Do you remember rock'n' roll radio?

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平和なクリスマスなんて夢なのか

2016-12-23 22:21:58 | 日記
あっという間に年の瀬ですが、12月はいろいろありましたねえ。

日本的には流行語大賞だとかASKAだとかSMAPだとか、相変わらず芸能ニュースも多いのですが、
原発事故の負担だとかもんじゅ廃炉、沖縄の基地など社会的に大きいニュースもありました。
22日には新潟の糸魚川で大規模な火災も起きました。


そしてなんといってもプーチンの来日ですね。
アベちゃんはじめ官邸などは事前から、今度の日露会談でさも、
北方領土問題に進展があるかのようなそぶりを見せていたのですが、
終わってみれば全くそんなことなかったですね。

共同経済開発?とかいう名目の事業を「特別な制度」で始めることで合意?し、
しかも3000億円拠出するかもしれない、ってことなのですが。

ナニが「特別な制度」なのかはわかりませんが、
おそらく、ロシアの法律に基づいての経済活動、ってことだとすれば、
北方領土におけるロシアの主権を認めることになりますよね?ってなワケで、
さらに3000億円も出すというのですから気前のいいモノです。


明らかに島の返還とはほど遠い内容ですが、官邸的には成果である、と。

どう成果かというと、こういう経済活動を通じて両国の信頼関係を築き、
いまだ成されていない両国の平和条約締結に向けての一歩になる、とのことです。

なるほどねえ。
ロシアと平和条約を結べるのならそれはそれでいい気はしますが。

でもま、北方領土問題で成果のなかった内容を、
平和条約への一歩だ!と精一杯に言い換えたのでしょうな。
考えましたな、お役人さん。

そのためか、日露会談直後は、アベちゃんがテレビ各局のニュース番組をキャラバンし、
元島民の手紙をプーチンさんに渡した!とか、会談成果のアピールをしまくるという、
涙ぐましい姿を見ることができました。

その甲斐あってか、直後の世論調査での内閣支持率はさほど下落しなかったようでありますね。


それにしても、プーチンさんを最初にアベちゃんの地元・山口県にわざわざ呼んで、
「温泉にでも入って疲れを癒してください」を声をかけたところ、
「疲れないのが一番だ」と、つれなく一蹴されたみたいで、
日本に懐柔などされないぞという、ロシア側の強い姿勢が見て取れますね。

まあ、日本は外国の首脳を迎えて会談を行うってときに、ナニか勘違いしてるのかもしれません。
別に相手は観光で来てるワケでもないのですしね。

・・・中にはそういうのもいるかもしれませんが・・・アベちゃんみたいに・・・

とにかく、外人さんが来たら「オモテナシ」することばかり考えてるのでしょうか。
日本人らしいといえばそうかもしれませんが、みんながみんなオバマみたいに、
寿司屋での饗応・パフォーマンスに応じてくれるワケではないってことですね。

KGB出身のプーチンさんは流石にそういうところでの隙は見せなかった、ってことですかね。
でもって結局、山口訪問とはなんだったのでしょうか。


そんなプーチンさんが日本を立ってからすぐ、衝撃的な事件が起きました。
ロシアのトルコ駐在大使が狙撃され死亡したのです。

犯人はロシア大使が出席するイベントの警護についていた22歳のトルコ人警官で、
シリアでのロシアの行為を非難しながら犯行に及び、その後射殺されましたのですが、
まあ、警官の犯人を射殺したのも彼の同僚だったかもしれないと思うと、
なんともやるせないですねえ。


さて日本じゃプーチンさん来日ってことでロシア歓迎的なムードがあったのですが一方、
シリアのアレッポでは虐殺ではないかと言われるくらいの政権側の攻撃で多数の市民が犠牲となり、
それにロシアが荷担したと言われ、国際的に非難がされていたところでした。

ところが日本ではプーチンさんを歓迎しなきゃいけないもんですから、
そんな話題をロシア側に向けるワケにはいかず、駐トルコ大使が銃撃されるまでは
ほとんどの大マスコミもシリアの問題には触れなかった筈です。

まあ、言えないですけどね。
北方領土もあるし平和条約?もあるしで、このタイミングで相手の逆鱗に触れるワケにいきませんが、
それにしたって「どうぞ温泉でも」ってのは、ちっと脳天気過ぎじゃねえかなあと思ったりね。


さて衝撃的事件というと、ロシアの駐トルコ大使銃撃をほぼ同時に、
ドイツのベルリンでは、以前フランスのニースで起きたような、
大型トラックがクリスマスで賑わう商店街にツッコミ多数の死傷者を出すという。

トラックの元々の運転手とされていた人物は撃たれて車内で死亡して、
どうやら事件時に運転していた犯人は逃げたとのことで。

これ、最初に身柄を拘束されたのがパキスタンからの難民だったんですよね。
すぐにソレが間違いだったことがわかるのですが、ですから最初はこの事件ってやっぱり、
難民を受け入れるドイツのメルケル首相へ圧力をかける謀略ではないかと疑ったのですけど。

ドイツ国内なのか国外なのかわかりませんが、
難民を受け入れるなという主張を持つ勢力による謀略ではないかと。

後にイスラム国が犯行声明を出してはいたのですが、さて、本当にイスラム国による犯行なのか、
もしくはイスラム国の背後にまた誰かがいるのか、いろいろ疑いたくなるところです。

まあ、キリスト教を憎む一部の過激なムスリムが起こした犯行といえば、
割と納得してもらいやすいのでしょうけどもね。


そして23日になって、容疑者とされていたチュニジア人がイタリアのミラノで射殺された、
とのニュースが飛び込んで来ました。

なんでも、午前3時頃?イタリアの治安当局の職質に遭い、
撃ち合いになったとのことですが、コレも本当かどうかわかりませんねえ?
目立たない真夜中に職質とはなんとも運がよかったというか都合がよかったというか。

本当に撃ち合いがあったのでしょうか?
本当に容疑者がミラノをうろついていたのでしょうか?
そもそも、その容疑者は実在するのか、実在するとしても本当に事件の犯人だったのでしょうか?

とにかくコレで容疑者が射殺されたという事実が残り、
ベルリンのトラック事件の真相は闇に葬られることになりましたね?
そうしたかったのですかね?

すいませんね陰謀脳で。


その他、スイスのチューリヒではイスラムのモスクが襲撃される事件が起きました。
こちらでも犯人とされる人物が死亡ということで。。

トルコのロシア大使の事件にベルリンのトラック事件にチューリヒのモスク事件、
いずれも犯人・容疑者とされる人物は死亡しているのは、ただの偶然なのでしょうか。

なんかムカシ、っていっても今年のことですが、どっかで12月19日に気をつけろ、
みたいな情報を見たような気がするんですけどなんだったっけなあ・・・

陰謀関連のサイトだったと思いますが、それがこうした攻撃なのか、
地震のことだったのかも忘れてしまいましたが。


とにかくま、年の瀬の、キリスト教圏だろうが東アジアだろうがクリスマスまっただ中で、
同じタイミングで凶行が起きてしまって、いくらイルミネーションで街を飾ろうと、
まるで平和は縁遠い世の中だなと痛感するこの頃なんですが。

今月の7日にはエマーソン・レイク&パーマーなどで活躍したイギリスのミュージシャン、
グレッグ・レイクが死去しました。

2016年に入ってからデヴィッド・ボウイにはじまり海外の大物ミュージシャンの訃報が相次ぎましたが、
ここに来てプログレッシブ・ロックの英雄、グレッグの死です。

グレッグの音楽というとちょうどこの時期なら、プログレらしい壮大さも感じられるクリスマスソング、

 I Believe in Father Christmas (夢見るクリスマス)

という曲があります。


 


冒頭の白い風景はおそらく中東の、砂漠のシーンから始まるPVを観ればわかりますが、
平和を願うメッセージが込められた美しいクリスマスソングです。


この曲の発表から40年くらい経つのですが、本当に世界は全然、
平和に向かってないということを改めて思い知らされ、愕然としてしまいますねえ。。