ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

マジですかぁ~?

2013年02月14日 20時37分05秒 | 室内管弦楽団
薬学部の定期試験も終わった.
ここ数日は,追再試験までのつかの間の空き時間.

室管のヴァイオリン弾きがひょっこり遊びに来た.
次の定演で演奏する弦楽合奏曲の候補をいくつかあげて欲しいと言う.
楽譜を早めに手配して,じっくり練習したいらしい.
なかなかよい心がけデス.

初心者が挑戦して演奏会にもっていけるような曲を探すのはなかなか難しい.
昨年はMozartのアイネ・クライネ・ナハトムジーク.
そして,本番ではこの曲の終楽章で崩壊寸前.

その前の年はMozartのディベルティメントK.136.
難曲だけどVnの名人がいたので,とりあえず形にはなった.

う~む,今年はどうしよう?

レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲.
ドボルザークの「弦楽合奏のためのセレナード」.
あとはミュージック・エイトのストリングス・オーケストラ用の楽譜で面白そうなものをやってみたらいかが?

と言っておいた.
でも,その前に追再試験頑張ってもらわないと・・・.

そのバイオリン弾きさんは「来週の再試験が後期の試験の本番デス!」と明るく笑い飛ばしていた.
マジですかぁ~?

定演の曲の心配より,部員の後期試験の結果のほうが心配デス.




野菜牛もつ煮らーめん@8番らーめん

2013年02月13日 22時13分50秒 | 北陸ラーメン大学
深々と雪が降る夜に8番らーめんへ行った.



雪がワサワサ降っている.
でも,もう2月の中旬.
もう少しで春だな.
冬は最後の力を振り絞って雪を降らせているな.

春になる前に「冬季限定」のラーメンを食べ歩かなくては・・・.

「野菜牛もつ煮らーめん」は金沢のテレビCMでも宣伝している.
それにあおられて,食べに行った.



コクのある加賀味噌を使い厳選したもつをじっくり煮込みました.
辛味の決め手は京都丹波産の唐辛子
期間限定で復活発売です.


加賀味噌などの“じわもん”が使われているらしい.
濃い褐色の赤味噌ベースのラーメンが出てきました.



味噌の香りは深いデス.
北海道の味噌ラーメンのようにギドギドっとした感じはなく,上品な味わいのスープ.
ピリリと辛味が効いている.

麺は平打ちの縮れた太麺.
水分が多く,ツルツルテカテカしている.
味も素っ気もなかったストレート平麺の時代から,麺のクオリティーもかなり変わった.
8番の麺も随分と進化して美味しくなっている.



メインの牛もつはレトルトパックに入っていた.
厨房が見えるカウンター席だったので,レトルトパックの牛もつを入れるところがよく見えた.
チェーン店なので,牛もつ調理の簡素化や味のクオリティーを統一するにはレトルトが最適なのでしょう.
レトルトを隠す必要はないのでしょうが,ちょっと味気なさを感じた.



でも,甘辛く煮込まれた牛もつの味はなかなか.
とても柔らかい.
キャベツ,ニラ,ニンジン,モヤシなどの野菜炒めと牛モツの組合わせもなかなか.

冬が終わる前に,もう一度食べたくなる一杯でした.

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真珠の耳飾りの少女

2013年02月11日 20時21分19秒 | 映画・ドラマ
2月の3連休中にHDに録りだめておいた映画をまとめて見た.
その中で印象に残っている作品のひとつが「真珠の耳飾りの少女」.

フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」(↓)は「北のモナリザ」とも言われている.
この作品のモデルには,多くの謎が残されている.



この謎をモチーフにした同名の小説を映画化したもの.

画家のフェルメールの屋敷で使用人として働き始めたグリートは,ある日アトリエの窓拭きをしたことで光を変化させ,フェルメールの創作意欲を刺激する.
やがてフェルメールはグリートの色彩センスを見抜き、彼女に絵の具の調合を手伝わせるようになるが・・・.




と言うようなストーリー.
話しの展開は推理の域を出ないが,見事なのは映像の美しさ.
当時の風景や衣装を完璧に再現している.

光が波動性と粒子性を兼ね備えていることを理論的に示したのはアインシュタイン.
しかし,アインシュタインに先立つこ300年近く前,光が粒子であることを直感的に見抜いていた人がいた.
それが17世紀オランダ美術を代表する画家ヨハネス・フェルメール.

映画の映像は,まるでフェルメールの絵のようだ.
光の粒子性までも再現している.

以前,ANAの機内誌「翼の王国」に分子生物学者・福岡伸一によるフェルメールの作品をめぐる美術紀行が連載されていた.
その語り口は分子生物学と絵画との間の「動的平衡」であり,フェルメールの絵に隠された秘密のベールをひとつひとつ解き明かすような面白みがあった.
出張や旅行で飛行機に乗るたびに,その連載の美しい写真や奥深い文章を楽しみにしていた.
それがフェルメールを知るきっかけ.

だから,この映画にはものすごく期待してた.
そして,期待を上回る素晴らしい映像美.

グリート役のスカーレット・ヨハンソンの役作りも繊細.
表情や仕草のひとつひとつに微妙な陰影があり,「光,刹那の微分」(窓からの一瞬の光を捉える!)を表現できるフェルメールの相手役にぴったり.
セリフがなくても全てを語っているような表情やしぐさはさすがです.



フェルメールの世界観に同調した珠玉の映画.
そして,美人には謎が多いほうがいいかも?

武骨炙肉らーめん@武骨屋商店

2013年02月10日 20時30分16秒 | 北陸ラーメン大学
金沢・直江の「武骨屋商店」へ行ってきました.



「一心屋」のセカンド・ブランドにふさわしく「一心魂」武骨外伝が壁に掲示されている.

不器用な男が武骨な心で一心不乱に豚骨を砕き続け,
一昼夜かけて心を注ぎ炊き出した一心魂のスープには
職人の心が高度に濃縮されています.
(中略)
ラーメンを愛する心は誰にも負けません.




随分と気合が入った店です.
熱い心いきを感じます.

初訪問でどのようなラーメンなのか分かりませんが「武骨炙肉らーめん」を注文.
赤い丼に入って登場.



豚骨色のドロドロ系スープ.
粘度は高く,京都の「天下一品」のような強烈な粘りがある.

これを一口含むと,まず魚介の味が広がる.
その味には,まるで生臭さを感じさせるようなパンチ力がある.
節系のようなマイルドな魚介味ではなく,魚の煮物のダシのようなダイレクトな味.
二口,三口スープを飲むと,魚介のインパクトに慣れる.
そして,動物系の濃厚な味にとって替わる.
ドロドロの割には脂分は少なく,コラーゲンがたっぷり.
とても重厚.

麺はストレートの細麺.
細麺だがクタることなく,シャキシャキした生きのいい麺.
ドロドロのスープが細麺のすき間にまとわりついている.



チャーシューはやや薄め.
焼目をつける時に肉が焦げる風味が生きている.
そこへ黒コショウがたっぷり振りかけられ,ワイルドな風味となっている.
軽めの味付けで肉本来の味が生きている.



不器用で武骨をウリにしているが,決して雑な味ではない.
かなり手の込んだ工夫が感じられるラーメンでした.

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リトル・マエストラ

2013年02月08日 22時33分40秒 | Weblog
石川県志賀町福浦を舞台にした映画「リトル・マエストラ」.
原作のコミックを映画化し,この2月から全国順次公開ロードショー中らしい.



「石川県の小さな港町を舞台に、天才指揮者と勘違いされた少女とアマチュアオーケストラがともに成長していく姿を描くハートフルストーリー」というキャッチコピー.

石川県在住で某アマチュアオーケストラに身を置く者として,この映画に興味しんしん.
映画を見る前に,映画をコミカライズしたものに目を通した.
(原作のコミックとは違う,と思う)



確かに,こんな感じの漁港(↓)が能登のどこかにあったような気がする.



アマオケの練習風景もこんな感じだし(↓).



「威風堂々」を作曲したエルガーさんも少女マンガチックに描かれている(↓).



やはり,北陸のイメージは雪ですか?
石川県立音楽堂のまわりには雪が積もっているし(↓).



少女マンガだとそういう展開だよねぇ~,というところが随所にある.
そんなのアリですかぁ~,と突っこみたくなるところも満載.

映画やコミックにリアリティーを追求してもしょうがないし,子供向けのマンガだったらこれでOKかな?