徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

シェールオイル初の事業化/眠れる資源地図(メタンハイドレート、レアアース他)

2014-04-08 23:59:59 | News Map

(東京新聞2012年10月4日付 Q&Aシェールオイル国内初採取/眠れる資源開発弾み/日本海側有力視/技術、採算コスト課題)


■メタンハイドレート採取試験イメージ/メタンハイドレート開発研究の経緯
<愛知・三重県沖で12日、海底に埋まる次世代資源のメタンハイドレートを世界で初めてメタンガスに分解して採取できたことで、政府は将来の商業生産に向けて大きく前進した。(中略)採取地点は渥美半島の南約70㌔の海域。水深1000㍍の海底からさらに約300㍍の深さに氷状のメタンハイドレートの地層がある。作業は独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が実施。メタンハイドレートは地層の周囲の圧力を下げると、水とメタンガスに分離する性質があり、地球深部調査船「ちきゅう」からパイプを伸ばし、水をくみ上げながら地層の圧力を下げて、分離したガスを船上で回収した。(中略)国のメタンハイドレート開発実施検討会座長を務める佐藤光三東京大大学院教授は「ガスを長期的に安定して採取するための技術開発や、環境への影響など時間をかけて見極めるべき課題は多い」と話す。>
(東京新聞2013年3月13日付 メタンハイドレート海底ガス採取/純国産エネ 生産へ一歩)


■レアアースを含む泥の調査海域
<昨年は、埋蔵量は国内消費量の230年分程度と推定していた。>
(東京新聞2013年3月22日付 南鳥島のレアアース「埋蔵量は数百年分」/検出チーム教授見解)


■鉱床発見地点


■発見された鉱床のイメージ
<政府が沖縄本島沖の海底下で、金属が堆積した「海底熱水鉱床」の地層を新たに確認したことが分かった。(中略)日本周辺海域には計約5000万㌧の鉱床があると推定されてきたが、今回の技術を応用すれば、資源量が大幅に増える可能性があるという。(中略)調査は、経済産業省の委託で独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が1~2月に実施。4月中にも報告書をまとめる。調査地点は那覇市の北西約130㌔の排他的経済水域(EEZ)。>
(東京新聞2013年4月8日付 沖縄海底に大規模鉱床/政府調査 資源確保へ前進)


<同庁の委託を受けたJX日鉱日石開発(東京)と石油・天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が約3ヵ月間
調査を実施する。愛知県沖で3月にガス産出試験に成功した探査船「ちきゅう」が今月14日夜、佐渡島の南西約30㌔の海域にある水深1100㍍の海底で掘削を始めた。今後、海底下2700㍍地点まで掘り進み、早ければ6月下旬から石油やガスを取り出す作業に入る。>
(東京新聞2013年4月16日付 石油・ガス 佐渡沖で試掘開始/政府が主導 9年ぶり)


■国が今後3ヵ年でメタンハイドレートの埋蔵量を調査する日本海側海域
<調査はまず8日から7月20日ごろまで新潟県の佐渡沖と石川県の能登半島西方沖で実施。調査船による音波調査で深さ500~2000㍍の海底の地質を調べ、メタンハイドレートがどのあたりにあるかを確認する。(中略)今回、日本海側で調査するのは海底で一部がむき出し状態になっている「表層型」と呼ばれるメタンハイドレート。>
(東京新聞2013年6月8日付 メタンハイドレート埋蔵量 きょうから日本海側調査/政府初3年で6地点)


<資源開発大手の石油資源開発は25日、秋田県由利本荘市の鮎川油ガス田で、新型原油「シェールオイル」の商業生産に向けた検討を進めると発表した。商業生産の開始時期は「現時点では決まっていない」としているが、事業化が実現すれば、国内初のケースとなる。同社は2012年10月、鮎川油ガス田でシェールオイルの採取に国内で初めて成功。(中略)また、同社は秋田県男鹿市の福米沢油田でも国内二例目となるシェールオイルの試験採掘を14年度に始めると正式に発表した。>
(東京新聞2013年7月26日付 秋田ガス田シェールオイル 初の商業生産検討 石油資源開発)


<調査では、上越市沖約8260平方㌔㍍と、能登半島西方沖約5950平方㌔㍍の海底の地質構造を音波で探った。その結果、深さ約800~約1200㍍の計225ヵ所程度でメタンハイドレードの埋蔵可能性をうかがわせる独特の地質構造が見つかったという。経産省は、広域調査で約3年をかけ、日本海側の資源量を把握する計画で、14年度は秋田県沖、山形県沖、島根県の隠岐諸島周辺を調査する。15年度は北海道周辺や秋田県沖、山形県沖を調べる。>
(東京新聞2013年8月28日付 メタンハイドレード調査 日本海225ヵ所に埋蔵か)

<資源開発大手の石油資源開発は7日、秋田県由利本荘市の鮎川油ガス田で、地中深くの岩盤に含まれる新型原油「シェールオイル」の商業生産を4月1日に開始したと発表した。(中略)石油資源開発は、商業生産に当たって地上に施設を整備した。事業費や販売価格は公表していない。試験段階の昨年7月までに約1521キロリットルを生産した実績があり、採算は取れるという。鮎川油ガス田周辺のシェールオイル埋蔵量は500万バレル(約79万5000キロリットル)と推定される。現在の一日当たり生産量は国内で産出される原油の1%余り。年間を通じて持続しても、2億キロリットルを超える輸入量に遠く及ばないが、村橋庸也秋田鉱業所長は「一定期間は連続して生産できる見込みだ」と述べた。一方、同社は秋田県男鹿市の福米沢油田で準備を進めていたシェールオイル生産の実証試験に関し、5月下旬に井戸の堀削を始めると公表した。>
(東京新聞2014年4月8日付 シェールオイル生産開始 秋田ガス田 初の商用/国内資源新たな一歩)

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