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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

岡本かの子全集

2011-04-17 21:38:27 | 読書/新聞/映画など
女性の作家でいえば、最近は、林芙美子、向田邦子とつづいて、岡本かの子を読んでいます。

きっかけは、岡本太郎の『美の呪力』です。小さな文庫本ですが、迫力がすごい。共感するところが多い。

岡本太郎から、母親の岡本かの子に関心が移りました。岡本太郎が書いた『かの子と一平』をとおして、夫妻のこともしりました。

岡本かの子の代表的な小説を読みながら、岡本敏子が書いた太郎の交遊録や瀬戸内晴美が書いた伝記『かの子繚乱』などを読み進んで、岡本かの子全集を購入しました。

かの子と一平の人生は、すさまじい。一平があって、かの子があったのは間違いない。そして、この2人がいて、太郎があった。太郎の秘書であり、太郎がなくなる寸前に養子となった敏子がどんな存在であったのかも、関心がある。

かの子の小説が好きです。谷崎潤一郎の小説は好きですが、似たところがある。谷崎潤一郎がかの子の兄の友人でもあり、かの子のあこがれの1人でもあったことは、あとで知りました。わたしは、なんとなく樋口一葉に似たものを感じる小説もあります。

小説家にあこがれ続けてきたかの子が、やっと評価され、すい星のように人気作家になって何年もたたないうちに急死したのは、運命的なものが有ったかもしれません。

文学者であった母の本棚に、林芙美子や岡本かの子の本がそろっていたのを思い出します。かの子が、最初の小説を書いたのが、母が20歳のころです。

おいしいトマトを食べたい

2011-04-17 21:22:38 | Life in Tokyo
おいしいトマトを食べたい!

電車に乗りながら、ふと思った。

新鮮なトマト。畑からとったばかりのトマト。あの味は、忘れられません。農家でいただいたトマトです。

そういえば、ドラムカンにつぶしたばかりの豚肉をいっぱいいれて、おなじくらいたくさんのぶつ切りのねぎをぶち込んで、燃え上がる薪でぐつぐつ煮込んで、みんなで食べたこともあります。農家の庭先でした。

何人でたべたのかなぁ。みんなおなか一杯に食べました。薪の煙がけむかった。夜でした。

24時間営業のスーパーで、トマトを買ってきました。味が、まったくちがう。

最近、農業をやりたいという人の話をよくききます。

that has never before happened in a nuclear accident

2011-04-15 22:54:31 | 読書/新聞/映画など
”The United States Nuclear Regulatory Commission has warned that at least one reactor’s fuel may even have leaked out of the reactor pressure vessel, something that has never before happened in a nuclear accident.”(NYTimes)

すくなくともひとつ以上の原子炉圧力容器から核燃料が漏れているとすれば、原発事故でかつてないことだと、米国原子力規制委員会が警告している。

”A global team led by Hitachi said Thursday that it would take at least three decades to return the site to what engineers refer to as a “green field” state”(NYTimes)

福島第一原発の敷地を、建設前の状態にもどすには、30年は必要だという見方もある。

1年間に361万人受講

2011-04-14 22:24:27 | Netlearning,Inc.
昨年度、ネットラーニングでは、あたらしく361万人に受講いただきました。

土曜日も日曜日も、休みの日もあわせて、1日平均1万人ずつ新しく受講開始していただいていることになります。

毎年のあたらしい受講生は、10年近く、毎年50%ずつ増えてきました。
おそらく、今年度のあたらしい受講生は、500万人にのぼると予想されます。現在までののべ受講生が870万人をこえていることから、1年後ののべ受講生は、1,400万人に達していると予想できます。

ネットラーニンググループの第四世代のプラットフォームは、3,000万人の利用者を前提として、グローバル対応をいっそう強化していきます。

さらに、受講生が数千万人という規模に応じた、あたらしいサービスも開発していきたい。

地震予知への疑問

2011-04-14 12:53:39 | 読書/新聞/映画など
イギリスの科学雑誌『ネイチャー』に、「地震の長期予測や予知は不可能で、東海地震の予知研究はやめるべきだ」などを論じたロバート・ゲラー東京大教授(地震学)の論文が掲載されました。

同論文です。
http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature10105.html

論文の中では、日本政府が毎年発表している地震危険地域の地図と、実際の最近の主要な地震の発生地点とが大きくずれていることが一目でわかるように示しています。


成功しているときが危ない

2011-04-13 11:34:32 | eラーニング・ベンチャー企業
ほとんどの企業は、急成長しているときに危機に陥りやすい。これは、自分をふくめて、多くの経営者のいましめにもなっていると思う。

最近、こんな文章に出会いました。
「どの企業も成功が続いて時の方が危ない。「すべてがうまくいっている」と勘違いしてしまい、新たな問題に気が付かなくなってしまうからです。」(和田一夫・元やおはんグループ会長)

ここまで書いて、いま読んでいる『錯覚の科学』(文芸春秋、2011年2月10日)の内容と共通する部分があるのに気が付きました。この本のなかには、なにか追いかけたり関心がなにかに集中している場合、目前のおおきな出来事にさえ、実験結果では半分以上の人に目撃した記憶さえないというおどろくべき事実が記載されています。

事業がうまくいって、ダイナミックな展開に経営者の関心が集中しているときには、あらたな大きな問題が発生していても見えないのかもしれません。

ところで、わたしが急成長しているときの危険を感じるのは、想定外の状況が発生したときの対応力の弱さです。急速に変化することができません。組織ものびきっている。

急成長をおいかけるという思想の中にも弱点があるのかもしれません。世界一が見えた時のトヨタに、経営思想のゆらぎがあったように思います。急成長や世界一ということは、本質的なものではないのでしょう。



原子力環境防災ネットワーク

2011-04-13 09:34:37 | 読書/新聞/映画など

原子力環境防災ネットワークは、文部科学省が「原子力施設等周辺環境放射線データのリアルタイム表示」を提供しており、きわめて重要な情報です。

しかし、ご覧のように、福島だけはデータの発表を中止しています。

開示がないので、なぜかという疑問とともに、住民の不安を拡大しているのです。

本来、このネットワークは、異常があったときに意味をもつ情報のはずですが、異常があるときに情報の開示を中止するのでは存在の意味もないでしょう。仕分けの対象?


レベル7

2011-04-12 12:47:27 | 読書/新聞/映画など
福島第一原発の事故について、経済産業省原子力安全・保安院と原子力安全委員会は、国際的な事故評価尺度(INES)で「深刻な事故」とされるレベル7に引き上げた。これについては、いまさらという印象をだれももっている。

1986年のチェルノブイリ原発事故に匹敵する原発史上最悪の事故となった。

チェルノブイリ事故では、実際の放出量は520万テラベクレルとされている。今回の福島第一原発の事故での放出量はその1割程度だ。しかし、評価尺度でレベル7の条件に当たる「放射性物質の重大な外部放出」に該当すると判断された。

「東京電力原子力・立地本部の松本純一本部長代理は会見で『放出は現在も完全に止まっておらず、放出量がチェルノブイリに迫ったり超えたりする懸念もあると考えている』と話した。」(朝日新聞 NET)

 But at a separate news conference, an official from Tokyo Electric said, “The radiation leak has not stopped completely and our concern is that it could eventually exceed Chernobyl.”ーーーNYTimes

チェルノブイリ級の事故が、これほど身近で発生するとは予想していなかった。

チェルノブイリ、スリーマイル島の事故をあわせて、日・米・ロのかつての3大国の巨大事故を、人類は教訓とすることができるのだろうか。あるいは、もっと大きな悲劇を経験しないと、教訓にできないのだろうか。

日本は、東海村の臨界事故、柏崎原発の事故などあれほど深刻な事故を経験しながら、教訓とはできなかった。今回こそは、教訓にすることができるのだろうか。