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タブレットPCは持ってないけど自炊した書籍を読む

2011-02-19 23:45:15 | Mac,ガジェット
意外とあっけなく書籍を電子化したところで、いよいよそれを読んでみます。
が、、



あら?
右側のページが、上下逆さまになってしまってますよ!

そうなのです。
ScanSnapは自動で書類の向きを判別してしまうので、
ページによっては逆さになったり、横になったりすることがあり得るのです。

これを防止するにはスキャン時の設定が必要なのです。



読み取り設定で、「原稿の向きを自動的に補正」をオフにするのです。
これで、意図した原稿の向きに統一されます。

これでOK!かというと、そうでもありません。
PDFリーダで雑誌の見開きページを見ようとすると、



左右のページが逆です。。。orz

PDFリーダは、基本的に左綴じの書類を想定してるようで、
右綴じの雑誌なんかだと、見開き表示はこう逆になってしまうのです。。。

Acrobat Profesionalがあれば、書類を右綴じか左綴じかに設定できるんですが、
自分にはAcrobat Readerしかないので、そういう編集が出来ません。
なので、Acrobat Professional付きのScanSnap S1500にしておけばよかったかなと、
ちょっと後悔したのです。

が、右綴じでも左綴じ対応できるPDFリーダがあれば済むことですけどねえ。
今のところ、Mac環境でなかなか最適なリーダを見つけられずにいます。。




ところでスキャンの精度ですが、カラーの200dpi相当のファインモードでスキャンしても、
上の写真のように拡大しても文字はつぶれることなく、読むには十分です。


スキャンした書籍をiPhoneで読むのにいくつか方法はありますが、
自分が最初に行ったのは、PDFをいったんDropboxに保管し、
それをiPhoneからGoodReaderで読み込むというもの。



こんな風に、GoodReader内に書籍がおさまります。

iTunesから同期させてiBooksにおさめれば、こんな本棚が出来上がり。




さらにスキャン時の設定で「検索可能なPDFにする」を選んでおけば、
テキスト部分がをテキストとして読み取ってくれ、テキスト検索が可能になります。



例えばiBooksで任意の言葉を検索すると、



こんな風に検索結果がハイライトされます。

同じことをGoodReaderで行うとこんなカンジ。



グレーでハイライトされるGoodReaderより、iBooksのほうがわかりやすいです。
ま、そんなにテキスト検索をする機会は多くないと思われますが、
そうするとGoodReaderのほうが軽快な感じがしますね。


ただ、横書きの文章はこうしてちゃんと認識してくれるのですが、
ScanSnapのOCR機能だと、縦書きの認識は弱いみたいです。

縦書きのテキストでもちゃんと認識させるには、
「検索可能なPDFにする」設定をはずし、スキャン後に
Acrobat ProfessionalでOCRするのがいいようです。

それを考えても、上級機のScanSnap S1500にしておけばよかったかなあ、
なんて思うのでありました。。。

タブレットPCは持ってないけど自炊する

2011-02-19 23:23:37 | Mac,ガジェット
iPadのヒットによって、タブレットPCなどで本を読むスタイルが
一般化してきましたよね。

もちろん、iPhoneなどのスマートフォンやKindleのような専用端末で
読書をするスタイルは少し前からあったのですけど、
iPadの登場から文字中心の書籍からヴィジュアル主体の雑誌まで、
モバイル端末で読む機会が増えてきているようです。


自分も、今ではほとんどページをめくることはないのに、
捨てるに捨てられない雑誌というのがあって、
それをどうにかしたいというのは長年の課題であったんですよね。

読みたいページだけスクラップして物理的に保存するテも
あるといえばあったんですが、それをiPhoneで読みたい欲求も大きくなり、
ドキュメントスキャナの性能もここにきて上がってきたこともあり、
思い切ってそれらの電子化・・・自炊をしてみることにしました。


さて、まずは道具がなければ始まりません。



雑誌を裁断するためのカッターにカッティングマット。
裁断機という選択肢ももちろんありますし作業的には
カッターよりも確実と思われるのですが、自分の場合、
たまに保存したい雑誌がある程度なので、カッターで十分かと。

そして肝心のドキュメントスキャナ。



いくつかありますが、評価の高いPFUのScanSnapなら問題ないでしょう。
自分は小型のS1300というモデルを購入しましたが、大量に自炊するとか、
ついでにAcrobat Professionalが欲しいという方には上級機のS1500がオススメです。
Acrobat Professionalがついてこの値段ならお買い得ですからね。


さて!
では自炊の作業に取りかかりましょう。
まずは、書籍のスクラップです。

中綴じの雑誌であれば、真ん中からこうやってページを開いて、
留め金を外します。



そして留め金の痕や折り目に沿ってカットするだけです。
留め金が通っていた孔はスキャンの際に詰まりかねないので、
差し支えなければその部分を避けてカットするのがいいでしょう。




雑誌によっては幅がScanSnapのガイドに入りきらない場合があります。



ま、ガイドにおさまるようにサイドをカットするしかないですね。


書籍のスクラップが終えたらいよいよスキャンです。
まず設定で気をつけなければいけないことは、
画質の設定を好みにすることはもちろん、
「継続読み取りを有効にする」ことが必要です。



ScanSnap S1300の場合は10枚程度しかトレイに載らないので、
それ以上ページがある書籍のスキャンには、トレイにページを
継ぎ足していかなければならないのですね。
その継ぎ足しをして1ファイルにするための設定なのです。



トレイに載せた分のスキャンが終了すると上のような画面が現れるので、
次のページをトレイに載せて継続のボタンを押します。
全てのページのスキャンが終了すれば「終了」ボタンを押します。




スキャン時の様子はこんなカンジです。
結構スムーズで、見てるだけで楽しくなります。
両面同時にスキャンしてるので、早いですし簡単です。
もっとスキャンする書籍が欲しくなるくらいです。

終了すると、PDFリーダが立ち上がります。




いやー、最初にこの画面が現れたときは感動ですよ。
紙があっという間にPDFになるんですからね。

さぁて、これからPDFで読んでいくワケですが、この続きはまた次回。