mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

ルーマニアの5つの修道院

2013年07月24日 | 旅行記

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 ルーマニア・ブルガリア大周遊(ワールド航空サービス社のツアー)の旅行記が終盤戦にさしかかってきました。

 そして、現在、ルーマニアの最大の見どころとでもいうべき「5つの修道院」の記事を書き始めましたが、ちょっと、首をひねっています。

 何に首をひねっているのかといいますと、ダイヤモンド社の地球の歩き方(ブルガリアルーマニア)では、255ページに大きな文字で「5つの修道院」というタイトルをつけて、その歴史とともに外壁を埋め尽くす鮮やかなフレスコ画を賞賛してしているのですが、問題は修道院の数が「5つ」ではないようなのです。

 地球の歩き方では、「16世紀初頭のオスマン朝(トルコ)が最盛期を迎える時代に、この地方はルーマニアの中世文化の華を咲かせていたといい、その華が北モルドヴァ、ブコヴィナ地方にある修道院群であり、1933年に世界文化遺産に登録された」と「いっています。

 そして、「その主要な5つが以下で紹介しているものだ。」といってますので、これを読めば、修道院の数が5つであるというのは、小生の勘違い!や思い込みであるということになりそうです。

 しかし、「5つの修道院」というタイトルを地球の歩き方やワールド航空サービス社で使っていますので、小生が勘違いするのも、やむを得ないのではないでしょうか?

 などと、書いてますと「お前は何が言いたいのか?」という疑問が湧くと思うのですが、そもそも「5つの修道院」は、世界遺産の名称と同じなのでしょうか?

 そして、世界遺産に登録されている修道院は、いくつなのでしょうか?

 そこで、ルーマニア政府観光局のホームページなどで調べたのですが、そこには「ーユネスコ世界遺産ーブコヴィーナ地方の修道院群」という言葉がありました。

 そして、「目次」としてアルボレ修道院など9つの修道院の名前が載っていました。 ただし、上から3番目の記載されている「スチェヴィツァ修道院は、世界遺産の選考の際、対象外となってしまった。」としていますので、世界遺産に登録されている修道院の数は8つが正しい!ということになりそうです。

 これで答えが見つかった!と安心するところですが、またまた問題が見つかってしまいました。

 それは、ルーマニア政府観光局のホームページに載っている9つのうち、世界遺産は7つだったからです。

 「だったら、7つで良いじゃないか!」という声が聞こえそうですが、正解は8つですから、ややこしいのです。

 ホームページの中身が1993年に世界遺産に登録された時点のものだけを書いていて、その後、2010年に登録されたスチェヴィツァ修道院のことを更新していないからです。

 そして、ダイヤモンド社の「地球の歩き方」でも「(スチェヴィツァ修道院を除く)」と書いているものですから、何も知らない小生などは、最初は世界遺産の修道院は5つだと勘違いしていたのです。

 こんな事を書いていましたら、小生の頭も混乱してきました。

 そこで、ルーマニア政府観光局がホームページで紹介している修道院の名前を掲載したいと思います。

 アルボレ修道院(1993年登録)

 ヴォロナツ修道院(同上)

 スチェヴィツァ修道院(2010年登録)

 スチャヴァ聖ゲオルゲ修道院(1993年登録)

 パラトウツィ修道院(同上)

 フモール(同上)

 プロボダ(同上)

 モルドヴィツァ(同上)

 ドラゴミルナ(未登録)

 ということになり、「8つ」が正解です。また、正式な名称は「モルダヴィア地方の教会群」のようです。

 なお、日本語に訳すときに「モルダヴィア」ではなく、「モルドヴァ」と訳している場合もあります。

 ルーマニア政府観光局もダイヤモンド社も早急にデータを更新した方が良いと思います。

 それにしても、「この間違いをお前が良く気がついたな?」と思いますよね!

 すべてWikipediaのお陰です。

 ではまた!

 

 


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