The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

甘いアローマが・・・3人の恋人

2006-09-01 21:09:49 | ワイン
Zooののっけから3本のアムルーズが並んだのには、とにかくビックリしました。
アムルーズですよ、アムルーズ・・・

3本が同時進行で注がれたひにゃ、そこら中が甘い芳香で頭がくらくら、
最初からテンション上がりっぱなしであります。

イトウゾ神父も力はいっていました!

最初のジョセフ・ドルーアンは、相変わらずのしなやかさで、
いかにもシャンボールらしい造り!!
石灰を感じさせるミネラリーなトップに、ヴィオレットの花、
マッシュしたラズベリーや赤い果実のあまやかなアローマに包まれます。
味わいは正統派のエレガンスを追究、
この時代に、ここまで肩の力を抜いて、ピノの美しさを求める姿には、
拍手を送りましょう!

ロベール・アルヌーの別キュベにしてネゴシアン、
パスカル・ラショーは見事なアムルーズを世に送り出しました。
濃い目のルビーの色合いで、トップには特徴的な林檎の花と微かな樽香を感じます。
スミレの花とカラントの熟したアローマは甘くコンセントレーション!!
濃密で、僅かにタンニンを舌先に感じるフルーツは、
リキュールのようなフィニッシュで大成功!!

濃厚なヴァイオレットのグロフィエのアムルーズは、一段上のコンデンス!
アニマルを感じさせる複雑性と、艶かしいエキゾティックなニュアンスは、
ドメーヌ物の真骨頂でしょうか?
とにかく違う・・・何かが違う?
コクがあります、手放しで美味しいです!!
タケちゃん、04’のグロフィエって成功してません??

皆さん、いかがでしたでしょうか?