Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ケーブル類の選択 その⑦ (音質アップの基礎技術追求)

2016年05月06日 | ピュアオーディオ
オーディオ評論家と雑誌が作り上げた「オーディオ観」(機器偏重主義)では「音質アップ」には限界が有ります。個人的に①機器 ②ケーブル ③部屋 ④オーナーのスキル の要素が等分に有ると思っています。

この項で申し上げたいのは、「機器と同じくらいケーブルは重用だ」と云う事。ケーブルに対する認識が変わらなければ「激変」レベルの音質アップは望めないと思っています。

ただ「ケーブル」は性能が高くなればなるほど「反作用」として、「一時的に音のバランスを壊す」(ふん詰まり現象)事象が発生します。これは「ケーブル」が悪いのではなく、ケーブルの伝送力に機器が追いついていかない為に発生する事象で、そのまま続けて鳴らし込んで行けば収まって来ます。

理屈的に考えて見れば、「電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブル」を交換するわけですが、機器の内部配線に使われている配線(ケーブル)より遥かに「極太」な訳で、当初から同じ伝送が出来るはずが有りません。

ラインケーブルや電源ケーブルは「プラグ」の制約が有り、何処までも「太く」する事は、取り回し等の使い勝手も考えると制限が出て来ます。しかし、SPケーブルは制限が非常に少ない部位です。この部分を「何処まで太く出来るか?」を個人的に追求していますが、太くすればする程更に音数が増えて来ます。何処で「終点にするか?」の判断はオーナーが決める事です。