Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ケーブル類の選択 その③ (音質アップの基礎技術追求)

2016年05月01日 | ピュアオーディオ
RCAケーブルを「ブラックスーナーφ11mm」に交換して、「激変」レベルの音質アップを果たしましたが、次は「SPケーブル」にしたらどうだろうか?欲張って「4本仕様」で作って見たら・・・と思い、早速作って見ました。アンプ側・SP側共に「棒半田仕様」で作成しました。ここで、一つの難問? SP端子側に取り付けるには「ケーブルが硬すぎて・太すぎて」と思われ、オーディオテクニカのSP端子アダプターを購入して、SP端子側をクリアしました。

早速聴いて見ると「まるで全然ダメ・・・」でした。と云う事でしばらくは元のWE14GAに逆戻りです。・・・「しかしなんでだろう????」と考えて、ブラックスーナーの棒半田部の直径を測定するとφ2.3mmでJBLのSO端子の穴がφ2.5mm有ります。これなら直接取り付ける事が出来ると判断しました。ただ硬いケーブルなのでSP端子が回って緩まないような取り付け方法を考えて、向きに注意して取り付けました。その結果は「激変!!!」しました。SP端子アダプターの材質が悪くて、このアダプターを通すとケーブルの良さをすべて消してしまう事が判りました。この事から、バナナプラグやアダプター類は全て「音質確認」をしてからでないと使えない事を学びました。

RCAケーブルも最初は[1本」のケーブルで+・-の配線にしていました。ケーブルカタログを見ると、「芯線」と「メッシュ線」では材質が違う事や構造も異なるので、「芯線同士」や「メッシュ線同士」で+・-にしてサウンドを比較して見ました。芯線同士のサウンドは「劇的な良いサウンド」になり(力感が有って鮮度感抜群・情報量も多くキレ・ヌケ・ノビが感じられる)、「メッシュ線同士」で作ったケーブルは、音数はそこそこだと思いましたが、エネルギー感が全く出ません。当然都のキレ・ヌケ・ノビを感じる事が出来ません。芯線同士の音は「ONの音」(前に出て来る力のある音)に対し、メッシュ線同士の音は「OFFの音」(サイドや後方に広がる雰囲気音)の様だと感じました。」

先の実験やその後の実験で「ケーブルの構造」(単線・撚り線・メッシュ線)で音の出方や雰囲気が変わる事を掴んだ。エネルギー感は「単線」が一番強く、次に「撚り線」、最後が「メッシュ線」の順序になる様だと思いました。ただ、「音のバランス」(周波数帯域のバランス)が良いのは「撚り線」で、単線では高域不足を感じます。この部分はこれからのケーブル作りを「暗示」しています。どうすれば「ベストなケーブル」に出来るか?

続く。