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「分断のオリンピック」を望む人達

2022-02-06 18:47:09 | ニュース
冬季オリンピック北京大会が始まりましたね。

自分は特に普段、フィギュアスケートには大して興味はないのですが、
こういう機会ということもあって、話題のワリエワ選手(ロシア)の演技を初めて観ました。

いや凄く美しかったですね。
4面前の平昌オリンピックの時も、ロシアのメドベージェワ選手とザギトワ選手だけ、
別の競技をやっているように見えましたが、今回は更に上を行く異次元感がありました。

なんか、加点のための構成、加点のための技術の積み上げ、みたいなところを感じない、
足先から手先から指先に表情まで、常に演技を怠らないところが素人にもはっきりわかって、
まさに「演じている」といったパフォーマンス。

いつもの日本のメディアからは、まるでジャンプ競技かのように思えてしまうフィギュアですが、
やっぱり「演技」種目なんですよねえ。それは女子体操にも思うことですが。


さて、そんなオリンピック、個人的には国別メダル獲得合戦みたな側面に興味はなく、
純粋に競技として面白いと自分が思えるモノを選んで観ていこうと思っておりますが、
もちろん開会式も見所であります。

みなさん、どう思いましたかねえ、今回の開会式。
光と映像を中心に、余計なことはせず、コンパクトながらもシンプルで壮大で美しかったと思いませんか。

別に東京オリンピックと比べる必要はないのですが、たった半年前のことでもありますし、
なんたってあまり仲が良くないといいますか、対抗意識、いや日本からすれば日本が優秀で、
向こうは下等と見下しがちで小馬鹿にしている中国のことでもありますので、
ついつい比べて見るってものですけども、東京のソレが当初からショボいと謂われてきましたが、
やはりショボかったというのと痛感する出来の差があったように思いますね。
着想と構成、演出、技術、美的感覚とその具現性、どれをとっても今回の北京が上でした。

ってなコト言うと一方では、にゃにおう!中国なんかカネと技術にモノ言わせただけじゃねえか!
東京オリンピックのほうが質が高かった!なんたってモノづくりの国だもんね!

みたいな負けん気を見せる愛国者さんたちもたくさんいることと思いますけども、
カネと技術で追いつかないどころか、コンセプトや統一感、表現力でも及んでないのは明らか。

北京オリンピック開会式の総監督は世界的映画監督でもあるチャン・イーモウ、
一方の東京は電通を中心としたしがらみだらけのクリエイティブチーム。

なんたって渡辺直美をオリン「ピッグ」と豚として登場させるアイディアを持ってた連中です。
会議で勇気を出して「面白くない」と言うヒトがその場にいなければ、
そんなアイディアが実現してたかもしれないんですから恐ろしくなりますよ。

東京オリンピックの閉会式では、次のパリ、さすがに芸術の国らしいパフォーマンスに、
格段の違いを見せつけられる格好となっておりましたが、さて北京の閉会式も楽しみに待ちたいと思います。


中国の方が上、といったことを認めたくない人達にとって、
アメリカさんをはじめとする西側諸国による中国への対抗意識は頼もしい拠り所です。

今回の北京オリンピックでも、「外交的ボイコット」と称して、
オリンピックに政府要人を派遣しない国々が相次いだのですが。

だから何だってんですかね。
スポーツと政治は別物であり「外交的ボイコット」だ!なんてのが相手へのダメージになるんでしょうか。

もちろん、オリンピックはスポーツの場であって政治とは無縁で当たり前、
なんて認識は表向きのことでしかないのはわかっていますが、政治的パフォーマンスでしかなさそうです。

中国には以前からウィグルをはじめとする人権問題というのが国際的に取り沙汰されており、
今回の西側諸国による外交的ボイコットの根拠にもなっているんですが、
ナニもオリンピックの場でやるこたぁないんじゃないでしょうか。

んで、ニュースではアメリカやヨーロッパなど各地で、ウィグルへの人権問題を抱える
中国でのオリンピック開催に反対するデモが起きている、なんて言うのですけども、
どうせCIAの扇動によるプロパガンダでしょう。要はアメリカのヤラセです。

つまりオリンピックを政治的な道具にしているのは西側諸国のほうでしょう。
今やオリンピックにどれだけの意義があるのかとも思わせますが、なるほど一方では、
こうした注目を浴びる大イベントだからこそ、政治的に利用価値があるということでしょうか。


さて5日にはスケートのショートトラック競技で中国チームが金を獲ったのですけども、
ちょうど自分もその決勝の様子を観ていたのですが。

実は準決勝で中国チームは決勝には進めない3位になったのですが、
その後の判定でアメリカチームとロシアチームが妨害の疑いで失格となり、
中国チームがが代わりに決勝に進むことになったのですってね。

そのレースとやらは観ていないんですが、確かに、ホームの利、みたいなことはあるんでしょうか、
また、中国だったらやりかねない、みたいに思われやすい評価も中国にはついてまわりますよね。
さらに失格となった相手がアメリカさんだったってことで、なんか意図された判定なのではないかと、
どうにもおだやかでない状況を象徴する事態だったのかもしれません。

ま、こんな判定に介入なんてするのは中国に限ったことじゃないでしょうし、
アメリカさんだってそっちこっちでやってるだろ、と思うところですけども。

北京が分断のオリンピック、なんて言われているようですが、
分断を望んでそのレッテル貼りをしたがっている連中がいて、
分断の種を蒔いているところはあるのだろうと思わせます。

オリンピックは、政治とは別のスポーツの舞台には戻れないのでしょうか。

 
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