２００５ ドメーヌ・ド・ラ・パール・デ・ザンジュ サンテミリオン・グラン・クリュ

実はこのワイン、あの『噂のワイン会』で御相伴にあずかったワインです。

まあ参加した皆さんも、最後の最後に登場したので、
はたして記憶にとどめているのか、どうか？

でもワタクシは忘れません、この稀有にして、
フィネスを湛えたサンテミリオンを・・・



はたして『制約の無い、自由なやり方でワインを造る』と言い切って、
その通りに、ことを運べる人が、世の中に何人いるでしょうか？

でもこのワインは、そんなワイン造りに携わっている人々が、
夢のまた夢と思っていることを、実に事も無げにやり遂げた代物と言えるのでしょう。

地所は『シャトー・モンブスケ』と『シャトー・パヴィー』の間とのこと、
０．１２haの小区画にして、そこに１９５７年植樹の６９０本の葡萄が植えられているという。

カベルネ・フランが９３．２％、メルロが６．８％の極めて特徴あるセパージュ、
摘芽に摘葉を施し、グリーンハーベストで低収量に留めます。

醸造については、幾つかの特徴ある手法に関する情報も入っているのも確かですが、
ここでは敢えて詳らかにはいたしません。

２００５年のヴィンテージで生産量１２３本のワイン、
日本に入ってきたのは、たかだか６本のみ・・・

分かるでしょ、このことを鑑み、事の重大さが・・・
ここまでお披露目出来ずにいた理由が・・・

飲んだ感想は？と聞かれても、敢えて言いません！
それはなぜか？このワインを飲んでもイイ条件として、
このシャトーのオーナーであるグレゴリー・レイマリー曰く、
コメントは言わないでくれ、だと・・・

でも、言わなくても分かるでしょ、聞くだけ野暮というもんだ！
持ち込んでくれた、仙台のＹさんに大感謝！

遅ればせながら、アリガトー！