The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ペッサク・レオニャン、赤の流れ

2006-09-13 21:48:33 | ワイン
濃密なヴァイオレットの95’から、わずかにエッジがアンバーに染まっている90’、そして全体がガーネットに色濃い85’まで、3本のパプ・クレマンをグラスで並べる事で、紫のグラデーションが楽しめます。

これは、5年飛びの垂直の妙味って言うのでしょうか?
ワイン会だけに与えられた、一つの特権みたいな物・・・

パプ・クレマンは、他の圧倒的なニ銘柄に臆する事無く、
見事な自己主張を見せてくれました。

それは、始めから漂う甘酸っぱいプラムやカラントの芳香や、ペサック・レオニャン独特の焼きベーコンや良質の葉巻、焦げたニュアンスのアイランド・モルト、などをふんだんに楽しむ事が出来、更にはふっくらとした肉厚の果実をほうばる事が出来たからであります!

赤のスタートに、こんなん並んだからさあ大変!!

でもこれがほんの序曲でありまして、
最後の78’シャトー・オー・ブリオンまで、
息の抜けない第102回ではありました!!