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原発のシングルイシューじゃない筈

2012-12-11 23:49:59 | 国際・政治
またまた北朝鮮のミサイル問題が世間を賑わせていますね。
今週初めにも発射と思われてましたが故障かなんかで延期とのこと。
ひょっとして、発射日がちょうど選挙日にぶつかるのかもですねえ。

そうすっと、北朝鮮に強硬な、タカ派な政党に支持が集まる、
そんな寸法ですかね。


さて、そもそもなんでこの衆院選挙かっていうと、
消費税増税で民主と自民と公明が3党合意して、
そんでもっての衆院解散だったワケですよね。

であれば、選挙の争点というのは、その3党合意を認めるのか、
消費税増税を認めるのか、ってのが第一義なのだと思います。


ところが、なんか第三極やらが乱立していくウチに、
そして滋賀県知事のもとに国民の生活が第一が合流して
脱原発を掲げる政党だってんで、原発が大きな争点であるかのような、
そんな空気になっているんでしょうか?

いや、原発も大きな問題ですけど、とにかく財源足りない足りない詐欺で
不当な消費税増税に邁進しようとすることに対してどうなのか、
ってのを忘れてはいけないと思います。

それが第一義なはずが、脱原発とか、北朝鮮のミサイルとかで
争点をぼかされているんだと思いますよ。


でね、大マスコミのいい加減で恣意的な世論調査(笑)によれば、
自民党が過半数獲得の勢いってことですが、それだと国の過半数が
消費税増税に賛成で原発に賛成ってことになるのですが、本当でしょうか。

いくらかは本当に国民がその調査に答えているのだとしたら、
やっぱり争点をぼかされているんじゃないかと思いますね。


改めて、今回の衆院選挙の争点っていいますと、
原発、TPP、消費税、憲法、オスプレイ、国防軍とかのようですが、
どれもそもそもは官僚政治の打破に行き着くのじゃないのかと、
そう思うのですが、どの政党もそこまでは言ってないようですし、
メディアも言ってませんね。

慎太郎センセーも都知事を辞任して立ち枯れに合流するときは
そんなことを言っていた筈ですが、今は誰も取り上げません。


やっぱ、そこに気づかせたくないのでしょうかねえ。。
どうなんでしょうか。

敦賀原発廃炉か?って言うけどさ

2012-12-11 23:06:23 | 社会・経済
インドネシアでM7を超える地震があったんですけど。
これって大地震だと思うんですが、あまり大きく報道されてませんね。
たいした被害がなかったんでしょうか。

先日の青森・宮城での震度5弱の地震と合わせて、
太平洋プレート周辺で大きな地震が続いてることについて、
地震学者センセーにハナシ聞くとか、メディアとしては
このところに地震についての見解なりがあってもいいと思うのですけど。

これってアレですか。
今、大地震のハナシをすると、やっぱ原発やばい、みたいなことになって、
選挙に具合が悪いからあえて無視してる?とか邪推しちゃうのですけど。


んで、敦賀原発の敷地に活断層が見つかった、いや、
断層が活断層が思われると、原子力規制していいんかい?が見解を
示したって事で、こりゃ廃炉か?ってな大ニュースになっておりまして。

これもねえ、一見、規制していいんかい?がまともに仕事しているような
印象を与えなくもないのですが。

なんかねえ、敦賀原発が捨て石、ってんじゃないですかねえ。

これ、規制していいんかい?は仕事してるよ、ちゃんとやってるよ、
というパフォーマンスのような気がするのですよ。

で、活断層と認めた、廃炉が適当と宣言したってのを事実化して、
規制していいんかい?の仕事ぶりの正当性・妥当性を事実化して、
このあともちゃんと正当・妥当な仕事をやってることにして、
でも本当はごまかして、他の原発は再稼働させるつもりなんじゃ?

とか、思ってしまうのです。

つまり、どうせ古くて廃炉も仕方ない敦賀原発を捨て石にして、
代わりに原発の維持・推進を目論む茶番だろうっていうね。


ところで、こうして規制していいんかい?が活断層だって言っても、
廃炉を強制することはできないのですってね。


 敦賀原発:規制委 廃炉に法の壁

 「今のままでは再稼働の安全審査はできないというのが、私の印象だ」。
 原子力規制委員会の田中俊一委員長は10日の評価会合でこう述べ、
 敦賀1原発の再稼働を容認しないとの姿勢を強調した。

 今回の判断は、「世界最高の安全規制」を目指す規制委にとって存在感を示した
 格好だが、現行法では事業者に運転停止や廃炉などを命じる法的権限はない。
 規制委事務局の原子力規制庁幹部も、委員長発言について「田中氏個人の感想」
 との見解を示しており、廃炉の判断は原電自身に委ねられる。

 原子炉等規制法では、「急迫した危険がある場合」に限って、
 「原子炉による災害を防止するために必要な措置を講じることができる」
 と規定。さらに、耐震設計をめぐる国の安全審査の手引でも
 「活断層の上に原子炉建屋など重要施設の建設は認めない」としている。

 しかし、「急迫した危険」の法解釈について、規制庁は「ミサイル攻撃や
 人工衛星の落下、火山の噴火など、明確に危険が予見できる場合」との見解だ。
 活断層の活動は1000年単位で起こるとされ、活断層を「急迫」と
 認定するのは困難とみている。さらに、国の手引も、建設時の許認可を
 念頭にしており、すでに建設されているものについては強制力はない。

 それでも、来年7月には、規制委設置法に基づき、既存原発にも
 最新の安全対策を課す「バックフィット制度」の運用が始まり、その延長で、
 活断層の影響があると認められた原発の運転を停止できるようになる。
 現在、敦賀原発は定期検査のために運転を停止している。

 「廃炉を命じるのは難しい」(規制庁幹部)との慎重論もあるが、
 田中委員長はこれまでの会見で「(活断層の可能性で)クロや
 濃いグレーなら運転停止を求める」と述べており、
 活断層と判断された場合は廃炉が不可避になるとの見方を示唆している。


よく、原子炉を建てた後に活断層が見つかった場合の対処について法律がない、
だから廃炉を強制できないって言うんですけども、、、 バカですか?

だったらだったで、そういうときどうしたらいいのかくらい、
大人だったらわかりそうなもんですが、考えないのですかね。

あっちゃいけないところに原子炉があるんだから、
法律があるないじゃなく、ないならないで考えて何かできるものでしょう。
強制できなくたって、普通だったら大人の思慮と判断で行動するでしょう。

少なくとも、原発の稼働はできない、核燃料を移動させなきゃいけないとか、
断層のずれが起きたときにあってはならない事態を回避させるためにね。

それを怠けて、法律がないとかふんぞりかえって、どういうことでしょう。

ま、核燃料の持って行き場ってもんがないんですけど。


敦賀原発敷地の活断層との判断については、日本原電が反発してるようですが、
ま、往生際が悪いと言いますかね。

廃炉となれば、膨大なコストがかかるので気持ちもわかりますけど、
これまで適当に調査をやったことにして原発を建てたんですから、
自業自得っていいますかね。

いいじゃないですかね、これまで原発で儲かったのでしょうから。


ま、こうやって。
一応、規制機関があそこは危ないと言って存在感を示して、
でも法的にはどうすることもできないみたいな茶番、
そんなスパイラルが繰り返されていくのですよ。

これが原発なんですけど、こんなものを必要だって言う人がいるのですね。

あ、無駄だから必要なんですね、そうでした。