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日本のアベちゃん真珠湾に行く

2016-12-12 23:12:57 | 国際・政治
アメリカの次期大統領、ドナルド・トランプ政権の閣僚人事が
いくつか報道されるようになってきましたね。
選挙戦中の主張同様、強行で排外的と思われる人事もあるようなんですが。


 トランプ次期政権 米環境長官に反規制派 産業振興を優先

 トランプ次期米大統領は8日、環境保護局長官に規制消極派でオクラホマ州司法長官の
 スコット・プルイット氏(48)を充てると発表し環境保護より産業振興を優先する姿勢を示した。
 オバマ政権が進めた環境保護策の後退は不可避で、市民団体は人選を非難している。

 オバマ政権は中国と協調して新たな地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」の議論をまとめるなど
 環境保護の国際的な取り組みを主導したが、トランプ次期政権の消極姿勢は他国の対応に悪影響を及ぼす可能性がある。

 プルイット氏はトランプ氏と同様、気候変動の原因は人為的なものだとの考え方に懐疑的な見方を公言してきた。
 オバマ政権が温室効果ガスや汚染物質の排出を削減するために導入した規制はエネルギー産業を圧迫していると批判、
 撤回などを求める訴訟を起こしてきた急先鋒(せんぽう)で「環境保護局の敵」とも呼ばれる。
 地元のオクラホマ州は石油などの関連企業が集中し、プルイット氏もエネルギー業界に近いとされる。

 トランプ氏は声明で「環境保護局は反エネルギー産業の政策を導入し、数百万人分の雇用をつぶした。
 プルイット氏はこの傾向を転換する」と述べ、環境規制を緩和する方針を強調した。


なるほどねえ。
環境問題よりもカネが優先だ、わかるわかる。

そもそも環境規制が合理的なのかとの疑問は自分的にもあるところなんですが、
トランプも以前から地球温暖化説は陰謀!なんて言ってましたからね、
そんなエビデンスのない陰謀論にビクビクするよりカネ稼げ!てことで。


で、アメリカさんがそうなら日本も右倣えだ!ってことになるのでしょうかね?どうでしょうね?
そうすっと無理にクリーンな原発推進!なんてこともなくなるのでしょうかね?

原発の大義の一つとされてきたものに、発電時にCO2を排出してないからクリーンだエコだ、
なんて説明があったのですが、地球温暖化説に振り回されることなどないとなれば、
そんな大義を持つ原発を推進することはありませんね?

むしろ事故が起こったときの膨大なコスト、廃炉のコストを勘案すると高くつくだけですし、
核のゴミの解決策もないのですから、原発を推進する理由がないですね?
だったらコレで正々堂々と、脱原発できますね?

それでも原発を止めないとしたらやはり、その目的は他にあるってことになりますよね。
そしてそれはやっぱり、原子力の軍事利用ってことでしょうかね。


そんなこんなで、我らがアベちゃん含め日本はトランプの挙動に右往左往なワケですが、
そんな日本を快く思わないであろう現大統領のオバマに配慮でもしたのか、
アベちゃんは今月末に真珠湾を訪問すると、いうことになったようですね。

まぁそれをメディアは、さもアベちゃんのお手柄であると提灯報道してますが。

これって、オバマの広島訪問が実現したときからの既定路線だっただけじゃないですの?
アメリカさんからすれば、オバマが広島に行くんだから、おまえらは真珠湾来るよな?っていうね。

つまりアベちゃん側の意志ではなく、アメリカさんに言われたから仕方なく訪問するという、
そういう側面が強いように思われるのですがね。


いやまあ、いいんですよ。
お互いが訪問を避けていたであろう事案について、何十年も硬直状態だったところに、
謝罪まではいかなくても訪問は実現するということなら、一歩前進だとの評価はあるでしょうし、
アベちゃんもその評価にのっかることが特に不当とは思いませんのでね。

それはそれでいいのですが、ただのパフォーマンスとか、
ゴルフで親善みたいなことばかりには終始しないでもらいたいですし、
あくまで第一歩というだけで、たぶんアメリカさんに半ば強要されたものなのでしょうから、
ことさら大手柄みたいに扱わないでもらいたいものです。


そのアベちゃんの真珠湾訪問は謝罪に行くワケではないと既に官邸は伏線を張ってます。
なんでも、戦禍を繰り返さないと表明するために訪問するのだということですが。

少なくとも日本のメディアはその路線での報道しかしないでしょうが、実際はどうなんでしょう。
任期少ないオバマの、外交の成果として利用されるような気がしないでもありませんけども。

オバマも広島では謝罪こそしなかったものの、被爆者とハグするという、
わざとらしいパフォーマンスをしてみせましたが、さてアベちゃんはナニやらかしてくれるでしょうね。


ところで日本軍が真珠湾を攻撃した日というと12月7日、ハワイの現地時間で8日ですが、
(追記:逆です、日本時間の8日にハワイで7日)
今年はそれから75周年ということで現地では慰霊式典が行われました。

今では日系人も多く住み、日本からの観光客も多いハワイですが、
こうした式典などで真珠湾攻撃の記憶が思い起こされるとなると、
日本人に対する現地の感情ってのは実際どうなんだろうかと、非常に気になるところであります。


そんな中、野球選手・千葉ロッテの涌井投手とタレントの押切もえの結婚式がハワイで行われたそうです。

いや、いいのですよハワイで挙式自体は。
自分の知人にもハワイで挙式したのが2組くらいいますし。

ただ、涌井・押切の挙式日というのが、まさに真珠湾攻撃の日、12月7日(現地8日)なんですよ。
(追記:逆です、日本時間の8日にハワイで7日)
日本人が真珠湾攻撃の日にハワイで挙式って、現地からしたらどんな印象なんでしょうね?

意外に現地では特に気にしなかったりするのでしょうか。
挙式するほうも、別にそういうことは考えないのでしょうか。
それとも、そんなことをいちいち気にすること自体、ナンセンスなものなんでしょうか。

だいたいが幸せな二人にとっては、どうでもいいことなのかもしれませんけども、
でもせめてブライダルアドバイザーなんかは、気にしてあげたりしないものですかねえ。

それともいちいち気にする自分がおかしいのでしょうかねえ。