ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

武骨炙肉らーめん@武骨屋商店

2013年02月10日 20時30分16秒 | 北陸ラーメン大学
金沢・直江の「武骨屋商店」へ行ってきました.



「一心屋」のセカンド・ブランドにふさわしく「一心魂」武骨外伝が壁に掲示されている.

不器用な男が武骨な心で一心不乱に豚骨を砕き続け,
一昼夜かけて心を注ぎ炊き出した一心魂のスープには
職人の心が高度に濃縮されています.
(中略)
ラーメンを愛する心は誰にも負けません.




随分と気合が入った店です.
熱い心いきを感じます.

初訪問でどのようなラーメンなのか分かりませんが「武骨炙肉らーめん」を注文.
赤い丼に入って登場.



豚骨色のドロドロ系スープ.
粘度は高く,京都の「天下一品」のような強烈な粘りがある.

これを一口含むと,まず魚介の味が広がる.
その味には,まるで生臭さを感じさせるようなパンチ力がある.
節系のようなマイルドな魚介味ではなく,魚の煮物のダシのようなダイレクトな味.
二口,三口スープを飲むと,魚介のインパクトに慣れる.
そして,動物系の濃厚な味にとって替わる.
ドロドロの割には脂分は少なく,コラーゲンがたっぷり.
とても重厚.

麺はストレートの細麺.
細麺だがクタることなく,シャキシャキした生きのいい麺.
ドロドロのスープが細麺のすき間にまとわりついている.



チャーシューはやや薄め.
焼目をつける時に肉が焦げる風味が生きている.
そこへ黒コショウがたっぷり振りかけられ,ワイルドな風味となっている.
軽めの味付けで肉本来の味が生きている.



不器用で武骨をウリにしているが,決して雑な味ではない.
かなり手の込んだ工夫が感じられるラーメンでした.

にほんブログ村 グルメブログ ラーメンへ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ