24日ウクライナを侵略したロシア軍は、25日には首都キエフ近辺まで迫り近くの空港を制圧したとの報道。新聞等を読むと、ウクライナ軍がロシア軍と善戦している報道は少なく、ウクライナの大統領は首都キエフに留まり、市民に武器をとって戦うように呼びかけていると言う報道もある。ロシアの「力による一方的な現状変更は国連憲章違反である」とか、「冷戦後の国際秩序をあからさまに破壊する行為を容認することはできない」とか、ロシアを一方的に悪の国として書いているが、ロシア軍とウクライナ軍の戦力差では到底勝負にならない。とは言っても、軍事大国が軍を使って一方的に他国に攻め込むとは、こんな国が現在も存在している事に驚いた。しかし24日、急激にさげたNYダウや日経平均は、25日には日経が+506円、NYダウは+835$と回復しつつある。市場は戦況は収束する方向で停戦転戦交渉に入ると評価したのだと思われる。*NHK【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(27日の動き)
新聞やネット情報がロシアの侵攻を一方的に悪とみて論評している記事が多い中で、26日の神戸新聞5面、元外務省欧亜局長の東郷さんの特別寄稿を読むと、ウクライナに対するロシアの長年にわたる不満に加え、それを軽視し続けた欧米へのうっぷんが爆発したものと書いている。ウクライナのゼレンスキー大統領は「親ロはテロリスト」と放言し緊張を煽り、また米国のバイデン大統領もウクライナ政権の迷走を適切に処置しなかったとかで、ロシアと欧米間に深い溝が出来ていたと書いている。プーチンさんの堪忍袋の緒が切れてしまったのだろう。ウクライナはNATOに加盟していないので、周辺国からの軍事応援は得られることはなく、孤軍奮闘なるも世界有数の軍事大国のロシアとは鼻から勝負にならないので多分、ウクライナが折れる形でロシア軍が撤退する形となるのだろう。侵略行為が現に行われたと言う事実がある以上、侵略した国ロシアが全面的に悪いのだから、ウクライナも最後まで粘って戦い被害を大きくするより、早急にキエフを無血開城し戦後処理交渉に入る方が賢明だと思うがどうだろう。
遠いウクライナが侵略されたと言う事実下で、国内の話題は「憲法9条」が少し議論されている。
日本の共産党委員長が「「憲法9条をウクライナ問題と関係させて論ずるならば、仮にプーチン大統領のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が、憲法9条なのです」と、ロシアに憲法9条があったら、ロシアはウクライナを侵略しなかった」という解釈にたいし、そんなことより他国が攻めてきた際に憲法9条はウクライナや日本を守ってくれるのかという疑問が噴出している。日本国憲法第9条は他国を侵略しないという約束であるが、これさえあれば他国が日本を侵略しないとは書いていない。
戦後すぐに生まれ、物心つく頃には米軍のP-38 ライトニングが占領下の日本の空を飛びまわり、その後の警察予備隊や朝鮮戦争を新聞で読み、田舎から出てきて就職し、ベトナム戦争から修理にやってきた米軍のヘリや戦闘機をまじかに見る機会も多くなり、そこでベトナム戦争のヘリに付着した戦争の痕跡を直接見聞きしながら、平和な日本では想像もできない戦争の現実を、現に世界にはあるという実感や経験を得たのは事実。熊本では健軍にある駐屯地の車が街中を走るのをごく自然に見慣れていたのに、阪神淡路の大震災では自衛隊の救援を拒んだ知事がいたのも事実で、それが日本の自衛隊への一般的な捉え方だった。それでも、日本はかなりの部分で米軍が守っているんだと意識しながら過ごしてきたが、ベトナム戦争時の南ベトナム大統領が大統領官邸からヘリで逃げる様をテレビで見て、その後、サイゴンの旧大統領府に放置され展示された米軍のUH-1ヘリを車の中から横目に見ながら、これが米軍のベトナム戦争の結果かと渋滞のサイゴンの街を何度も通りすぎた。ある時期、米国ウィスコンシン州にある世界的に有名な会社を訪問して話しを聞いた際、昼食のレストランで、当時最も高い話題は米国がイラクのフセイン政権を攻撃するかどうかだったが、我々ノー天気な日本人は攻撃や戦争などあるはずがないと他人事のように考えていたので、そのような回答を期待して聞いたが、そうではなく、彼らの回答は「米国は必ずイラク(イラキと発言していた)を攻撃する」と発言したのは少々驚いた。戦争など他人事としか考えない我々日本人とは違い、米国の一般人でさえ世界の動きに敏感なのにびっくりしたものだ。そして、そのイラクから撤退し、長い長いアフガン戦争からも撤退へと続いた。今度は、あれだけ深く関与したウクライナにはNATOに加盟していないと言う理由で米軍を派遣することはないという合理性はどうなんだ。恐ろしいほど残酷な世界の歴史は現実も継続している。
新聞やネット情報がロシアの侵攻を一方的に悪とみて論評している記事が多い中で、26日の神戸新聞5面、元外務省欧亜局長の東郷さんの特別寄稿を読むと、ウクライナに対するロシアの長年にわたる不満に加え、それを軽視し続けた欧米へのうっぷんが爆発したものと書いている。ウクライナのゼレンスキー大統領は「親ロはテロリスト」と放言し緊張を煽り、また米国のバイデン大統領もウクライナ政権の迷走を適切に処置しなかったとかで、ロシアと欧米間に深い溝が出来ていたと書いている。プーチンさんの堪忍袋の緒が切れてしまったのだろう。ウクライナはNATOに加盟していないので、周辺国からの軍事応援は得られることはなく、孤軍奮闘なるも世界有数の軍事大国のロシアとは鼻から勝負にならないので多分、ウクライナが折れる形でロシア軍が撤退する形となるのだろう。侵略行為が現に行われたと言う事実がある以上、侵略した国ロシアが全面的に悪いのだから、ウクライナも最後まで粘って戦い被害を大きくするより、早急にキエフを無血開城し戦後処理交渉に入る方が賢明だと思うがどうだろう。
遠いウクライナが侵略されたと言う事実下で、国内の話題は「憲法9条」が少し議論されている。
日本の共産党委員長が「「憲法9条をウクライナ問題と関係させて論ずるならば、仮にプーチン大統領のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が、憲法9条なのです」と、ロシアに憲法9条があったら、ロシアはウクライナを侵略しなかった」という解釈にたいし、そんなことより他国が攻めてきた際に憲法9条はウクライナや日本を守ってくれるのかという疑問が噴出している。日本国憲法第9条は他国を侵略しないという約束であるが、これさえあれば他国が日本を侵略しないとは書いていない。
戦後すぐに生まれ、物心つく頃には米軍のP-38 ライトニングが占領下の日本の空を飛びまわり、その後の警察予備隊や朝鮮戦争を新聞で読み、田舎から出てきて就職し、ベトナム戦争から修理にやってきた米軍のヘリや戦闘機をまじかに見る機会も多くなり、そこでベトナム戦争のヘリに付着した戦争の痕跡を直接見聞きしながら、平和な日本では想像もできない戦争の現実を、現に世界にはあるという実感や経験を得たのは事実。熊本では健軍にある駐屯地の車が街中を走るのをごく自然に見慣れていたのに、阪神淡路の大震災では自衛隊の救援を拒んだ知事がいたのも事実で、それが日本の自衛隊への一般的な捉え方だった。それでも、日本はかなりの部分で米軍が守っているんだと意識しながら過ごしてきたが、ベトナム戦争時の南ベトナム大統領が大統領官邸からヘリで逃げる様をテレビで見て、その後、サイゴンの旧大統領府に放置され展示された米軍のUH-1ヘリを車の中から横目に見ながら、これが米軍のベトナム戦争の結果かと渋滞のサイゴンの街を何度も通りすぎた。ある時期、米国ウィスコンシン州にある世界的に有名な会社を訪問して話しを聞いた際、昼食のレストランで、当時最も高い話題は米国がイラクのフセイン政権を攻撃するかどうかだったが、我々ノー天気な日本人は攻撃や戦争などあるはずがないと他人事のように考えていたので、そのような回答を期待して聞いたが、そうではなく、彼らの回答は「米国は必ずイラク(イラキと発言していた)を攻撃する」と発言したのは少々驚いた。戦争など他人事としか考えない我々日本人とは違い、米国の一般人でさえ世界の動きに敏感なのにびっくりしたものだ。そして、そのイラクから撤退し、長い長いアフガン戦争からも撤退へと続いた。今度は、あれだけ深く関与したウクライナにはNATOに加盟していないと言う理由で米軍を派遣することはないという合理性はどうなんだ。恐ろしいほど残酷な世界の歴史は現実も継続している。