レッドヒル・ヒーサーの森とは、赤塚植物園といういわば農場が経営母体の植物公園で、昨年9月末にオープンした。 従って、ここは実験農場的運営もされているようで、新しく作られた植物、変えられた(改良された)植物が多く植えられており、 私の「花写真鑑」にまだ無い花(以下“新種”という)に多く出会うので、今回で2回目の訪問である。
私の「花写真鑑」はすでに1400種類を超えたので、“新種”を探すことは極めて困難になってきた。 所がここは、これから先市場に出回るであろう植物が実験的に植えられているようであるから、“新種”を見付ける可能性が非常に高い場所なのである。 ただし、園芸品種が多くなることは、やむを得ないこととしている。
過去は「ラナンキュラス」と並べて、我が家の花壇の春を飾っていた、極めてなじみの深い植物であるが、これがなんと大きい物は直径が100mmを超える巨大な花なっているのには驚いた。 葉も形も色具合も全く変わらず、 ただ大きいのである。 こんな花は過去一度も見たことは無い。
「パンジー」を小さくしたのが「ビオラ」、更に小さくして一昨年あたりから市場に出てきた「マイクロビオラ」や、「シクラメン」を矮小化したものが「ガーデンシクラメン」とされており、これらは可愛くて長い間、沢山の花をつけるから、すんなりなじめた。
この大きくなった花は、見た目は非常に豪華に見えるから、そこに惹かれる人もいるであろうことは理解できるし、矮小化で一儲けした人たちを見て、巨大化を目論むことも流れとしては受け入れられないことは無いが、私はこの「アネモネ」や「ラナンキュラス」を植えたい気持ちは起きてこないのであった。
巨大化の中で、最も大きいのは下の紫色の花で、120mm程とみた。
この色も私は過去に見た記憶はない。
「アネモネ」と同感。
ここに上げた3点は比較的目にすることが少ない物としてあげたが、初見ではない。
この色は見た記憶が無い。
形はかわらないで、葉の色までかわっているが、薬品の影響だろうか?
「キンメツゲ」かと思ったが、葉が小さいので、「ツゲ」としたが、科学の力は恐ろしいとも思い始めた。
私は花にばかり注目していたが、他でも観葉植物として扱われている事が多いが、それにはもってこいの色具合ではあるはなあ!・・・しかし、これも購入して我が庭で見ることは永久にないだろうなあ!。
これらは「花写真鑑」に無い色として、掲載するか否かを悩んでいる。 市場に出回るなら、載せてもいいが、当面は市場の様子を見るとして掲載しないでおくつもりである。 第一弾は以上、園芸界(?)の先端状況(??)の一端を紹介した。 このあとブログは“新種”の掲載を考えている。
>「ツゲ」としたが、科学の力は恐ろしい
交配、選抜などをして人為的に作った園芸品種となるとその数は理論的には無限大ということになります。
それでは「新種」の値打ちが下がってしまうような気がします。
「花写真鑑」は増やしたいし・・・痛しかゆしの心境ですね。
それにしても120mmは花と言うより造花に近い印象ですよ。
あの桜でも新種がどんどん登場していると聞きます。
私も変化に対応しなくていけないと思っています。
園芸界という言葉があるのかどうか知りませんが、ここでは、科学の力が蔓延(?)し、それを金儲けの手段に極めて活発に使われ、発展しているように、私には思えてしまうのです。
こうして次々と際限なく新しい花が作り出され、正に造花の状態になっている中で、”新種””新種”と騒いでいること自体無意味な事、馬鹿馬鹿しいことのように見えてきます。 しかし、それを1400もやってしまうと、今頃放棄するのが極めて勿体ないし、私は今まで一体何をやってたのだろうと思ってしまいます。・・・と言うわけで、止める訳には行かないのです。