1 月10日の新聞の文藝春秋の広告を見て驚きました。
大きな活字で「消費税ゼロ」で日本は甦る」山本太郎。「政界の風雲児」本気の政策論文。消費税廃止の財源27兆円はこうすれば生み出せる。
の広告です。
このような阿呆な記事は立ち読みで充分。
前に何度か書きましたが文藝春秋激賞?の彼の政見を要約します。
・消費税廃止
山本さんは消費税廃止をした例としてマレーシャの例を挙げていますが。同国がそれに失敗して直ぐ止めたことには触れて居ません。彼と同行した野党は消費税廃止に反対。
・消費税廃止の財源として法人税増税
彼は法人税増税しても会社が日本を逃げ出すことはないと言っていますが、日本の法人税率はアジアでは最高なので、仮に彼の言う「企業が生産拠点をアジアに分散しなくても」国内に残った企業の競争力低下→労働者の賃金を下げるか抑制。法人税の増税の大部分は、労働者が負担することになるのです。
・消費税廃止の財源としての国債の大量発行
これは受け売りですが
マイナス金利(r<g)の日本経済で財政赤字を減らすのはバカげている。2025年にプライマリーバランスを黒字にする必要はない。永久にマイナス金利が続くとすれば、社会保障の赤字を無利子の永久国債でまかない、財政赤字を増やすことが合理的だ。しかし政府債務を2000兆円、3000兆円…と増やしていくと、どこかでインフレになり、金融危機が起こるだろう。問題は、インフレにどうやって歯止めをかけるかである。
山本さんはギリシャの大量の国債発行の失敗。IMFから大量の借金とそれに伴う厳しい要求とそれに喘ぐ国民の例を挙げて日本は円で手当てしているから問題ないとしていますが。自国の通貨建ての国債でも限度を過ぎると大きなことになるのは、多くの国で経験しています。
・最低賃金1500円
これに一番大きい影響を与えるのは、サービス業だけでなく最低賃金のアップは中小企業全般、農家にも大きな負担を掛けることになるとことでそれらの業界から猛反対が来ると思います。
山本さんは政府からの支援があれば乗り切れるとしていますが。1000円の今でさえ大問題が怒っているのに、それにジャブジャブ金をつぎ込んで乗り切れるか説明をしていません。
大問題なのは自民党政権を倒せないので、いくら大きなことを言っても実現不能の山本さんのどうせ実現の可能性は100%ないのだからと言った方勝ちの発言!!福島第一の大事故で反原発の空気に載って三陸の廃材処理の他の地方の処理反対で一応の成果を上げ、同地域の復興の遅れに貢献。彼もその成功?!に載ったのでしょう。!
それと100%判って彼の公約を無批判で載せた文藝春秋の意図は何なのか。本が売れさえすれば良い?今回は全く同誌の信頼性を問われるもので事情が違います。天下の言論誌の文藝春秋も彼のことを知っていると思うのですが。私は同誌は次号で山本さんの意見に反対の意見を掲載することを祈って居ますが果たして?
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