Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

TEAC A-7030GSLの録音

2014年11月04日 | ピュアオーディオ


TEAC A-7030GSLも9月25日に入荷して早1ヶ月を過ぎました。来た当初はメカニカルな各部の動きも何処かタイミングがおかしい?様な処も有りましたが、毎日稼働させ続けてきた結果、現役バリバリのマシンの様に活性化して来ました。巻き上げ・巻き戻し等は芯ブレもなく、凄まじいスピードで巻き上げて行きます。

再生は問題なく使えます。ヘッドやテープ走行系は毎日の清掃でかなりきれいになりました。清掃に使った綿棒も凄い数になりました。当該品は「録音が片チャンしか出来ない」と云う事で入手しましたが、1発目の録音では奇麗に両ch録音出来ました。しかしその後、やはり「Rchしか録音出来ない」状況になりました。

約1ヶ月の期間、「録音」に何度か挑戦しています。その度に「機械が悪いのか?テープが悪いのか?」のどちらか判断が付かない状況が続いていました。その間にCDからのダビングで2TR38で5巻程まともに録音が出来ました。

昨日もCDからのダビングで「内田光子/モーツァルト:P協20番・21番」を2TR19cmで録音していました。再生の段になると「20番」はまともに両chとも正常に取れていましたが、「21番」になる頃にはRchのみしか録れていません。同じテープの最初からまたダビングをしますと、今度はLchのみしか録れていません。テープがおかしいのでは?と思い、同じテープを逆方向に録音して見ると、今度は「Rch」しか録れていません。録れないチャンネルがLからRへ移動する要因はテープしか有りませんが・・・。その次にもう一度録音して見ると「正常」に取れています。テープが原因では有りませんね。ようやく原因を特定しました。

テープデッキの「録音」は、CDの普及で使われなくなって久しい・・と思っています。要するに「録音回路が殆ど使われないで眠っていた」と云う事です。その為「録音回路」がルーズコンタクト状態になっていると推定します。この症状を解消する為には、何度でも「録音」して使ってやる事です。まったく録音が出来ない状態(=死んだ状態)ではないので、使う事で生き返らせる事が出来ると思います。2TR19cmにしたのは「録音時間」を長くして、回路の稼働時間を増やす為です。ここ数日は集中的に録音をして見たいと思います。

他に2台オープンデッキを購入しましたが、使われていた状況はどれも同じ状況だと思います。AKAI XD-230Dは「録音回路」が死んでいます。これは修理するしか有りません。同じAKAIのX-165Dは「録音回路」は生きていますが、入力ボリュームがLR揃っていません。かろうじて録音できる状態です。こちらも使う事で生き返らせ様と考えています。

以前にも書きましたが、「中古品」の機器は、「活性化」させるには3ヶ月から半年ほどかかります。使う時間がキーポイントですので近道は有りません。