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土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

安産祈願の霊験新たかな帯解寺を訪ねました。

2011年04月26日 | 奈良の古寺巡り


(2011.04.23 訪問)

なんと艶っぽいネーミング、が粋筋ご用達では決してありません。もっともっと
賢所、雲上人命名のありがたい寺名なんです。とは言え宮内庁ご用達とは申しま
せんが、美智子皇后をはじめ雅子皇太子妃、紀子秋篠宮妃に安産帯を献納した実
績はこのお寺の大いなる拠り所、菊の御紋が随所に目立ちます。
帯解寺は知名度の高さに比して、境内は狭く、旧村のお寺の感じ、門前の道など
極めて細く、入り組んでいますが、さすがにお参りの方たちは大勢いらしたよう
です。

[ 帯解寺 ] おびとけでら
●山号 子安山(こやすさん)
●寺号 帯解寺(おびとけでら)
●宗派 華厳宗
●開基 文徳天皇
●本尊 地蔵菩薩半跏像(重文) 鎌倉時代 像高188cm

帯解寺縁起(帯解寺HPより抜粋)
当山は弘法大師の師である勤操大徳の開基巖渕千坊の一院で霊松庵と称していま
した。子供に恵まれなかった文徳天皇の皇后(藤原明子)が祖神春日明神のお告
げによって、帯解子安地蔵菩薩に祈ったところ、まもなく懐妊、惟仁親王のちの
清和天皇を無事出産。858年文徳天皇の勅願により伽藍が創建され、寺号を改め、
無事帯が解けた寺、帯解寺としたと伝えられ、安産祈願のご利益に霊験新たかな
お寺だそうです。

▼山門
立派な山門で、入るとスグ本堂です。


▼手水舎
徳川家もこのお寺にお世話になったそうで、手水鉢は徳川四代将軍家綱の寄進だ
そうです。


▼本堂
この日も多くの参拝の方々が祈祷を受けていました。本堂内からは、祈祷の声が
絶え間なく流れていました。以外と年配のご夫婦が多いように見受けられました。
なぜなんでしょう。


▼本堂外陣の千羽鶴


▼本堂


▼鐘楼


▼十三重石塔
立派な石塔で、大阪の子安講の方々が建てたそうです。


▼新御堂
1階が納骨堂、2階が護摩堂。2008年10月に完成。


帯解寺のHPを見ますと、「ご注意下さい」というページがあります。
帯解寺からスグの所にある龍象寺というお寺のことが書かれています。江戸期の
古文書が帯解寺の言い分ですが、早い話が本家争い、宗派が違うとそれぞれがボ
ロクソ、罵しり合い、それが今のお寺だと以前著名寺院のご住職から聞いたこと
がありますが、まさにその例がここにありました。
単に足の引っ張り合い、なんとマァ了見の狭い、ケツの穴の小さい(ボクとした
ことが、なんとお下劣な品のあるじゃなかった品のない表現で御座いましょう。
聞かなかったことにして下さい。)ことよと三者的に見ますとそう見えますが、
実はそうではなく何か深~いドロドロしたわけがあるのかも知れません。お釈迦
さんが聞いたらどうお諭しになるのでしょうかネ。
それでは、もう一方の安産祈願のお寺、龍象寺へ向かいます。どう受けて立って
いるのでしょうか。



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