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■アフリカに進出する中国
<アフリカ全体との貿易総額で米国を抜き世界トップに躍り出た中国が、対アフリカ進出戦略の軌道修正に着手したもようだ。(中略)具体的には、産油国が自前で資源開発できる技術を供与するとともに、相手国から資源以外に農産物の輸入も促進。進出国の利益も図りながら、自らの国益を追求していく構えだ。中国は2000年に中国・アフリカ協力フォーラムを発足させて以降、資源開発への投資を加速。中国とアフリカの貿易総額(11年)は約1500億㌦(約15兆円)で米国を約240億㌦上回った。直接投資も急増し年間32億㌦に上る。日本は約4億6000万㌦。(中略)欧米からは、中国のアフリカ進出を資源収奪を目的にした「新植民地主義」と批判する声もある。(中略)一方、日本政府は来月1日から第5回アフリカ開発会議(TICAD)を横浜で開くのを前に、資源開発事業に5年間で総額20億㌦(約2000億円)の支援を表明。しかし、中米両国と旧宗主国の欧米各国は既にアフリカで「既得権」を確保しており、日本企業の本格進出は容易ではない。>
(東京新聞2013年5月20日付 中国 アフリカ戦略修正/貿易額世界一 欧米「新植民地主義」と批判/「進出国の利益も考慮」)
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■アフリカの主な資源国
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■日本と中国の対アフリカ貿易高
<日本政府は6月1~3日、横浜市で第5回アフカリ開発会議(TICAD)を開く。(中略)外務、経済産業両省や民間企業20社で構成する「官民連携協議会」が21日に、アフリカ外交に関する提言書を安倍晋三首相に手渡した。(中略)同様の提言書は、過去4回のTICADでも発表されているが、「企業側の(開発や投資の)意欲がこれまでと全く違う」(外務省担当者)という。
(東京新聞2013年5月27日付 来月、横浜で国際会議 アフリカ投資遅れ挽回/中国、巨額支援で先行/首相、首脳40人以上と会談へ)
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