Do you remember rock'n' roll radio?

Macとか音楽とかサッカーとか気にくわないニュースとか、独りよがりの邪推と妄想

お願い週刊フライデー

2016-12-10 21:02:16 | 社会・経済
俳優の成宮寛貴さんがコカイン吸入疑惑に晒される中、突然に芸能界引退を表明しました。
週刊誌フライデーの告発に対し事実無根と対抗の姿勢を見せていた成宮と事務所でしたが、
本人の意志により事務所が発表することになりました。

自分はドラマも映画もテレビ自体もほとんど見ないので彼の出演作もよく知らないのですが、
成宮寛貴さんというとあれだけのイケメンでありながら軽薄な印象もない、
好感の持てる青年というカンジでしたのでね、麻薬との結びつきというのは
少々意外なカンジがしました。

でも芸能界ですからね、そういう誘惑などは常にあることでしょうし、
麻薬などに触れやすい環境ではあったとは思います。

しかし、直筆とされる文面を読んでみると気の毒な面も伺えるというか、
彼がこうやって追い詰められての引退は残念な気もします。

彼が否定するのと違って実際は麻薬に手を染めていたのか、それはわかりませんが、
知人に裏切られてこうやってプライバシーをばらされるとしたら、
そりゃ業界への疑問も大きくなるし人間不信にもなろうというものです。

ゲイであることまでバラされて耐えられなくなたとの表現については、
いや、この時代にLGBTの価値観も守るために引退などせずに
もっと闘うべきだ、なんて声も聞かれるのですが、
知人に裏切られたら誰を頼りに闘えというのでしょう。
それはなかなか酷だと思います。

ま、直筆文面も含め、この引退劇は事務所が整えた、
つまり口では否定しているものの疑惑がクロに近いと悟ったのか、
事務所が成宮を切ったのかもしれませんが、さてどうでしょうか。

仮に成宮がクロだと認められた場合、どうなんでしょうかねフライデーは、
ほうら、芸能界の悪を暴いてやった!と、鬨の声をあげるのでしょうか。

そんなふうに一人の俳優の犯罪を暴くことになったとしてもですよ、
どうも今回の件については正義を感じないんです。
メディアの使命として悪を暴くのだというより、ただ粗探しの芸能ゴシップにしか見えません。

それでいながら、業界から追放するほど人の人生を左右させてしまっていいんですかね。
まったく芸能ゴシップ報道ってのはどこに価値があるのか、まるでわからないなと。

どうせなら一俳優の麻薬なんていう小悪より、もっと大きな悪が世の中にはゴロゴロしてるんですから、
そっちをしょっぴいてもえらえませんかね。


そんなことより、地震ですよ。
環太平洋地域では大地震が頻発してますよ。

今月は7日にインドネシアのアチェでM6.4、
ソロモン諸島沖では9日にM7.7、10日にはM6.9の地震が連続して起こっています。

先月にはニュージーランドでM7.8の地震が起こり、
その数日後に福島沖で大きな地震が起き、広域で津波も観測されました。

ニュージーランドの次に東北の太平洋側で大地震が続けて起こるというのは、
311と同じパターンですね。

インドネシアとソロモン諸島での大地震も、日本での地震に影響するのではないか?
と想像し警戒するのは、不自然でしょうか。

自然の中で生かされている人間に必要なモノとして、
その自然への畏怖と、経験からの学習・想像力だと思うんですが、
どうも日本人はそういうのが苦手なようで、今じゃまるで311なんて、
そして福島の事故なんてなかったかのように、原発再稼働に向けて進んでいます。


こんなときに停止していた川内原発が再稼働しちゃってるワケで、
反原発で当選した鹿児島県の三反園知事もそれを容認しちゃってますが、なんでしょうかコレ。
実は三反園知事は選挙前から原発ムラの中の人で有権者を欺いたんですか。

もしくは原発ムラに対抗しきれずに牙をもがれたのでしょうか。
まあ、どんな脅し・圧力をかけてるかわかりませんからね、あいつら。

それにしたって三反園知事は、自分が言い出した原子力問題検討委員会に、
もともとは原発反対派の人も入れると言っていたのに今じゃ、
そんな発言は覚えてないなんていう体たらくです。

鹿児島からすぐ近くの熊本で起きた連続大地震は忘れたのですかね。
アレが鹿児島でも起こらない保証はないのですよ。

いくら原発施設自体、耐震性あるといったって、一度の地震くらいなら耐えられても、
震度7クラスが続けて起こったときに耐震性を保てるかなんてのはわかったもんじゃありません。

そして先月のニュージーランドと福島の地震、
今月に入ってのインドネシアとソロモン諸島沖でも地震を見ても、
311や熊本地震を思い出しはしなかったのですかね。

そういう警戒心や想像力は持ち得ていないのでしょうか。

ああ、こうやって地方は、日本は、原発ムラの言いなりになっていくのですかね。
そもそも、核のゴミの行き場さえまだ見つからないというのに。


でも電力会社を救うことに対してだけは一生懸命の様子で、
福島第一原発事故の廃炉や賠償の費用は膨れあがる一方で、
その費用の一部は消費者も負担しなきゃいけないんですってね。

ま、これまでも東電にはさんざん公金がつぎ込まれ、電気料金だって上げられてるのですが、
もっと負担せよと。

案によると消費者にとっての新しい選択肢である新電力に、
ふくらんだ費用を上乗せすると。

そんなのどこに正当性があるのかわかりませんが、経産省によると、

 「消費者はこれまで原発のエネルギーを使ってきたから」

なんですと。
呆れてモノが言えないとはこのことです。

なんですかこの口からでまかせは? 子供の言い訳ですか?
一流大学卒の国内最高のエリート集団が考えることがコレなんですから、
暗澹たる思いにもなるってものです。

いやまぁひょっとして彼らは子供の時分にこうした言い訳が認められるくらい、
チヤホヤされて育てららたのでしょうかね。

こんな理屈を許していていいんですか。
こんな原発、本当に必要なんですか。


ねえ週刊フライデーさん、正義の使命感を持っているなら、
この理屈が正当かどうか追求して庶民の疑問に答えてもらえないでしょうか。