The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2000 ジュブレイ・シャンベルタン 1er Cru クロード・デュガ

2015-08-23 10:44:50 | ワイン
いよいよ先日の『パパジイ』関係のワインの書き込みはこれが最後になると思う。

まあある意味このワインこそ、気合いの一本でもあるけれど、試しの一本でもあるわけだ。
というのは、ここの造り手に関しては、ことブルゴーニュ・ファンにおいてをや、その評価が大いに分かれるからだ。





世評、すなわちワイン本においては、最高の造り手の一人になるだろうけれども、そしてジブンの中においても、正統な代物であることは否定はしない。
ではお主はこのワインをコレクションするのか?と聞かれれば、勤めてそのワインを集めようとはしないだろう!
どちらかと言えば、その造り手の兄弟のドメーヌを集めるだろうということだ!

2000年物のプルミエは、このヴィンテージにして、すでに黒に近づく濃密な色合いで、ジュンジャーやジュヌパベリーやフェロモン様の香気を放ち、豪華絢爛たる味わいで、ことのほか堂々とした佇まいだ。

ではこのワインのどこに集めようとしない否定的な部分があるのか?と聞かれれば、どこにもないとは答えるだろう。
ただし筋金入りのブルゴーニュを飲もうとしたときに、敢えてこのワインを選ばない!ということなのだ。

ブルゴーニュ好きが求めるワインは、そこまで黒くなくても良い、そこまで凝縮してなくても良い、そしてそこまでエロくなくても良い!ということだ。
ブルゴーニュ魂が求めるのは、熟成したバローロのようなブルゴーニュではないのだ!

とまあ、色々言っちゃったけど、あくまでも偏屈ワインオヤジの私見だから許してよ!ということなのだ。
だから表題のワインは、物凄く旨かったけれど、ジブンの好みは違うと言うことなのであーる(笑)