21日付けの「rfuruyaさんの雑感日記」を読んでいたら、下記記載があった。
「二輪業界というのは、・・・(略)・・・
間違いなく世界一の商品でありながら、国内では特に学校が『三ナイ運動』などを展開して、二輪車は学生にとっては永く『悪』の存在であったし
『暴走族』など実際は四輪の方が数は多かったのだろうが、『暴走族』に代表されるのは、バイクであったりしたのである。
確かに、『暴走族』が乗る大型バイクにはカワサキも多くて、安全運転や『二輪のイメージ改善』に私自身も永く関係してきたのである。」
確かにそうだったねと昔を思い出しながら、かっての暴走族と称する若者愛用の二輪車はカワサキが多かったような気もする。
暴走族が愛用する理由があったはずだが、なぜかカワサキが多かった。
で、最近の「毎日新聞記事」をめくっていたら、下記記事に巡り合った。
「暴走族が激減している。
東京都内の場合、ピークだった1980年には5379人だったが、今年1月に警視庁が把握したのは50分の1の119人。
グループ内での厳しい上下関係が若者に敬遠されるようになったことに加え、長引く不景気でオートバイの改造などにかける金が不足しているのも減少に拍車をかけたとみられる。
・・・・捜査関係者は「若者の上下関係の意識が希薄になったことに加え、パソコン、ゲームなど娯楽の多様化が背景にある」と分析する。
共同危険行為の違反点数は81年に9点から15点に、02年には25点に引き上げられた。
また、同年の改正で違反すれば2年間免許を取れなくなるなど厳罰化も影響しているとみられる。
メンバーの外見も様変わりした。かつては、派手な刺しゅうを施した「特攻服」で改造バイクに乗るスタイルが一般的だったが、現在はほとんどが普段着。
バイクも改造するのはマフラーなど一部だけで、捜査幹部は「バブル期に比べ、かけられる金が少なくなった」と推測する
・・・・警視庁幹部は「80年代の若者は、そろいの特攻服で社会に抵抗することへのあこがれもあったが、今は『格好悪い』と感じるようになった」
この記事によると、最近の暴走族は殆どが普段着で、不景気のため金がないので単車改造はせいぜい消音マフラーまでだそうだ。
私は、何も暴走族を持ち上げるわけでもないし、彼らは世間の嫌われ者と考えているが、警察に此処まで言われると、「何故かさみしい! 」気分になった。
60年代末期~70年代のかけての学生運動と同一に並べると全共闘あがりの政治家に非難されるかもしれぬが、
当時の若者が社会に抵抗する手段の一つでもあった暴走族は元気がよかった。
普段着で未改造に近いバイクで走っている『暴走族』は見たくもないが、若者がこのような事しか出来ない日本の経済環境を見る方が、「さみしいの極み! 」と思う。
一方翻って、アメリカのデイトナウィークも終了した。
雨で泥んこだったスーパークロスレースは大変だったが、日本のワークスメーカーが撤退したロードレースは欧州のメーカーにとって変わった。
ネットでしか知らないデイトナになって久しいが、デイトナというと「ハーレイダビットソン」戦略の成功を感じざるを得ない。
無頼者達の象徴的存在として、ハーレー本体の意図とは裏腹に不逞の薫りをもつバイカーカルチャーをハーレーは上手く利用し、アウトロー達に歩み寄った。
アメリカのアウトロウの象徴でもあった「ハーレイダビットソン」は今や社会的ステータスのある人達に完全に支持されて久しい。
何となく複雑な思いで毎日新聞のネット記事を読んだ。
「ハーレイダビットソン」
「二輪業界というのは、・・・(略)・・・
間違いなく世界一の商品でありながら、国内では特に学校が『三ナイ運動』などを展開して、二輪車は学生にとっては永く『悪』の存在であったし
『暴走族』など実際は四輪の方が数は多かったのだろうが、『暴走族』に代表されるのは、バイクであったりしたのである。
確かに、『暴走族』が乗る大型バイクにはカワサキも多くて、安全運転や『二輪のイメージ改善』に私自身も永く関係してきたのである。」
確かにそうだったねと昔を思い出しながら、かっての暴走族と称する若者愛用の二輪車はカワサキが多かったような気もする。
暴走族が愛用する理由があったはずだが、なぜかカワサキが多かった。
で、最近の「毎日新聞記事」をめくっていたら、下記記事に巡り合った。
「暴走族が激減している。
東京都内の場合、ピークだった1980年には5379人だったが、今年1月に警視庁が把握したのは50分の1の119人。
グループ内での厳しい上下関係が若者に敬遠されるようになったことに加え、長引く不景気でオートバイの改造などにかける金が不足しているのも減少に拍車をかけたとみられる。
・・・・捜査関係者は「若者の上下関係の意識が希薄になったことに加え、パソコン、ゲームなど娯楽の多様化が背景にある」と分析する。
共同危険行為の違反点数は81年に9点から15点に、02年には25点に引き上げられた。
また、同年の改正で違反すれば2年間免許を取れなくなるなど厳罰化も影響しているとみられる。
メンバーの外見も様変わりした。かつては、派手な刺しゅうを施した「特攻服」で改造バイクに乗るスタイルが一般的だったが、現在はほとんどが普段着。
バイクも改造するのはマフラーなど一部だけで、捜査幹部は「バブル期に比べ、かけられる金が少なくなった」と推測する
・・・・警視庁幹部は「80年代の若者は、そろいの特攻服で社会に抵抗することへのあこがれもあったが、今は『格好悪い』と感じるようになった」
この記事によると、最近の暴走族は殆どが普段着で、不景気のため金がないので単車改造はせいぜい消音マフラーまでだそうだ。
私は、何も暴走族を持ち上げるわけでもないし、彼らは世間の嫌われ者と考えているが、警察に此処まで言われると、「何故かさみしい! 」気分になった。
60年代末期~70年代のかけての学生運動と同一に並べると全共闘あがりの政治家に非難されるかもしれぬが、
当時の若者が社会に抵抗する手段の一つでもあった暴走族は元気がよかった。
普段着で未改造に近いバイクで走っている『暴走族』は見たくもないが、若者がこのような事しか出来ない日本の経済環境を見る方が、「さみしいの極み! 」と思う。
一方翻って、アメリカのデイトナウィークも終了した。
雨で泥んこだったスーパークロスレースは大変だったが、日本のワークスメーカーが撤退したロードレースは欧州のメーカーにとって変わった。
ネットでしか知らないデイトナになって久しいが、デイトナというと「ハーレイダビットソン」戦略の成功を感じざるを得ない。
無頼者達の象徴的存在として、ハーレー本体の意図とは裏腹に不逞の薫りをもつバイカーカルチャーをハーレーは上手く利用し、アウトロー達に歩み寄った。
アメリカのアウトロウの象徴でもあった「ハーレイダビットソン」は今や社会的ステータスのある人達に完全に支持されて久しい。
何となく複雑な思いで毎日新聞のネット記事を読んだ。
「ハーレイダビットソン」