土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

紀三井寺、二番札所の御朱印やっとゲット。

2015年02月05日 | 和歌山の古寺巡り



(2015.01.31訪問)


日高川町から和歌山市へ、
相変わらず迷車大和路号快調に紀州路を走ってます。
道成寺から紀三井寺を目指しています。
が、
和歌山市内に近づくほどクルマが増えてきます。
皆さんユックリユックリ走ってます。
大阪ではキット喧嘩になります。
やれやれやっとお寺に着きました。


▼多宝塔。





[ 紀三井寺 ]
●山号 紀三井山 (きみいさん)
●院号 護国院 (ごこくいん)
●寺号 金剛宝寺 (こんごうほうじ) 紀三井寺は通称
●開基 伝 為光上人 (いこうしょうにん)
●開創 伝 宝亀元年 (812年)
●宗派 救世観音宗総本山
●本尊 十一面観世音菩薩(秘仏)
●西国三十三カ所観音霊場第二番札所
▲拝観料 200円 朱印 300円
▲拝観時間 8:00~17:00
▲和歌山県和歌山市紀三井寺1201 Tel.073-444-1002
▲http://www.kimiidera.com/
▲JR線和歌山駅より紀勢本線(きのくに線)乗り継ぎ、普通電車南方面へ2駅目紀三井寺駅下車徒歩10分
 南海電鉄和歌山市駅より和歌山バス海南方面行き乗車、紀三井寺バス停下車、徒歩10分



▼変な天気とこの寒さ、天下の札所も参道に人影ありません。





紀三井寺縁起 (紀三井寺HPから抄出)
宝亀元年 (770年) 唐僧為光上人によって開基された霊刹です。
為光上人は、伝教の志篤く身の危険もいとわず、波荒き東シナ海を渡って唐国より到来されました。そして
諸国を巡り、観音様の慈悲の光によって人々の苦悩を救わんがため、仏法を弘められました。行脚の途次、
たまたまこの地に至り、夜半名草山山頂あたりに霊光を観じられて翌日登山され、そこに千手観音様の尊像
をご感得になりました。上人は、この地こそ観音慈悲の霊場、仏法弘通の勝地なりとお歓びになり、十一面
観世音菩薩像を、自ら一刀三札のもとに刻み、一字を建立して安置されました。それが紀三井寺の起こりと
されています。



         ▼寺号標。





▼山門 (重文)。重層楼門、三間一戸、入母屋造、本瓦葺、十二脚門。永正六年(1509年) 建立。





▼阿形仁王さんが右に、大きな目ん玉グリグリ、吸い込まれそう。





▼左吽形仁王さん。





▼仁王門くぐるとスグ石段。結縁坂と呼ばれ、231段あり相当急です。
 いやでも上らんことには境内へ行けません。





▼石段の中途法面に咲く水仙。





▼石段テッペン、目の前に六角堂。西国三十三カ所本尊を祀っています。寛延年間 (1750) 建立。





▼右に眼をやると新仏殿の勇姿、ユニークな伽藍デザインです。納骨壇を兼ねてます。
 堂高33m、平成十四年 (2002年) 竣工、鉄筋コンクリート造。





         ▼本尊十一面千手観音立像。像高11m、寄木造総漆金箔、
          平成二十年 (2008年) 落慶。
          京仏師松本明慶さん作。
          とにかくデカくてピカピカ、よく光ってます。





▼仏殿三階廻廊から右手山裾和歌浦方面、中央のグリーン帯は片男波海水浴場。





▼北側は境内が見渡せます。





▼鐘楼 (重文)。入母屋造、本瓦葺き、袴腰。天正十六年(1588年)建立。





         ▼幸福観音石像。
          大陸殉難の霊の追善と冥福を祈念し立てられたと碑は語っています。合掌。





▼大師堂。





▼本堂前の手水舎。





▼本堂です。桁裄梁間とも九間、入母屋造、本瓦葺、総欅造。正面唐破風と千鳥破風。
 宝歴九年 (1759年) 建立。





▼見てください、この入り組んだ複雑な屋根の構造。左が本堂正面です。それにしても枯れ木め。





▼本堂向拝。花も葉もない桜って邪魔ですねぇ~。格調高き紀三井寺の桜に対してこの発言取り消し!





▼本堂扁額。





▼大提灯。





▼結構大きい鰐口と奉納額。





▼玉眼に睨まれ、思い切り喝を入れてもらいました。恐れ多くて触れません。





▼境内から高台に多宝塔が見えます、行ってみましょう。





▼本堂横の石段を上ると開山堂。桁行三間、梁行三間、宝形造、本瓦葺。





         ▼その前に多宝塔です (重文)。
          三間四方、本瓦葺。文安六年 (1449年) 建立。
          五智如来が祀られているそうで、お寺一古い建物。





▼西国三十三カ所観音霊場第二番札所の御朱印です。





本堂拝観の感想。
内陣相変わらず暗くて中がなにも見えないので感想なし。
内、外陣境の格子の下のガラス窓これがまたどうしょうもない、ガラス窓を通してしか中が窺えず、外景の
映り込みが邪魔。参拝者は何に手を合わせばいいんだろう。信心深き方々はそんなの気にしないのかねぇ。





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