久々に好天の2016.10.24(月)、最近オープンした津市の南部にある「レッドヒル・ヒーサーの森」に来て、咲いている花の内珍しいのを優先的に略全体を撮影してきた。 帰って数えてみると、全体で37種類の花を撮っていた。
この中で、10種類は名前が分からないので、経営母体の(株)赤塚植物園に写真10枚を添付したメールを送付したところ、翌日になり若そうな女性から電話でひとつずつ名前を教えてくれたので、10種の花の名前が全て判明した。
耳も十分でない私のこと、聞き間違いもあるかと、花図鑑やネットで再調査確認した結果も含め下記にまとめる。 その結果、私の「花写真館」にまだ無い花:”新種”(以下同)は7種であり、3種はすでに「花写真館」にあったので、写真を追加した。
これは花では無く実である。 初めて目にしたが、最初は「ブラシノキ」の実かなと思ったが、葉が全く異なり、オーストラリア産の庭木らしいと判明した。
「ハナアロエ」 別名「ブルビネ」
“新種”と思ったが、花の色違いであったので、写真を追加した。
電話では「シンフォリカルボス」と教えてくれたが、調べたら和名があったので、長ったらしくて名前を覚えにくいカタカナ名でなく、「セッコウボク」を当「花写真館」での基準名とした。
厳密に言えば、花の状態が少し違うが、この程度の違いでは“新種”とはしないとしている。
隣に「カンナ」が咲いていたし、実のようだとは思ったが、別の種と思ってしまった。 しかし、長年「カンナ」をみているが、実がこんなのであったとは、今の今まで知らなんだ?!。
「ハナゾノツクバネウツギ」の園芸品種であり、つい最近までの基準では同種の範囲としていたが、これほどに園芸品種が出てくると、無視することができなくなり、ついにこれを”新種”とすることにした。 その判定基準は?と聞かれても、私の独断と偏見としか答えようが無い
上と同様、規制緩和(?)により、 めでたく“新種”の仲間入り。
溝の縁などでよく見かけるソバの仲間のように見えるので、野原で見かけても見向きもせずに素通りしてしまうが、ここではきちんとカメラを向けたので、“新種”と相成った次第。 早く和名を付けてもらわないと、到底名前を覚えられない。
なお、この花の素性は全くわからない。 ・・・・ということは出来たてのホヤホヤかも?。
写真のレベルがかなり低く、没にするところではあるが、“新種”とあっては、止むなく採用としたもの。
「ロストリンキュラ・ディペンデンス」 ”新種”登録 第1369号
中国が原産地という以外、素性が全く分からない。
以上で、レッドヒル・ヒーサーの森のシリーズは完結とするが、3時間足らずの短い滞在ながら、収穫の多い訪問であった。 それは最近どこの公園に行っても、花の多いなばなの里であっても、珍しい花には出会うことは少ないが、ここでは“新種”が合計20種登録できたことは大変嬉しかった。
花には季節があり、四季を通して訪れれば、当面は必ず”新種”に出会うことが予測されるので、効果的に花を見るために、来年度は計画的にと考えている。 花の命は短いので花の時期に当たる確率は高くなく、2~3年かけて全てを撮る覚悟で、今後も訪れたいと思っている。
最後になったが、最初の課題である、当園の入場料¥1200は高いか否かであるが、私には来年いっぱいは、やや高いが不満はない、しかし、それ以降は敷居も高くなりそうであるが、あくまでも“新種”との出会い次第である。 なお、設備などが今のままでは、一般の人には勧められない価格と考える。
<< 完 >>
赤塚植物園もこんなに親切な対応をしてくれるとは驚きです。
しかもメールで済ませないで直々に電話で・・
余程添付した写真に感動したのだと思います。
私の予想では職員さんは木燃さんの花図鑑を見て「これは大変な人だ。黙っている訳にないかない」と思ったのではないでしょうか。
金にならない、個人の趣味に若そうな女性から、丁寧に電話をくれたことには大変感謝しています。
なお、私は各方面に出かけてますから、花の名前など問い合わせは再々やってますが、過去、名古屋の東山植物園と草津水性植物公園は返事をくれませんでした。松坂ベルファーム、ブルーボネット、六甲高山植物園などは翌日メールをくれました。
また、耳も確かで無い私にとっては、長ったらしいカタカナ名を電話で聞くのは結構手間を要し、迷惑をかけたかも知れません。 受けた名前を図鑑などで調べたのですが、いくつか聞き違いがり、欲を言えばメールの方がよかったかも知れません。