Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ケーブル類の選択 その⑤ (音質アップの基礎技術追求)

2016年05月04日 | ピュアオーディオ
ケーブル類の組み合わせの事まで書きましたが。「材質」の事も考えなければなりません。一般的には銅線が使われていますが、その製法も太さも撚り方も・・・と種々様々です。

「ケーブル」の使命は「前からの情報量を漏れなく後の機器に伝える事」です。前の機器から「情報量の欠落した」伝送を行えば、いくらアンプが高価で性能が高くても「情報量の増加」は望めません。またその機器から次の機器に伝送するのに、「ケーブル」ですべての情報が送り出せないのでは「音質劣化」にしかなりません。我々が知らない処で大きな「伝送ロス」が出ている可能性が高いのです。

そもそも「ケーブルはこれで十分だ」と云えるものは世の中に存在しません。ケーブルの伝送の追及をして来ましたが、まだ先が見えないのが実状です。単純に「中途」なのですが、その「中途」の立ち位置が少し変わっているだけです。

ソース機器がどれだけ情報を出しているか?アンプがどれだけ増幅しているか?SPがすべての音を出しているか?は誰も知らない世界だと思う。実際問題として、個人的に進めている「SPケーブルの極太化」をいくらやっても底が見えない。・・・「何処までアンプは情報量とエネルギーを持っているんだ????」と思っています。

材質の違うケーブルを比較したことも有りますが、「材質の音」は歴然と有ります。良い銅線はしなやかで艶っぽいサウンドを出して来ます。銀線はカチッとした締まりが良く、高域特性が伸びています。しかし、これもメーカーの製法でかなり変わって来ます。自分の求める音に近いモノを「自分で作る」事が出来なければ、何時まで経っても「中途半端」なままです。