野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

蝋梅も咲いたが、春は直ぐそばに来ているのかな?

2013-01-30 06:23:47 | 
    「遠くから見ると、一面赤く染まってみえる野々池のサザンカ・・・メジロが飛んでくる」

赤色のサザンカも見飽きたところだった。そろそろ冬も終わりにして欲しいと思ったとたん、日曜(27日)の夜遅くに雷を伴って雪だ。
見る見るうちに積もってくる。 明石に近い神戸に、積雪とは何年ぶりだろうか。明けて28日は快晴となったが、雪はそのまま残り、風が冷たい。
みると、隣家の満開の「ロウバイ」の花にも雪が積もっている。風がふくと当方に向かってすっきり感のある良い香りが流れてきた。
                        

雪が解けた29日、「ロウバイ」の風下に立つと、清涼感のある香りが流れて辺り一面に幸福感が漂う。 ・・・やっぱり良いよ。
日曜夜の突然の雪にはビックリしたが、それでも陽が差すと暖かく、漂ってくる「ロウバイ」の香りに包まれると心が和む。
昨年に比べ大きく剪定されたので、花の数は格段に少なくなったが、蒼い空に映えて美しい。
この季節に咲く「ロウバイ」の淡い黄色の可憐な花は、日々の生活に「ゆとり」と「やすらぎ」を与えるようだ。
ところで、ロウバイの横にある、姫椿は蕾のままだから、まだメジロが飛んでこない。
野々池側のサザンカの蜜を吸っているメジロを、手持ちのデジカメで写真に撮ってみたが、メジロが小さすぎて何処に写っているか見つけられない。
                     

                        
    

昨年今頃のブログを確認したら、「福寿草の芽が地中から出てきたとか水仙の花が咲いた」と書いてある。
しかし、今年は福寿草の芽も同時期咲いていた水仙も気配すらなし。
本当に、春は直ぐ傍まで来ているのかな?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

話題豊富だった「大相撲 初場所」

2013-01-28 06:22:51 | スポーツ
      「○日馬富士 対 稀勢の里● 決まり手:送り出し」

13日目、日馬富士が稀勢の里を送り出した。 立ち合いで顔を張られたが、強く当たって左へ回り込むと、そのまま相手の背後を取って、難なく勝った。
この勝負、日馬富士が勝てば優勝に大きく近ずき、稀勢の里が勝てば優勝戦線は混とんとし優勝争いが俄然面白くなる。期待してNHKを観ていたが、あっけなく勝負は決まった。
恐らく、日馬富士が立ち会い変わって激しい相撲を避けるに違いないと予想していたが、顔を張られた日馬富士は逃げて稀勢の里の後ろに回り勝負あり。
稀勢の里の立ち合いはよかった。せっかく前に出て押し込んでいたのに、無理矢理に右を差そうとした時には日馬富士は既に前におらずにバランスを崩した。
ここで稀勢の里が勝っておれば、稀勢の里にも優勝のチャンスとその次が見えたのに、あっけなし稀勢の里!

しかし、今場所の日馬富士は巧い相撲をよく取る。変わり身の速さと相撲勘は抜群で、相手に相撲を取らせない。
白鵬のようにどっしりとした相撲を取りたくても軽量日馬富士はとても出来ない。先場所の屈辱的な負け方も非難されたので、相撲のとり方を変えたのだろうか。
結局、日馬富士の全勝優勝、巧い相撲を15日間とり続けた。
それにしても、だらしない稀勢の里。体格と言い、力強さと言い、横綱としての十分な体格を持っているのに、NHK解説の千代の富士が嘆くように、取り口にスピードが無い。
もたーとしている内に、相手の相撲形に巻き込まれてしまっている。時間前によく見せた赤ら顔になるまで顔をひっぱたいて集中力をつけないと駄目だな。


★      初場所中に、元横綱「大鵬」死去の報道があった。
高度経済成長期を象徴するスターを挙げるとすれば、大鵬と長嶋茂雄・王貞治だろう。大鵬、長嶋、王は日本がもっとも活気に満ちた時代のスター中のスター。
常に冷静沈着、負けない相撲は現在に置換えると相撲の柔らかさは今の白鵬に近い。常に大鵬は完璧な相撲振りを目指していたと書いてある。
冷静沈着と見えながら、32回の優勝は猛稽古から生まれた結果だとNHK解説があった。
大鵬は巨人軍と並び評価されるのを極端に嫌がっていたと言う記事がある。
高く評価されること自体は嬉しいが、大鵬はひとりで勝ち得た勝利で、巨人軍は団体で勝ち得たものだから、自ずと違って当然だと言う。
ところで、NHKの相撲解説者北の富士が言っていたが、肋骨のすき間のない体質を“一枚あばら”と言うそうで、   
江戸時代の大横綱「雷電為右衛門」の身体がそうだったらしく、大鵬も周囲から”一枚あばら”と言われていたと解説していた。
「確かに大鵬はよく稽古をしたのだろうが、相撲にとって、なくてはならない素晴らしい体を生まれつき持っていたのだ」と言うことだろう。
力士が見せるべき闘志は、見てくれのパフォーマンスや相手を威嚇するような表情や動作ではなく、正々堂々の作法と所作の中からにじみ出すべきものだとするならば、
大鵬はまさに力士のあるべき闘志の現わし方を体現した、本当の大横綱だと思っている。
園遊会で天皇から親しく言葉を掛けられ、車椅子に座って恐縮するもにこやかな大鵬の写真は何時見ても感動ものだ。


★     「雅山」
大相撲九日目、雅山「初日」男泣きと神戸新聞に写真付きで報道されていた。
「9日目でようやく挙げた初白星へ万雷の拍手が送られた。花道を引き揚げる35歳の雅山がみるみる表情を崩した。手にしたタオルで拭っても、溢れ出る涙」とは新聞記事。
神戸新聞もいいところに目をつけ、良い表現で記事を書いたと感心し、新聞切り抜きを自分のブログに載せようと思っていた。
5時以降しか相撲を見ないので、そのNHK場面は見る事が出来なかったが、どんな理由で泣いたかた伺いしれないが、 万感胸にこみあげる物があったのだろう。
大関時代の強い雅山を知っているだけに、関脇、前頭と落ち、それでも必死に相撲を取る姿、最近は殆どが引く相撲が多くなりバタバタした感も否めなかった。
“怪物”と呼ばれた35歳の元大関、まだ幼い子供に自分の姿を見せるためにも相撲をとり続けることになるのだろうとも書いてあった。
今場所の成績は3勝12敗。 一人一人の力士にそれぞれの人生がある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あれから一年、健康に努めることができたか。

2013-01-26 06:31:40 | 日常生活
    「万両」

先日、「元気!いきいき!!チェックリスト」なるものが神戸市から郵送されてきた。
要は、「介護予防のための基本チェック(生活機能評価)」で29のチェック項目を自己評価記入し、神戸市に返送してくれと言うもの。
自己評価チェックした結果、自己診断では特に問題なしと回答した。   ところで、
昨年の1月、『「コラム・中国雑談・佐々木 芳邦」・・「あなたも100~120歳まで生きられる」。- 中国の名医が言った』をブログ投稿した。
その後、自分自身が「中国の名医の進言」を如何ほどに順守することができたか、この機会に反省を込めて振り返ってみた。
年2回実施する血液検査の殆どが中央値なのに、上限値項目はただ一つ、LDLコレステロール値が120(メタボ撲滅を目標にする神戸市基準値は119以下、一般的には139以下)だが、
腰回りは80以下に抑えているので、神戸市の指摘する基準値LDL値も問題なしと解釈。だから中国の名医の進言についての運動量や食事は現状特に問題なしと思っている。
加えて言えば、胃カメラ、エコーによる臓器検査も異常なし。
ただ、中国の名医が強く進言する「健康のための最も重要なポイント」である「心のバランス」がなかなか出来ないのは未熟な証拠。
暖かい日、野々池ジョギングコースや周辺をウォーキングすると、心の平衡感覚を素直に維持できる。
だから極力外に出て、極力怒らずに、寒い日は頭を冷やさぬように帽子をかぶり、毎日風呂で温まって安静にと心がけている。
それでもなお出来ない「心のバランス」、その度に心の中では深く反省すること多けれど、時には中国名医の養生訓を読み直し、安らかな心情に少しでも近づけるようになりたい。

★以下、中国名医の<100歳までに生きるための養生訓>と自己評価は青色で記載。
<突然死防止のコツ>
 年配の方が夜中にトイレに起きて倒れて死んでしまうことが良くある。  人間は寝ているとき、体位性低血圧のため脳に血液が少なくなる。
 突然起きると、目が眩んで倒れてしまう。 その衝撃で頭蓋骨が破れるか、心臓が止まってしまうからだ。
 防ぐ方法は「3つの30秒」。目覚めてから横になったまま30秒待つ。上半身を起こしてからそのまままた30秒待つ。両足が着地してからベッドに坐ったまままた30秒待つ。
 こうすれば1円も使わず、脳に血液を充実させることができる。
 自己評価⇒「3つの30秒」を守るのは至難の技と認識。上半身起こしてから意識的に30秒維持を守ろうとするが30秒の長いこと。
      両足着地で30秒は出来なかった。
  
 
<健康維持のコツ>
 これまた簡単な方法がある「3つの30分」
 朝起きてから太極拳やジョギング(3キロまで)など30分運動する。 昼に30分昼寝する。
 夕方6時から7時の間ゆっくり30分歩く。 これは心筋梗塞や高血圧などの発病率を低減出来る。
 自己評価⇒「3つの30分」も出来なかった。
      リタイヤして直ぐは、朝と昼に2回ジョギング出来たが、最近は昼さがりに6~8km(約40分)早足ウォーキングを継続している程度。
      昼寝30分はとてもできない。朝、朝日が登り暖かくなると、野々池ジョギングコースを歩く人が大勢いる。
      健康的でいいなと思えど、朝は雑用多忙を理由になかなか野々池には出れない。


<4つの基本原則>
 中国語で16文字:合理膳食、適量運動、戒煙限酒、心理平衡。
 つまり、食事は合理的な分量と栄養成分を摂取、 自分にあった方法で適度な運動をする、タバコは吸わず、酒は少量飲む、どんなことがあっても平常心を保つ、ということだ。
 これだけ実行できれば、高血圧55%減、脳卒中・冠状動脈心臓病75%減、 糖尿病50%減、腫瘤1/3減、平均寿命10歳以上延びる。
  自己評価⇒食事分量はそんなに多くなく適量、年2回の血液検査では問題なしにつき栄養は獲れていると思う。
      タバコは一切吸わない(30年強禁煙)、酒の量は激減(数カ月酒を飲まなかったが、正月以降は焼酎少々飲む程度。愛用の焼酎コップ容量を少ないものに変更)
      ポリフェノールが体に良いと言うのでワインにした時期もあったが、焼酎の味の方が格段に良いので焼酎に戻した。 平常心を保つは至難の事。


<食事法>
 1.1日1杯の牛乳。またはヨーグルト1個。または豆乳2杯。 豆乳のカルシューム含有量は牛乳の半分。
   自己評価⇒朝食はヨーグルトにきな粉、プルーン、フルーツグラノーラを加え、食パン一枚に紀文の豆乳コップ一杯が日常。 
 2.1日250~350グラムの主食(炭水化物)。 痩せたい人はスープを食前に、太りたい人はスープを食後に飲む。
   自己評価⇒昼と晩に米飯一膳 
 3.毎食蛋白質を取る。例:卵1個、または豆腐100グラム、 魚・蝦100グラム、鶏・鴨150グラム、大豆なら25グラムなど。
   自己評価⇒量は少ないが、ほぼ獲れている。
 4.偏食せず、腹八分目。 米だけでなく、トウモロコシ、サツマイモなど、雑穀や芋も食べる。 腹八分目は最も重要で、すべての薬に勝る。
   自己評価⇒偏食は一切ない。フルーツグラノーラには乾燥したフルーツ、穀物、ナッツが数種混入してある。焼き芋類は好物
 5.1日500グラムの野菜・果物。例:野菜400グラムと果物100グラム。
   自己評価⇒野菜、果物は獲れているが量はすくないか?
 6.赤い食べ物。 1日1個のトマトだけの方法で男の前立腺癌が45%も減る。 赤い唐辛子は人の気分を良くしてくれる。うつ病に効く。
   自己評価⇒一日一個のトマトは獲れていない。ただ、前立腺がんテストのPSA値は0.8でOK。
 7.黄色い食べ物。 人参、西瓜、サツマイモ、トウモロコシ、カボチャなど、ビタミンAが豊富。
    扁桃腺炎、癌、動脈硬化、視力衰退、子供の病気などの予防効果がある。
   自己評価⇒生のニンジン、サツマイモ、かぼちゃはよく摂取する。
 8.緑色の飲み物。
  世界のすべての飲料の中で、1番健康に良いのは緑茶。 腫瘤や動脈硬化の予防だけでなく、寿命を延ばす効果もある。
   自己評価⇒緑茶は余り飲まず、ウーロン茶とコーヒーが多い。ウーロンもコーヒーも健康に益ありと書いてあった。それでも緑茶が良いのかな。
 9.白い食べ物。
  オートミール。イギリスのサッチャーさんはこれでコレステロールを抑えた。
   自己評価⇒オーツ麦は朝食に獲るグラノーラ程度だから少ないか? 
 10 黒い食べ物。
  黒色の木耳。血液の濃度を薄められる。脳血栓、動脈硬化の予防になる。
   自己評価⇒キクラゲは好きだが、最近見かけない。獲れていない

<運動法>
 最善の運動は歩くことだ。
 ゴルフでも、ボーリングでも、水泳でもない。なぜか。 人類は100万年掛けて自分の体を歩くための構造にしてきたからだ。
 激しい運動はたまには突然死を招くことがあるが、 適量の歩行は、硬化した動脈を軟化させることができるのだ。
 方法は、1回3キロ、30分以上、週に5回。これは1つの目安。
 歩行以外に推奨すべきは太極拳だ。
 最大の効用は神経系統を丈夫にし、平衡感覚が良くなることだ。
 アメリカ老人体育協会は老人を2組に分けて研究した結果、筋肉が丈夫になったはずのアスレチック組より、1銭も使わない太極拳組のほうが、転倒・骨折率が50%も少なかった。
 自己評価⇒ウォークングを週4~5回、6~8km目安を守れているが、雨や極端に寒いとサボる。
      ウォーキング後に柔軟体操、腕立て50~60回、腹筋、鉄アレー等の体操は欠かさない。だが、近くの公園で朝早く太極拳会があると聞くも今だ参加できず。


<タバコと酒>
 タバコの害はご周知の通り。どうしてもやめられない人は、1日5本以内に押さえること。
 タバコの量を倍増やすと、害が4倍増えることに留意。 酒は少量なら良い。大量なら害。
 自己評価⇒タバコは吸わない、酒は焼酎を少々お湯割り。

<心のバランス>
 これは実は、健康のための最も重要なポイントだ。
 北京の100歳以上の老人を見ると、生活習慣はいろいろある。 早寝早起きの人もいるし、遅寝遅起きの人もいる。
 肉好きな人もいると思えば、タバコを吸う人もいる。 (勿論、吸わなければもっと長生きできるはず。)
 しかし共通しているのは2つ、1つは怠け者がいない。 もう1つは、全員性格が明るく、温厚で、人に優しい。
 小心ですぐくよくよする人、或いはすぐ怒る人は1人もいない。 性格はこんなに重要なのか。
 人間は自然に動脈硬化が進むため、50歳ぐらいの人は毎年、1、2%血管が狭くなる。 高血圧、高中性脂肪である場合、毎年3、4%血管が狭くなる。
 ところが、人間が激怒すると、 1分間で血管が100%狭くなることがある。この場合は即死だ。 いかに性格が大事か分かる。
 自己評価⇒分っていても出来ないのが、心のバランス。常日頃から都度猛省しているものの治らず。

 癌患者を個室に入れて入念に治療すると、大体半年で亡くなる。
 グループにして、毎日お喋りしたり、ダンスしたり、楽しく生活させると、中には20年経っても元気な人がいる。
 良い薬を飲んでいるので延命していると言うわけではないのだ。
 本人の心のバランスと家族など周りの人からの暖かい支援が重要だ。 楽観的な目で世界を見ると、世界は明るく見える。 悲観的な目で世界を見ると、世界は暗く見える。
 ある哲学者の言うように、生活は鏡である。 あなたが笑えば生活も笑い、あなたが泣けば生活も泣くのだ。


★今年一年、時には<心のバランス>を思いだして心がけヨロシク努めてみるとするか!!
 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

超戦艦大和 -「誰も言わなかった海軍の失敗」から

2013-01-24 06:31:51 | その他
  「誰も言わなかった 海軍の失敗」
著者、是本信義氏は1959年、防衛大学卒業後、海上自衛隊に入隊し艦隊勤務をつづけ、その後、護衛艦艦長、護衛隊司令、艦隊司令部作戦幕僚、総監部防衛部長等を歴任とある。生粋の海自畑軍人である著者が、旧日本海軍の欠点や太平洋戦争敗北の原因分析を文献資料を元に書いたもので、明石市図書館から借りて読んでみた。出版理由として著者が述べたのは、「一部に礼讃さえある旧日本海軍が、なぜあのような無様な負け方をしたのか」という問いかけに対し、真相を分り易く説明したかったとある。そこに指摘されている旧日本海軍は実に欠陥の多い軍隊であり、簡単にまとめるとこうではなかろうか。
 1.日露戦争以来の太平になれ、兵術的には艦隊決戦一本槍、防御を無視した。
 2.武器体系にも、技術的鎖国に陥っており、欧米に後れをとった。
 3.旧海軍は主力を持って旧陸軍との軋轢に終始し、海軍のその一部を持って米軍と戦った。
 4.このような欠陥を持ちながら、史記にある「世間知らずで、自信過剰」を表す「夜郎自大」の如く天下無敵を標榜し、
   近代戦の粋を集合し総合力が格段に勝るアメリカ軍に完敗。
 5.特に、大本営にて決定された大方針を突如として変更し攻勢終末点を超えた。


本の中には、多くの海軍の欠点がアメリカ軍の思想や軍構成等との比較において数多く記述されている。その中に、超戦艦「大和」(著者は超戦艦と呼んでいる)に関する記述が数カ所ある。悲劇として語られる事の多い「大和」を、著者はどう分析したか興味深く読んでみた。

★「一億総特攻の先駆けになってもらいたい」
孫子の「必死は殺される」では、「駆け引き」を知らずに必死に敵に向かう者は殺されると戒めている。この「必死は殺される」を地でいった愚劣極まる作戦が超戦艦「大和」の最後。戦艦「大和」を旗艦とする第二艦隊10隻は、敵空母16隻、新式戦艦6隻からなる最強艦隊第五艦隊に加えイギリス艦隊空母4隻を含む大艦隊との万に一つの勝ち目のない戦闘に、「大和」は何の予告もなく出撃命令を受けた。「大和」の出撃目的はただ一つ、「一億総特攻の先駆けになってもらいたい」と懇願され、「それならわかった」と第二艦隊司令長官は回答し出撃した。「大和」を旗艦とする水上特攻の行動は敵軍に上空からB29に常時監視され、魚雷9発をうけ沈没。 戦死者3271人のむなしい戦いだったと記述されている。この勝算の全くない無鉄砲な作戦がなぜ決行されたかというと、天皇からの下問に対して及川大将が「海軍の全力を投入する」と奉答し、引っ込みがつかなくなり、困った及川大将が連合艦隊司令長官に泣きついて決まった。唐突でお瑣末なこの作戦は、大将の面子や人間関係などなら単に決まったもので、敵との冷徹な軍事合理性を否定した悲劇だった。単なる軍令部総長の面子のツケが超戦艦「大和」と最後になった。日露戦争時代の時代遅れの兵術思想が世界の軍事事情から孤立し、戦いの原点である軍事的合理性を否定した旧日本海軍が「大和」を悲劇に追いやったと論じている。

★「超戦艦大和は米新鋭戦艦アイオワに勝てたのだろうか」
両者の攻撃力や防御力などの戦闘力データは文句なしに「大和」の勝ちだが、砲術の勝敗は砲の口径の大小ではなく、それをコントロールする射撃指揮装置の優劣にあるとしている。なによりも射撃レーダーの有無が決定的な差となって、優秀な操作用、射撃用レーダを持つアイオワに大和はロックオンされ、何が何だか分らないうちに命中弾をあびて沈没するだろうと予想している。(別件を調べていたら、米戦艦に搭載されていたMk-8射撃指揮レーダーの判別能力は非常に高かったそうで、 Mk-8の能力により目標が頻繁にコースを変更しても依然として高い命中率を持続する事が可能で、日米の勝敗は自ずから明白という当時の米軍将校の解説もある)

第二次世界大戦中における戦艦10傑の筆頭に挙げられる戦艦「大和」は、特に大口径砲をもつ優れた戦闘能力を保有していたが、如何せん射撃指揮装置の遅れによって、実際の戦闘においては最新新鋭の戦艦には太刀打ちできなかったようだ。既に近代戦は、強大な機動攻撃力をもつ「高速空母機動部隊」を中心において、その周りに戦艦を配備する艦隊編成に移り変っていたが、日露戦争時代の兵術思想である艦隊決戦一本槍の思想と第一次大戦時代の装置で戦った日本海軍の鎮魂歌が、「戦艦大和出撃」の悲劇だと述べている。

日本が南方資源ルートを太平洋戦争の資源ルートに選択した以上、艦隊決戦の戦場と資源ルートが同一の場所にあるなどは基本的あり得ない話で、艦隊決戦はそもそも出来ない戦いだが、日本海軍は艦隊決戦思想を排除できなかった。戦艦「大和」の海事戦闘の位置づけは政治的外交の場面では既に時代遅れであった。また、海軍指揮官の無能無策ぶりが沢山記述されており、特に危機管理能力の最大の欠如事例として、トラック島への一方的な攻撃により一夜にして日本海軍基地の機能を無くした事例をあげている。この米軍による一方的なぶり殺しに遭遇した原因は、米軍急襲飛来時、日本海軍指揮官は大好きな魚釣りに興じ、かつパイロット達は娼家で歓楽の尽くした疲れで全く役に立たなかった事にあると記述してある。欧米の軍隊であれば軍法会議即銃殺にあたる重罪だが、日本海軍指揮官は特に処罰を受けることなく病気を理由に更迭されお茶を濁しただけとある。それらは、海軍も陸軍と同様に中堅クラスが戦いの実権を握っており、大将クラスは中堅精鋭クラスを説得する事も叶わず、その時の空気に流されるまま、仕方なしと頷くだけの組織に変貌していた。これらの海軍組織の欠点は、いわゆる昭和天皇が「海軍は国家に運命と、部内の事情を同等視するのか」と嘆かれたと伝えれられている事と一致する。しかし、勝利した米軍との比較において、旧海軍や陸軍の欠点を非難するは易しだが、いずれもその国独特の国民性とその民族風土、伝統や歴史の上に成り立っているのでそう簡単には代えられない等々、今だなお、戦史に学ぶ事は多いとしている。









 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの三宮

2013-01-22 06:32:21 | 日常生活
孫の書初めが学校代表の一人に選ばれたとのことで、「三宮そごう」まで見に行った。
三宮や元町方面に行くのは何年振りだろうか。東の方では西宮方面は行くが神戸の中心部へ降りたのはおそらく4年振り位になると思うが定かでない。
家族を三宮フラワーロードの市役所近くで降ろし、神戸に来た時の駐車場として利用している元町「神戸大丸」まで戻った。
区内は一方通行区間も多く、今回も大丸駐車場に行くのに少し時間がかかった。これまで一度もスムーズに辿りつけたことがない。
日曜日のわりには大丸駐車場待ちの車は意外と少なかったが、駐車場内は満車で7階まで上がってやっと駐車できた。
元町、三宮は久し振りなので、三宮への道すがら写真をとりつつ散策してみた。散策と言っても、昔歩いた道そのままに寄り道せず歩いただけだが、4年ぶりという事もあって新鮮に見えた。
大丸カーポート出口を出て、三井住友銀行の前を通る。何時も思うことだが、銀行の本店は豪華なつくりだ。
ずっと昔、モータースポーツ担当時、レーススポンサー探しに銀行の営業本部が協力してくれたことがあり、打合わせに旧興銀や旧第一勧銀の東京本店を数度訪問したことがある。
丸の内の皇居を眼下に見える素晴らしい一等地にあり、そこの無機質だが豪華な廊下を通って部屋に案内されたが、今一つ馴染めなかった。三井住友銀行の前で、その事を思い出した。

                     

銀行を左横手に見ながら三宮方面に歩いて行くと、左手側道道傍に緑色のオープンカーが駐車。
こんな寒いときにもオープンカーに乗る人がいるのかと感心しながら、道を急いだ。
                     

エッ?、こんな処に「 LOUIS VUITTON 」と「PRADA」の店ってあったかな。
                     

市役所近くにある、中華「第一樓」。
この店は業界会合でしばしば利用させてもらったが、神戸一の中華と云われている。
                     

市役所三号館の裏手、危機管理センターに3m津波の高さ表示あり、暫し見物。そこから市役所一号館側を通り、「そごう」前に。
                     

「そごう」9階が、今回の目的地「神戸市小中学校 書初め展」
孫の「書初め」も展示中。側で、今回の「金賞」受賞者の「席上揮毫」が行われ、黒山の観客の前で金賞受賞者(小中学生)はしっかりと毛筆を運んでいた。
                     
             
                     

帰り道、「そごう」の前から「さんちか」に入ると、2月2日から開催予定の神戸市立博物館「中国 王朝の至宝」の垂れ幕。これは見に行くぞ!
夏王朝から宋時代のまでの中国至宝が展示される予定とのことだ。
                     

「さんちか」から脇道に逸れ、三宮神社を通って「大丸」に到着。
玄関ロビー前では「ラオスに学校」の募金活動中の若手数人。大丸の「カフェテラス」では誰も外でお茶を飲んでいない。寒いからかな。
大丸駐車場に到着。この間、2時間内なので駐車料金は無料。
                     


              
                           
                 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉田郷土館

2013-01-20 07:36:29 | 野々池周辺

    「吉田郷土館」、随分と昔に一度だけ見学したことがある。
ここ最近、ブログを書くようになってから近くの名所旧跡等をカメラ持参で回ることが多くなったが、王塚古墳のネット資料調べていると吉田郷土館の名前がでてくる。ここには色んな資料があるかもしれぬと早速行ってみた。旧神明沿いにあり、歩いて行ける時間だから、ウォーキングを兼ねて訪ねた。訪問して分ったが、吉田郷土館には期待する資料らしきものは殆どなく、あえて言えば近郊の都市開発時に見つかった昔の土器類が入口奥に収納してあるだけで、殆どの目的は貸部屋業だった。
 
    「昭和48年頃の王塚古墳」                                     今では想像すらできないが、昭和48年、古墳の周りは住宅らしきもんは一切なく、草ぼうぼうの田んぼの中に古墳が収まっている。この近辺、明石川流域は、弥生時代からの遺跡が散在していたようだが、今は見るか影もなく住宅地に変貌した。たまたま居あわせた、館長さんに聞くと、「枝吉城」を見ていったらどうかと言うので、何処にあるのか聞くと吉田郷土館の直ぐ裏山がそうだと言う。「枝吉城」の名前ぐらいは聞いたことがあるものの、城跡らしき雰囲気をもった場所にはとても見えないので今まで気にも留めていなかった。館長さん曰く「枝吉城は、戦国騒乱の時代の幕開け時、明石氏によって築かれた城で、最後の城主は高山右近。高山右近が船上城を新たに築き移った事により廃城となった」明石と言う名は枝吉城主の明石氏から取ったのかと聞くと違うらしい。明石市の明石は昔海にあった赤石から取った名前だそうだ。高山右近なら知っている。信仰を守るべくフィリッピンに移り住んだことで有名なキリシタン大名。で、早速裏山に登ってみた。なんの変哲もない小高い裏山だが、郷士館横から「枝吉城跡へ」の標識に沿って、落葉が積り滑り易い急な石段を気をつけながら登った。ほんの数分も掛からず登りきるが、其の頂部には「播磨吉田遺跡」と「枝吉城址」の顕彰碑が建立されており、遺跡保存とは程遠く、ただ平坦に整地された台地だけの公園。ここに「枝吉城」の本丸跡があったらしいが、想像するに、あまりにも小さく合戦時はどうして城を守るのか変な想像をしてしまう。枝吉城を本居城として近隣の支城を築き一族を配置し、居館(郷士館付近)を中心に城下町が形成されたそうだが、現在では想像するのが難しいほど、山は切り取られ回り一面は宅地に変貌した。しかし、頂部に登ると当時とは比ぶべきも無いほど狭い本丸だが、喧騒とした主幹道路や住宅地の中でひっそりと当時の雰囲気だけは想像できる。


                                       「吉田郷土館パンフレット」
右側の茶色屋根が吉田郷土館、その裏の小高い丘が枝吉城本丸跡地、左が枝吉城跡地にある神本神社
                          

郷土館横にある「枝吉城址」の絵図とその頂部にある「播磨吉田遺跡」と「枝吉城址」の顕彰碑位置
            

                              左が「枝吉城址」の顕彰碑、右が播磨吉田遺跡」の顕彰碑
               





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

787トラブル

2013-01-18 06:25:29 | その他
   
17日のウォールストリートジャーナル紙は「米連邦航空局(FAA)は16日、米国のボーイング787型旅客機について、「一時運航停止」と「是正措置」を命じた。また、
同トラブルでボーイング関連銘柄の東レ、三菱重工、川崎重工などの売りが目立った」と 報道した。運航再開が見込まれる時期については明らかにしていない。
また、日米での2件のバッテリー事故を受け、国土交通省は17日、日本航空と全日空に対して運航停止を命じる耐空性改善通報を出すと発表した(朝日新聞デジタル)。

ANAのB787高松空港緊急着陸トラブルは、メインバッテリーの「ケース上部ふたのふくらみ」や「黒く変色した状態」で、熱を発して変色した可能性があるとし、
使用された電池はリチウムイオン電池で京都のGS湯浅製、ボーイング社がテストを重ねて安全性を確認して採用に至ったと新聞報道にある。
(リチウムイオン電池と言えば、ノートパソコン向けバッテリパック回収問題や携帯電話に採用されて電池パックの膨れや変形という不具合が記憶にある。)
従来はエンジン出力から分岐して得た電源をバッテリー電源に置換させることで、エンジン出力を推進力に主に使う事が出来るので燃料効率が改善すると言う。
787の不具合報道が相次いでおり、知っているだけでもJALの燃料漏れや発煙、ANAの操縦室窓ガラスのひび発生や燃料漏れが確認されている。
日米の航空局が当面、停止期間指示なしの787の飛行停止を指示したことで、ボーイング社への信頼性は落ちた。
加えて悪いことに、甘利経済再生担当相の不用意な発言で昨日は円高に推移、これに加えボーイング787不具合が日本株下落への引き金になった。
早晩、原因は究明されると思うが、FAAが設計や製造を含む包括的な調査に乗り出したことで、対策と安全性確認に相当な時間を費やすことになり、
調査結果次第では飛行再開や航空各社への引き渡しが遅れる可能性があると報道されている。

航空機は最も安全な移動手段と言われているが、その歴史は多くの事故解明から持たされたもの。
古くは、「コメット機の空中爆発事故」で、航空機事故の悲劇の先駆者だった。金属疲労による空中爆発だったと原因付けられ、その後の金属疲労研究に繋がった。
失敗学の著書として有名な畑村洋太郎(元東大教授)の「失敗学のすすめ」という本の中には、2種類の失敗分類があり、「良い失敗」=細心の注意を払っても防ぎようのない失敗、つまり学ぶ価値のある失敗。
もう一つは、「悪い失敗」=注意を払えば防止できた失敗、学び得ることのない失敗だそうだ。
良い失敗の好例ではコメット機の空中爆発が金属疲労学を発展させた好例の一つとして、「失敗学のすすめ」には記載されている。
コメット機の事故調査の当時は、疲労寿命に及ぼす過大荷重(過大圧力)の影響について、正確な知見がなかった。
内圧疲労試験の前に実施した耐圧試験の過大圧力によって、窓のコーナー部に圧縮残留応力が生じ、疲労寿命を増加させたと報告されているので、よく覚えている。
英国の航空機メーカがコメット機の飛行を停止して事故原因の究明や安全対策の策定で時間を費やしていた間に、米国はボーイングB707やダグラスDC8開発に成功し、
ジェット旅客機の世界市場が完全に米国のものとなっていたという曰くつきの事故だ。
B787の原因究明が遅れれば、市場は欧州のエアバス社に置換り、欧州連合はコメットの屈辱を晴らすことなるが、
一方ボーイング社株価の下落につられ、関係する日本の関連会社の株価にも大きく影響することになり、伸長傾向にある日本株価に影響を及ぼしかねない。

しかし、コメット事故を契機に、故障の拡大を食い止める「フェイルセーフ思想」が発展普及し、その後の航空機の安全性を著しく向上させたことは有名。
今回のANA機でも関係する警告灯が作動し、機長の判断で高松空港に緊急着陸したことで重大事故は免れた。
故障の拡大を食い止める「フェイルセーフ思想」等によって、アメリカの国家運輸安全委員会 (NTSB) の行った調査によると、航空機に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.0009%であるという。
米国内において自動車に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.03%なので、その33分の1以下の確率という報告もある。重大事故ではあったが「良い失敗事例」としての教訓を残した。


航空機事故で思い出したが、現役の頃、日米を往復している時期があった。ロスアンジェル空港と関空までの往復、当時はノースウェスト航空(NW)をよく利用していた。
当時のNWはLAX発日本経由でマニラ(だった?)行きだが、客室乗務員の質がとにかく悪かった。これしか便がないので使用せざる得なかったのだが。
航空機に乗ると、いつもそうだがビールを飲んで寝てしまう。 或る時、寝ていると場内アナウンスでこれからアンカレッジに向かうと言う。
何げなしに外を見ると、右側翼端から燃料らしき流体を空中に流し続けているではないか! 燃料放出、もしくは燃料漏れだか何があったのか知らないが異常事態だ。
それでも寝ている乗客が多いのか客室は意外と静かで、かなりの時間燃料らしき流体を放出していた。
アンカレッジ上空を数度旋回し、空港に着陸したものの、数時間機内に閉じ込められたままで、詳細のアナウンス報道がない。
数時間経過したにも拘わらず、今後の説明がない上に、機内に閉じ込められたままで、外部との連絡も取れない。
乗務員に日本に連絡したいとしつこく何回も要求すると、そのうち「特別だが、他には黙っててくれ」と言って機外に出してくれた。日本に電話すると家族はNW機緊急着陸の事を知っていた。
数時間機内にいたが、機体の修理や代替が出来なかったのだろうか、夜の11時ころだったと思うが、今日の晩はアンカレッジに泊ってくれと言う。
たまたまビジネス席だったこともあって、ビジネス客は優先的にホテルに車で移動した。冬だったこともあり外は大雪。疲れてホテルについて再度自宅に電話したら眠ってしまった。
朝起きても、その後の飛行機の都合がつかない。どうするんだと皆が詰め寄るも回答なし。その後、時間があるので動物園見学か、各自空港に行って時間をつぶすかの二者選択を選べと言う。
で、その日の半日動物園で過ごした。
確か、その日の昼すぎだったと思うがアンカレッジに空港に行ったが、まだ出発時間が決まっておらず、そこでブラブラと数時間の時間を潰した。
したら、突然並べと言って、帰国出来るようになった。ビジネス席だったから少しは優遇してもらえたが、聞くとエコノミー席の対応は異なっていたようで、それはかなり気になった。
たいした英語力もなく、早口に喋られたら理解不能。寒いうえに一歩間違えたらと言う、この経験は非常に困った思い出である。
NW機は度々こういう事態があると聞いてはいたが、「異常を感知したら飛ばない」を優先した結果だろうから、その点は有難かった。
アンカレッジ空港に立ち寄ったのは昔の「アンカレッジ経由米国行き」以来だが(当時はロビーには入れなかった)、空港内ロビーの2体の超巨大白クマの剥製だけが印象に残っている。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先日の日曜日はテレビを見て過ごした

2013-01-16 06:28:46 | 日常生活
日曜日は面白いテレビ番組が組まれるので、何時ものことだがテレビの前に座る時間が長い。この日から大相撲初場所も始まった。
この日の朝、起きるのが少し遅くなり、用事を早く済ませて「サンデーモーニング」のスポーツコーナーを見たが、この日のスポーツコーナーでは興味を引く話題なし。
あえて言えば、「キムヨナ」が韓国フィギュア選手権で200点を超える高得点で優勝したことぐらい。演技を見たが、日本選手の高ライバルになること間違いない。

昼からは、面白い番組が同時間帯に放送されており、適当にチャンネルを切り替えながら見た。
NHKの「都道府県対抗女子駅伝」、パソコンで「AMA スーパークロスPhoenix戦」、読売の「たかじんのそこまで言って委員会」が同時間帯。
マラソンを見るのは大好きで2時間半なんとはなしか見てしまうが、加えて駅伝は悲愴感を漂わせる場面にたまに遭遇することもあって見てしまう。
特にタスキを次ランナーに手渡した後、意識を失って倒れこむランナーを脇目に、直ぐ後のランナーが駆け込むシーン等アッ!と思う。
駅伝王国兵庫県の戦いを期待していた。
今回は代表ランナーとして、隣町の「大久保中」の生徒が2名出場した。3区、大阪の俊足ランナーに負けはしたものの良い走りだった。
野々池ジョギングコースでは毎年明石市内小中学校のマラソン競争が開催されている。学校名のシャツを着た生徒がたくさん走っているが、大久保中の生徒も多分走っていたのだろう。
兵庫のアンカーは小林選手、チーム新記録の2時間15分18秒で2位に入った。

    その間、パソコンは付けっぱなしで「AMAスーパークロスのLive Timing」をちらちら見ていた。 レースの印象は「既報」の通り。
やっぱり気になるカワサキの「R. Villopoto」。 昨年に比べて走りにスムーズさが無く、出遅れると無理し転倒に繋がってしまう。
動画を見ると、ウォッシュボードや大ジャンプからの立ちあがりに昨年の様な切れがない。なんでこんな処で転倒するのかな?・・・今年のSXは混戦になるか?

    1時半になったので、「たかじん」にチャンネルを合わせた。
前日、安倍総理が出演するとFacebookにあったが、時間になっても一向に現れない。都度、辛坊アナウンサーが安倍総理登場を何度も促すも出てこない。
山口もえが「安倍総理はどうしたのか」と催促していると、その間に安倍総理の乗用車が映し出されるものの、なかなかスタジオに顔を見せない。
予定時刻になったのだろうか、安倍総理登場。  出演者を保守系で固めていることもあって終始リラックスし、無難に持論を展開し回答していた。
また、山口もえから「プレッシャーに押しつぶされそうになって眠れない夜はありませんか?」と質問されると、「総理になるとそういう夜もありますが、どうやって眠るかも大事」と語り、
「気分転換にドラマのビデオを観たりもします」と答えていた。

    「rfuruyaさんの雑感日記から写真を借用」
時間のきた総理に代わって飯島勲内閣官房参与に交代した。
思い出したが、これに類した人はどこの世界にもいて、あまり話題として取り上げない些細な部分を如何にも最もらしく話す人。
自分の方に火の粉が向くと、関係ない別の些細な事柄を蒸し返し暴きだし本筋の話題を振る事が得意で、だから常に他人の荒さがしに奔走し、自分に向いた火の粉を反らす。
だけど、関係ない人からみるとこれが結構面白く、それで何となく生き延びてしまう、番頭さんのタイプに一見思える。だから重宝する上司はいる。
それで、飯島参与の話から民主党の原理主義ぶりが良く分かった。
飯島参与の出演時の動画もあったが、直ぐに消去されている。動画の中で喋っていた話は結構面白かったが、探したらあったので転載することにした。
飯島氏:まず「新聞を頂きたい」って言ったんですよ、朝刊読んでなく。したら、「誠にすいませんが、六大全国紙から1紙選んで回し読みしてください」って。
加藤氏:それ、民主党のときにやった。岡田さんがやったんだ。
飯島氏:やったんだ。それからなんだ。いろんな駆け込み寺みたいに私のとこへ各所、来たりしたんですが、そうでない官邸の中でも、お茶が出ないんですよ。
    次官、局長、ばんばん来ても。で、何でかなと思ったら水と、まあ水は水道水でしょうけど、あと、ちょっと頂いた日本茶がありますが、基本的に飲み物は自己負担。
    してね、30分ぐらいで名刺が100枚、70枚ぐらいなくなっちゃった。
飯島氏:で、500枚っつったって、したら「100枚以上は自己負担でお願いします」。
    一番ひどかったのは、私、すぐ没収さしたのは、官邸スタッフのカードが官邸だけで500枚以上、出入りできるスタッフが全部で、私が調べたら1300枚越すんですよ。
    その中で80人ぐらい、ちょっと左翼的なメンバーが入ってんです。ひどいのになると前科一犯のやつが入ってたし。
    いや、私の一番●、個人的な。内調や警察庁、何やってたかってことよ。 もし、外交、安全保障、あるいは為替の問題が外へ漏れたら、危なくも沈没ですよ。
    体制をまず官邸内でどうやるかっちゅう。
飯島氏:ええ。それからね、一番びっくりしたのは、それよりも政策問題。官房長官の仕事ってのはボトムアップの仕事でも相当あるのね、全省庁からとか海外。
    この秘書官が、6名ぐらいにしたんですが、車、乗っちゃいけないっつうんですよ。課長扱いで。「バス・電車・地下鉄で通いなさい」。
    で、それでもし電車に乗っているときに、ミサイル発射とか何かあったときにどうします? 「今電車だから、後だ」っつったらもうアウトです。
    すぐ、菅官房長官は車、付けましたね。
    こういう体制を今、今月いっぱい、まあできたら総理、海外出張の前までには、まだ言えないこともいっぱいありますが、全部変えさせていただくと。
勝谷氏:あのね、僕、民主党がなぜ駄目だったのかということを、党内ガバナンスとかいろいろ政治記者が書きますよ。今の話が一番腑に落ちた。
勝谷氏:要するに、要するにお子ちゃまの、物事の優先順位が分からない、ど素人が官邸に居座ってたということで、今の話は本当に腑に落ちましたね。
加藤氏:官房機密費、自分たちの飲み食いだけに使ったんですよ、彼らは。
飯島氏:私は、先般この番組でも言ったんですが、「あの辞め方は何だ」って総裁選のときに散々言われた。
    総理のときに、あの短い、体で、調子で辞めたかもしれないが、法案だけで120本近い、教育基本法から防衛庁を防衛省に昇格とか、やってきた中で、
    そういうことは全く評論しないで「あの辞め方は何だ」というあれがあったわけです。

★安倍総理の「アベノミクス」はハイパーインフレをもたらすので絶対に避けるべきだと言うエコノミストが多かったが、最近は論調も随分と変わってきた。
私は経済学など全く分からいないので勉強を兼ねて専門家のブログはよく読んでいる。
その中にあって、「池田信夫」氏の意見は読むに値すると思っているので、良く読む。これによると、将来の危険性は憂慮されるが、現在までの成果としてはあるとしている。
例えば、「アベノミクスは成功した」は参考となる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AMA スーパークロス第2戦  Phoenix (改稿 動画追加)

2013-01-14 09:02:36 | モータースポーツ

 

現地時間12日(日本時間13日、午後1:50)にスタートしたスーパークロス第2戦 Phoenixも面白かった。
スタートから逃げ切ったホンダの「J. Barcia」がスーパークロスレース初優勝!

気になっていた、カワサキの昨年度チャンピオン「R. Villopoto」はスタート出だし悪く5位、更に2LAP目に転倒して順位を下げた。
その後の「R. Villopoto」は8位から前を抜くのに少し手間取り、LAP6には5位に、この時のタイムが51.544秒。
LAP13で50.880秒の驚異的なタイムで4位に浮上。 残り5LAPは上位2~4位の混戦レース展開。
残り4周で3位に、最終LAPでホンダの「Trey Canard 」を抜いて2位を確保し、そのままゴールした。 見ごたえのある良いレースだった。
KTMの「R. Dungey」も1LAP目に最後尾近くまで順位を落とすも最終的には8位。
第2戦も非常に肉薄した良いレース展開のようで、今年のSXは最後までもつれる面白いレース展開が予感される。
今回もLive Timingでレース観戦した。

                 「ホンダ J. Barcia 初優勝 - Cycle News

                AMA Supercross 2013 Phoenix 450 Main Event
                

450SX Class レース結果:
1. Justin Barcia (Hon)
2. Ryan Villopoto (Kaw)
3. Davi Millsaps (Suz)
4. Chad Reed (Hon)
5. Trey Canard (Hon)
6. Jake Weimer (Kaw)
7. James Stewart (Suz)
8. Ryan Dungey (KTM)
9. Andrew Short (Hon)
10. Josh Grant (Yam)


さて、SX第1戦に優勝したSuzukiだが、その後facebook「Suzuki」」「いいね!」はウナギ登りで、1月13日現在71万となった。
5日の「いいね!」数が60万だったので、1週間後、Suzukiに好感を持った人が一挙に+11万増となったわけだ。
他の二輪企業の「いいね!」が、その後増加していない中で、Suzukiの「いいね!」が群を抜いている。 「いいね!」増加数の本当の理由が何んなのか非常に興味がある。
じつは、昨年11月7日に、「AMERICAN SUZUKI FILES FOR BANKRUPTCY; SHUTS DOWN U.S. AUTO SALES」としてAMERICAN SUZUKI は米国の四輪販売から撤退すると発表し、
しかも、AMERICAN SUZUKI は破産保護(米連邦破産法11条:日本の民事再生法に相当)を申請したことで、米国市場に負のイメージを与えた。
ただ、競争力のある二輪、船外機、ATVの再編に専念し、スーパークロス、モトクロス、ロードレースチームのスポンサーは継続すると述べていたものの、
AMERICAN SUZUKIの二輪販売には多大な影響を及ぼすはずだから、今年の販売や二輪レース結果は苦戦するものと予想された。
しかし、現状のAMERICAN SUZUKI のFacebook「いいね!」数を見る限りにおいては、SUZUKIブランドは米国市場に非常に好感をもって迎えられている。
少なくとも、Suzukiファンは確実に増加している事に間違いない。
好意を持ち得ない企業ブランドの二輪を是非買いたいという顧客はまずいないだろうから、この結果は素晴らしい。・・・凄い!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

洗濯機も、プラズマテレビも、ガスコンロも

2013-01-12 06:30:07 | 日常生活
昨年末の押し詰まった日に、洗濯機の風呂水吸水が出来なくなった。
それまでは、洗濯と一回目のすすぎを前日の残り湯を使っていたが、どうもおかしいと気づいたのはちょうど年末の29日。ポンプの回転音は弱いものの作動している様子なので、洗濯機の吸水入口を抑えてやると風呂水を吸水し始めた。これで治ったと思ったら、翌日全く吸水しなくなった。どうもポンプ音も疑わしい程に弱い。取扱説明書を読むと、吸水ホースの破れや吸水部のゴミ噛み等が吸入しなくなる要因と書いてあったので、とりあえず点検するも異常なし。吸水部のフィルター部には二枚のフィルターを入れる事になっており、チェックするとコープで買った厚手のフィルター二枚入っていた。フィルターには二種類があることを知らずに、厚手フィルターを女房が装着したようだ。これが原因かと一枚にするも吸入しない。それなら多分、カプラー端子の外れか、駆動ベルトがあるとすればその外れだろうと推測し、吸入ポンプの場所を探そうと、前面パネルを外したり、底面部を覗いてみたが良く分からない。

現実は風呂水を吸水しないだけで、水道水で洗濯とすすぎをやればよく、暫くそのまま使用していた。
でも考えてみると、風呂水を有効利用することで水道水の節水になるから買ったのに風呂水を利用できないのは如何にももったいない。それで、洗濯時のみ、洗濯スイッチ起動時にバケツで風呂水を汲んで入れる事にした。5杯ほど入れれば十分になる。それでも、すすぎの一回目に風呂水を利用できない。これがもったいない。

購入したのが14年前だから、もうそろそろ買い換え時かと思って、近くの「ケーズデンキ」と「ヤマダ電機」をみてまわったところ、7kg容量のものは5万以上の値段。それなら、何とか吸水ポンプだけでも治せないものかとネットで同症状の修理方法をチェックしてみたが、素人では無理だと分かった。写真付きがあれば何とかと直しようもあるが、文字だけの説明文では直しようがない。それで、購入した「ケーズデンキ」に電話すると、メーカーに取り次ぐだけと言うから、直接日立のサービスに電話したら、修理内容をうまく説明してくれた。不具合点検要領とポンプ交換の場合の修理費用は15,000円位だそうだ。ネットで調べた時の値段とそんなに変わらなかったので修理に決めた。

翌日、サービスマンが来宅した。不具合内容を説明すると即ポンプを交換し点検すると簡単に治った。修理時間は10分強ぐらい。
修理そのものは私でもできそうだったが、取り外し方法や要領よく修理する手順などは見てて手際よく、やはり専門家に任すのは正解だった。これで、翌日から朝一番に風呂水を汲んで洗濯機に満たす面倒さから解放される。修理費用もこんなもんだろうと納得。


            洗濯機上部の先端部にある化粧カバーに隠れた2本のボルトを外すと簡単にカバーが外れる。
            左側から水道水の給水口、青色がイオンチェンジャー用塩の投入口、右端が吸水ポンプ
           

            旧吸水ポンプの取り外しと新ポンプの取りつけ
              

なんで、洗濯機の修理で大げさに書くかと言うと、修理に来た日立サービスマンの対応が良かったこと。
きちんと説明してくれるし、修理の方法も手慣れたもので安心感があった。それ以上に、ビックリしたのは二輪のオフロードの愛好家だった。今はヤマハを乗っているが、以前はホンダのCRMを保有したとのこと。それでは、KDXは知っているかと聞いたら、良く知っているとの回答。しかも、USスーパークロスレースやRVの事、三木アネックスのこと、ビンテージバイクの事、魚住にあるお店(立脇君の店)、田中教世君のこと等をよく知っていた。田中教世君は三田に住んでいるといったら、サービスマンさん本人は近くの北区に住んでいるとのこと。「教世さんはやっぱりカワサキですね」と聞くとなんだか嬉しくなった。こんなことを修理しながら会話したので、すこし時間が掛かった。日立製品はなんでも見れるのか聞くと、なんでも見るとの事。最近家の日立WOOの主電源スイッチとリモコンスイッチの調子が今一だったので、原因らしいものを聞いた。主電源回路基板の作動が悪さしている可能性があるとの事だったが、交換費用がすこし高いらしい。それなら暫く様子見することにした。テレビは液晶かプラズマかとの話になり、もう今はプラズマテレビは製造して無いらしく、テレビは液晶というのが定着してしまったそうだ。しかし、日立WOOのプラズマ画面を気にいっていたのだが、これから買うとすれば大型液晶に変更か。今の販売価格は購入した時の約半額、これでは家電メーカーは手を引いてしまう。韓国のサムソンは良くやっているな~。

もうひとつ、ガスコンロ。
数日前から、片側のコンロの点火栓がパチパチと鳴りっぱなしで一向に消えない。ガス栓を閉めても消えない。もう一方のコンロの点火栓は正常に作動し、きちんと止まる。今までガスの元栓を止めたことなど無かったが、怖いので未使用時は乾電池を外し、夜寝るときはガスの元栓を閉めた。こんなことを毎日続けられず、ガスコンロも15年以上も使っているので、新規購入することにした。近くの電気屋を見て回り「パロマ」のガスコンロを買った。ところが前の「リンナイ」とは強弱コンロの位置や空気量の調整方向が全く逆。使い慣れたら違和感はなくなったものの、当初は戸惑っていた。3社しかない日本のガス製品メーカーが何の規格調整もしていないのかと愕然。もう1社のノーリツの関連会社「ハーマン」はどこだろうと見て回ったが何処の店にも展示していない。ほぼ2社の独占事業だから其々我が道を行くか? パロマは瞬間湯沸かし器でリコールをだした企業だが、購入者自身がガスコンロに警告ラベルを張れと書いてある。本来はメーカーが張って販売するもんだろうと少し違和感あり。不思議なガス業界だな。だけど、火力や炎の色具合はさすが「パロマ」、良い。


ここ神戸市に引っ越して、もう25年ほどになる。引っ越してから購入した製品ももう20年以上になるわけだ。そろそろ買い替え時期なのかな?


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする