ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

カムサハムニダ!

2013年06月06日 20時52分08秒 | 卒研生あれこれ
6月6日(木)は総合薬学研究(いわゆる卒研)の発表会の日.



発表会の当日は学部の授業を行なわず,全学生が卒論発表会を聴くシステム.
この発表会は,将来の卒研配属生をリクルートするための絶好のPRの場でもある.
6年生と同じくらい,こちらも力が入る.

当研究室からは3名が発表.

殿村沙紀
「3時間糖負荷試験からみた反応性低血糖の危険因子の解明と薬物治療に関する調査研究」

澤矢千晶
「分子内Sb-N相互作用を持つトリアリールアンチモンをトランスメタル化剤とするヨウ化アリールとのクロスカップリング反応」

内海友希
「鉄触媒を用いたトリチエニルビスマスと酸塩化物との反応」

3人とも自分の発表直前までセミナー室で入念にリハーサル.
お互い,支え合っていマス.

うちのラボの発表が始まる直前の演者の発表が始まった.
でも,3人娘はまだセミナー室にこもって練習している.
なかなかの大物と言うか,強心臓でふてぶてしいと言うか・・・?

あわてて3人娘を呼びにセミナー室まで走った.
発表直前までドキドキさせる連中である.
こちらがビビリ過ぎ?



さて,いよいよ発表本番.
教室に集まった聴衆は60名以上.
準備した発表要旨集(60部)が全て売り切れ.
こんなに沢山の人に聴いてもらえるなんて,とても有り難いことデス.
カムサハムニダ!



GWが終わってから,この日のために1ケ月ほどかけて準備してきた.
その成果が出た.
みんなは緊張していたものの,自信をもって堂々と発表.
余裕さえ感じられた程.

やれば,できるじゃん!

3人目の演者の発表が終わった.
やれやれと思った次の瞬間,分析化学の先生が質疑応答の挙手.
おいおい,これは予想外の展開.
専門分野外の先生は,こちらの想定外の突飛な質問をよくするもの.
ちょっとした緊張が走った.

分析の先生:「大変立派な発表でした.これ何回くらい練習しましたか?」

どどどどど~っ,と音を立てて緊張が解けた.

演者:「練習の回数は数えていませんが,10回以上は練習しました.」

さすが大和なでしこ.
控えめデス.
10回どころか,この1ケ月間大変でした.
とくに直前の数日は連日ギューギューやっていた.

分析の先生:「後輩のみなさん.プレゼンするときは,この3人の先輩たちを見習ってください.大変素晴らしい発表でした.」

これこそ,本当の予想外の展開.
感激しました.

今日の午前中に202PNにいた全ての人達に改めて感謝.
カムサハムニダ!!