乙武はネチケットと他者への敬意が足らんな

ネットで乙武のツイートが話題となっておりますね。





既にレストランと乙武との間では和解済みということで、
これ以上どうこう騒ぐ必要もないかとも思われますが。


店の障害者に対する対応はいかがなものかという批判、
乙武の事前に車椅子で来店することを伝えなかった、また、
それなのに店に対して困難なことを要求した、みたいなことで、
喧々諤々の様相なのですけれども。


双方の言い分、それぞれの肩を持つ人々の言い分はあるでしょうが、
個人的にはそんなことどうだっていいです。

いや、社会の片隅でかろうじて生きている身分でどうでもいいってことはないですが、
お店か乙武かみたいな議論は多くの方々がなさっているので口を挟む気はないです。

この件で一つだけ自分が許せないのは、乙武、お前そんなに偉いのか！？ってことです。


店名を名指しでツイートして、公に批判したからです。
そのツイート一つで店一件など潰しかねない、残虐な行為ですよ。

乙武ほどの賢い男であれば、そのツイートがそれだけの力を持ちうるという
想像力に欠いているとは思えませんし、それだけの影響力が自身にあることに
気づいてない筈がないと思うからです。

そうだとするならば、確信犯ってことです。
60万を超えるフォロワーを味方につけ、店への攻撃を煽っていると
思われても仕方のない、卑怯と言わざるを得ない行為です。


怒りのあまり感情的に高ぶって冷静な判断ができなかったのかもしれませんけど、
店の営業妨害、それ以上の損失を与えることになったらどうしたのでしょうか。


　イタリアン入店拒否について


ま、今回は乙武もこんなブログエントリーをポストしていまして、
殊勝にも反省のご様子なのですけどね。

どうでしょう、いつもなら自分の発言に味方さんが応援してくれるのでしょうし、
それを予測していたところ、予想外に多くの批判が巻き起こったってことで、
さすがに反省の態度を見せて事態を沈静化させざるをえなかったのでしょうか。

しかも最後には店主が許してくれれば行ってみたいと健気に締めておりますしね。
賢い男です。

全体的には、壮大な言い訳にしか見えませんけどね。


乙武に辛辣で申し訳ありませんが、元々自分は彼のことが好きではありません。

なんか、手足がないのに健常者と対等にやりあってる俺って凄え！
みたいなカンジがプンプンするのですよ。

で、頭もいいですし弁も立ちますし、妙に誰かをdisるようなことも多くてですね。
自分の言い分に自信もあるんでしょうけど、俺は強いみたいな、しかもセレブみたいな、
しかも障害者だから社会が味方だみたいな、そんな傲慢があるように思えるのです。

単純に社会への批判精神なのならまだいいのですけど、
どうも障害者故に実はことさら自分を強く見せたいような欲求を感じるのです。

こういう鼻っ柱の強さって、障害者という社会的弱者であることへの反発なのか、
逆に社会的弱者であることを認識しているが故にそれを隠したいための強がりなのか、
いずれにしてもそれが行き過ぎなんじゃないかと思うのです。

障害者だから社会が味方についてるし、セレブだから世間が味方についてるし、
自分は頭もいいから、言うことに間違いはないしね、見たいな自覚があって、
他者への敬意を欠いている気がするのですよ。


まぁそうやって認められてきた、悪く言えば甘やかされてきたのかもしれません。
社会一般的には障害者を批判しちゃいけませんしね。

若くして著書で有名になってセレブになって、どこに行って何をするにも
自身を助けてくれる人手には困らなかったでしょう。


予約時に車椅子ですと事前に伝えなかったことを問題視する向きもありますが、
乙武にしたら伝える必要なんてないと思っていたのかもしれませんね。

意図的にというより、そんな必要があるなんて気づかなかった。
何故なら、乙武であれば、いつでも周りがなんとかしてくれたから。

自分が入れないところがある、なんて考えられなかった。
ちやほやされてましたからね。


今回のお店についてはセレブじゃなくて障害者として拒否されたと
思ってるかもしれませんが、そこは、今までは障害者だからだけじゃなくて、
有名人だから周りが気を遣ってくれたのですね。

だから今回も、社会みんなが自分の味方だと思って、
障害者に無礼を働くのは社会の敵だと思って、
誰もが自分に賛同してくれる筈だと思って、
その後に店にどんな損害を与えることになりそうか後先考えることもなく、
店名を名指しで批判してしまったのでしょうかね。


あの、誤解してほしくないのは、自分がもともと乙武が嫌いだから
今回の件についても彼を批判しているのではなく、店名をネットで
名指しで批判した行為を責めておりますので、そこんところよろしくお願いします。