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911法で市民がサウジを提訴、TPPで日本政府も訴訟を起こされるかもだよ

2016-10-03 23:05:34 | 国際・政治
大阪のお寿司屋さんが外国人、特に韓国人や中国人に対して寿司にワサビを大量に入れて
嫌がらせしていたのではないかとされる問題で、お店側が謝罪文をHPに掲載しましたね。
この件、大マスコミでも報道されているようですが。

コレは外国人に対する差別行為ではないか、との疑いに対して店側は、
外国人の客からワサビ増量をリクエストされることが多かったとして、
差別の意図はなかったと主張しているのですけれども。

どうなんですかね、逆に外国人客側がわざとワサビを要求してそれを嫌がらせと煽るような、
そんな自作自演の可能性もあるんでないの?とも思いましたが、店側が謝罪文を発表したとなると、
どうやらそうした外国人客への被害といった事実があったと認めたということですからね。

となると、やっぱり外国人嫌いの店員の嫌がらせなんじゃないかと思われますね。
どこまでホントかわかりませんが、ワサビを減らしてくれとのリクエストに対し、
さらにワサビを増やして出したのだとか。

ワサビサービスじゃん!とか、ワサビが多かったら余分を除いて食え!とかいう、
ワサビの量が問題なのではありません。

問題は、外国人を見下す差別意識と、彼らをからかって弄ぶ態度です。

この店員はきっと、どうせ外国人に寿司の味なんかわからないと見くびりバカにして、
大量にワサビを入れた寿司を食べる様子を嘲笑して楽しんでいたのでしょう。

とは言うものの、ここまでメディアが取り上げるほどのことか?とは思いますが、
どうなるのでしょうね、この寿司屋さんは。
外国人客が激減してもやっていけるのでしょうか。

それどころか昨今の風潮でいうなら、こうした仕事ぶりに対する評価が大規模に拡散してしまい、
日本人客の信頼も損ね、店にとって致命的になりかねない事態だと思うのですけども。
ま、衛生に関することではなかっただけ、助かりましたかね。

いやむしろ、自分なんかは妙にこの店に行きたくなってきましたよ。
自分が行くまで残っててほしいですねえ、市場ずし難波店。


さて、アメリカ同時多発テロ・911から15年が過ぎましたが、
このほど通称「911法案」なるものが可決されたそうですね。


 米同時テロ遺族、サウジを提訴 法案成立を受け

 2001年の米同時多発テロで海軍中佐の夫を亡くした女性が9月30日、
 首都ワシントンの裁判所でサウジアラビア政府に損害賠償を求める訴えを起こした。
 米議会では28日、米国人が外国政府をテロ行為で訴えることを可能にする通称「9・11法案」が、
 オバマ大統領の拒否権を覆す圧倒的多数で可決された。
 ステファニー・デシモーヌさんはこれを受けた提訴で、サウジアラビア政府が国際テロ組織アルカイダを
 10年以上にわたって支援し、同組織による同時テロの計画も承知していたと主張。
 同国の支援がなければアルカイダが同時テロを思い立ち、計画、実行する能力を持つことはなかったとして、
 娘とともに「重度かつ永続的な個人的被害」に対する損害賠償を求めた。
 訴状では、サウジがアルカイダのメンバーに対し、仲介者を通したり慈善事業を装ったりして
 テロ実行の資金などを提供していたと非難している。
 オバマ氏が発動した拒否権が覆されたのは在任中で初めてのことだった。
 オバマ氏は、同法案がサウジとの関係を損ない、外国政府が米軍の行動をめぐり
 米政府を訴える動きに道を開く恐れもあるとの警告を発した。

 議会側でも与野党の指導者が法案に懸念を表明し、修正を求める声が上がっている。
 米国では今年、同時テロ実行犯の一部がサウジ政府関係者とみられる人物らと接触し、
 支援を受けていたことを示す議会報告が公開されていた。実行犯19人のうち15人はサウジ国民だった。
 一方、サウジ外務省は最近の声明で、同法案が施行されれば「国家主権の免責」という長年の原則が損なわれ、
 米国を含むすべての国に悪影響が及ぶことになると懸念を示していた。


えー、この法案成立により911の遺族がサウジアラビアを訴えたのだとか。

さすがアメリカさん。
個人が外国政府を相手に訴訟ですよ。

っていうか、完全に言いがかりにしか思えないのですけど。

だいたい、サウジアラビアがテロ組織の支援をしたのではなんて、
西側国家でさえできないような証明ができるものなんですか。

ま、911の実行犯とされる容疑者たちが、本当に犯人なのかさえ怪しいのですしね。


それよりナニより、こんな法案を成立させるアメリカが凄いです。

この訴訟がどんな顛末になるのかわかりませんけども、日本も人ごとではないですよ。
え、日本はアメリカさんの同盟国だからアメリカさんにテロを起こす要因とはならない、ですって?

アメリカの企業は既に外国を相手取り訴訟を起こしたりしてますね。
日本政府が成立を目指すTPPには、そうしたアメリカ企業の権利を認めると言われる、
ISD条項が含まれているのですよ。

コレによりアメリカ企業が自分達の不利益の原因だと認めたら、
日本政府を相手取って訴訟できるようになるかもしれないのですよ。
そしてその訴訟はほぼ、アメリカ企業が勝つのでしょう。
そして日本は莫大な賠償を負わされるのではないかと。


そんなTPPについてはアベちゃんもやる気満々で、先日の訪米の際に民主党の大統領候補、
ヒラリー・クリントンにTPPを進めましょうと持ちかけたらしいですね。
まあTPPに反対の立場のヒラリーにはソデにされたようですが。

共和党の大統領候補のトランプもTPPには反対と言われているので、
どちらが大統領になろうともTPPの先行きは厳しいのでは、なんて観測がある中、
日本は無邪気にTPP推進でいいのでしょうか。

ただ、特にヒラリーは選挙対策でTPP反対の立場をとっているだけというハナシもありますし、
大統領となった暁には推進に寝返ってもおかしくありません。

そうしてアメリカからいくらかのTPP合意をとりつけることができたときに大マスコミは、
TPPに慎重だったヒラリーの説得に成功した!なんて、アベちゃんを持ち上げるのでしょうね。


しかし、だいたい、日本国民の理解のために丁寧な説明をするなどと言いながら、
それまでTPP担当大臣だった甘利センセーは収賄疑惑で雲隠れで、
いつのまにか、いや、いつものように丁寧な説明なんてないがしろ。

いったいTPPってなんなのよ?