンノイのSP」は特に気にかかる存在でした。

24歳頃(JBL#4343を買う前)はタンノイ:アーデンをLUXMANのSQ38FDⅡで鳴らしていました。この組み合わせではその前のJBL:L-100の組み合わせの時より非常にストレスを感じてしまいました。本来はこのアーデンで最後のSPにする筈でした。結婚直前に購入したもので、これがSPの最後と思って買いましたが、アンプも鳴らすスキルも含めて「力不足」で鳴らし切りませんでした。その後2年ほどで#4343に交換してしまいます。



その後も「タンノイ」は気にかかるSPでした。15年前にオリンパスやSP-707Jを買った頃、レクタンギュラーヨークも購入しました。ユニットはHPD385でした。(アーデンもHP385)このレクタンギュラーには、Mcintosh:MX110+自作EL34ppモノラルアンプ×2台の組み合わせで鳴らしていました。この時の組み合わせで聴いたブラームス:交響曲第2番(ベーム指揮)には思わず聞き惚れてしまいました。今でも鮮明に覚えています。耳当たりが良く、過不足ない帯域再生、艶やかな弦楽器、木管楽器の柔らかさ、金管楽器のホーンらしい響き・弦楽器の胴鳴りの響きは特に素晴らしかった・・等々、クラシックを聴くならこのSPでも十分だと思いました。



タンノイは他にもⅢLZ自作箱仕様も用意し、SP-LE8Tとよく聴き比べをしていました。メーカーオリジナル状態ではⅢLZの方が完成度が高く、コーンの口径が小さい分、小気味良い低域でレクタンとはまた違った良さが有り非常にお気に入りでした。ⅢLZでヴォーカルやストリングスを聴くと、非常に心地よくて何時までも聴いていたい気分にさせてくれました。



この辺で止めておけば良かったものを・・・と半ば後悔をしています。その後、JBLのユニットを使ったSP達を本格的に鳴らす為に資金をつぎ込んでいきました。