The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

モディリアーニ見てきました!

2008-09-11 21:19:12 | ライフ
一週間ほど前のことですが、県立美術館の『アマデオ・モディリアーニ展』を見て参りました。

20世紀初頭のパリに集った個性的な芸術家集団『エコール・ド・パリ』の代表的な人物の一人・・・

そのあまりにも短い生涯は、半ば伝説となっております!
その昔、フランス映画界きっての貴公子ジェラール・フィリップが『モンパルナスの灯』でモディリアーニを演じ、その後アンディ・ガルシアも演じております。

その人物画をじっと見るに付け、デフォルメと人はいうけれど・・・
絵画と人物のあまりの違いに驚かされます!

悲劇的な最期を共に迎えた若き妻ジャンヌでさえ、その美貌とはかけ離れた、黒目のない、馬ズラの人物像で度肝を抜かれました。

あのピカソでも、どこかに本人の面影を見つけることが出来るのですが・・・

さて、そのモディリアーニ・・・
かれの描いた人物像からは内省された心象が放たれます!

出展された48作品を2時間かけてしっかりと見てまいりました!

残されたのは肩にのしかかるズンと重い感覚です!
世紀末を越えて、新世紀で輝いていたはずのパリの片隅のモンパルナスで、
貧困に耐え何を思い、何を目指したのか?

気がつけば・・・芸術の秋ですか?

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さて今週末(9.13)は第35回目のキュイジーヌの会ですぞ!
テーマは夏場ブルゴーニュの一本勝負『ヴォーヌ・ロマネ』となりました!
ウェルカムは泡で、白3本、赤5本のラインナップであります。
参加登録の御仁はご油断なきように・・・

では!

98’NSG ダモードの造り手やいかに・・・

2008-09-11 14:53:07 | ワイン
先日のNSG祭りのラインナップにドメーヌとメゾンの両ルロワを並べました。

ドメーヌ物は初ヴィンテージの88’NSGオー・ブドーを、
メゾン物は98’NSGレ・ダモードを出したわけです!

ドメーヌ物はなにしろ品格のNSGでして、それこそ地場のテロワをムンムンさせながら、いわゆるドロっちい風味のそれではありません!
もちろん、背筋の通った凛とした味わい、更には遥か向こうに熟成の到達点が控えております。
その味わいはむしろヴォーヌ・ロマネの銘醸地帯に近いといえるでしょう!

さてその直前に登場した98’レ・ダモードは、さすれば何某の造りでしょうか?

濃厚なガーネットの液体は、澄み切って照りも見事です!
更にはタイトで奥行きのあるミネラリーな風味には、熟したカラントや、
セミドライのプラムを感じます。
そして東洋系の香辛料のアクセントよろしく極めて複雑な様相なんですね・・・
マッタリとした旨味の広がるフルーツは、土っぽさも程々の古典的なNSGの造り!
今美味しいし、先も楽しみなんですね♪

さてこれをメゾン・ルロワに供給した造り手は誰でしょう?

レ・ダモードとくれば・・・

ロベール・ジャイエ・ジルか、リュシュノーか?
他にいます?そうそう、その会にも登場したルモリケも持っています!
それと、ビオ系のピエール・ボニーでしょうか?

まさか・・・ねえ!