土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

冥應寺、モダーンテンプルか。

2018年06月20日 | 大阪の古寺巡り






(2018.06.16訪問)


奈良県五條市に本拠を置く辯天宗総本山如意寺、今日訪ねたココ茨木市冥應寺はその如意寺の実践道場の意味を含めた第二の霊場と
云われているそうです。新興宗教と軽く言うつもりは有りませんが、一歩境内に入ると普通イメージする寺院イメージとは全く異な
り、イメージコンセプトの追求 (したかどうか判りませんが) 結果が伽藍デザインにも反映しているモダーンで新しいお寺のカタチ、
宗旨などボクには判りませんが、新宗教の面目は全国に広がる信者の数に表れているようです。





▼ナニこれ? お寺の本堂です。







[ 冥應寺 ]
●山号 飛龍山 (ひりゅうざん)
●寺号 冥應寺 (めいおうじ)
●開山 智辯 (ちべん)
●開創 昭和9年4月17日(1934年)
●創業 昭和29年(1954年)

●宗派 辯天宗 (べんてんしゅう)
●本尊 大辯才天女尊
▲大阪府茨木市西穂積町7-41 TEL.072-622-6861
▲拝観 9:00~118:00
▲JR京都線「茨木駅」から近鉄バス約15分「茨木弁天前」下車。
 名神高速道路「茨木IC」から、約5分。





冥應寺縁起。
昭和9年宗祖智辯尊女は本尊「大辯才天女尊」から天啓を享け昭和27年に教団を設立、昭和29年に奈良県五條市に総本山如意寺を落慶。
昭和39年大阪府茨木市に冥應寺を落慶。高校野球で知られる智辯学園と智辯学園和歌山校の母体は本宗である。





▼奥が参道口。手前に向かい左に行きますと広~い広場。

                     





▼広場兼駐車場。右に見える建物は本堂、左の塔水子供養塔。







▼階段上が本堂。







            ▼右石柱曰く、吉祥成就心安穏。







            ▼左石柱曰く、読めませ~ん。







▼手水舎。建物類のコンセプトを統一すると、手水舎もこうなるんですネ。







▼石段を上りきると前方に本堂。







▼手前に噴水花壇、中央に宗祖幼身像が坐っています。







▼宗祖智辯尊女。







▼これぞモダーン建築の本堂。







▼本堂内仏殿か祭殿か判りませんが、羅網瓔珞で飾られた豪華な荘厳。     













▼色々な羅網、これはもうアートです。







▼天井には宝相花。







▼右脇殿の荘厳。







▼左脇殿の荘厳。







▼お寺のシンボル桔梗と相輪。







▼本堂前からの景観。後方は北摂の山並み。







▼立派な信者会館、宿泊施設のようです。                    







            ▼冥應寺のシンボルタワー水子供養塔。                      







            ▼とてもお寺の施設とは思えません。塔高73m、昭和56年(1981年)完成。     













            ▼塔のテッペン、九重相輪に宝相花。                       







▼基壇には黄金の弁天さんが祀られています。                   







            ▼八手弁天像。八手の平には幼児の拝む姿を乗せています。             







▼弁天さんはこんなお顔。







▼地下がラウンド状に部屋が配され、水子供養室になっています。







            ▼水子供養塔、駆け上れ天への飛翔を願って手を合わせ冥應寺を辞しました。







▼ご朱印です。




モダーンテンプルという表現が正しいかどうか判りませんが、新しいお寺のカタチ、如何でしたでしょうか。
これにて辯天宗冥應寺 オ シ マ イ