野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

春、今の庭

2021-03-31 06:21:48 | 
今日(30日)、朝は良く晴れていたが、昼過ぎから黄砂が飛来してきたようで、全体的に薄曇りに変った。
このところ、2日置きぐらいに雨が降り、外気温も18度以上20度近くになることも多く、暖かい。本当に季節の移り変わりは早い。我々年寄は未だ冬服から脱皮できずにいるが、野々池のジョギングコースを走るランナーや子供は半袖が多くなり、色々多彩に変化しつつある。この季節、暖かさが続くとウキウキする気分になるが、それはさておき、3月末、庭に咲いた花を並べてみた。殆どが宿根草なので、時期が来れば芽を出し花が咲く。毎年変わらない風景だが、それが良い。気になっているが、例年この季節に、一番目に咲いた「シンシア」と言う現種系チューリップで黄色系が、今年は今だ咲かず。その代わりと言えば、オランダの花市場から買ってきたチュウリップが沢山咲いている。
     
    
    
    
    
    
    

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大相撲3月場所、 照ノ富士優勝

2021-03-29 06:21:35 | スポーツ
まさか優勝するとは思わなかった、その関脇照ノ富士が優勝した。
照ノ富士の幕内優勝は3度目で、前回の優勝は2020年7月場所、幕尻15枚目で優勝した。それ以来、本来の力量を見せ、今回の優勝で3場所連続の勝ち数36となって、念願の大関復帰となることが確約された。前回の優勝は、幕内番付が一番下の「幕尻」優勝だったが、今回の優勝によって、照ノ富士は自他ともに現在の最強力士だという事が証明された。千秋楽、負ければ巴合戦の貴景勝を難なく寄りきり、まさに照ノ富士の圧勝だ。昨年優勝時、千秋楽後のNHKは「大関経験者の照ノ富士は、ひざのけがや糖尿病などのため平成29年の名古屋場所からの10場所中、9場所を休場し、一時は大関から序二段にまで番付を下げていました。それでも、けがや病気の回復に伴い、少しずつ稽古を再開して番付を戻し、今場所はおよそ2年半ぶりに幕内に復帰して力強く前に出る相撲で白星を重ねていきました。特に13日目、1敗で並んでいた朝乃山に対して、得意の左上手を取って堂々と寄り切った相撲には、培ってきた四つ相撲の技術と大関時代を思わせる力強さが感じられました。大関経験者が関脇以下に番付を下げて優勝するのは、昭和51年秋場所の魁傑以来、44年ぶりです」と書いていたが、一度は地獄を見た力士が復活し(序二段で相撲とるのが恥かしかったと照ノ富士本人がテレビで言っていた)、まさに現在の最強力士であるのは疑いの余地なし。照ノ富士がこんな強くなって再生してきたとは、正直驚嘆ものだ。

それに比べ、大関陣不甲斐なしの今場所は極めて残念だ。顔を上げず下ばかり見ている朝乃山には何となく気弱さを感じ、正代は負け越しで来場所は再びカド番。この二人の大関の心境は全く分からん。カド番脱出の貴景勝も、強かった当時の貴景勝とはうって変わってもたもたしている。そして、優勝候補筆頭だった高安も精神的なひ弱さが終盤出た。他方、照ノ富士は今場所、大関とりの場所と言われ、最大のプレッシャーが大きくかかったはずだが、それも難なくクリアした。照ノ富士は終盤13日目からは3大関を総なめにする底力を見せ、現在の3大関を超えて早く横綱になるかのもしれない、そんな印象すらある今場所だった。
    「NHK サンデースポーツ」
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明石の城

2021-03-26 06:17:09 | その他
明石駅の高架下、ちょうど信号が赤で停止していると、目の前に明石城の櫓が見える。
ここ数年来、櫓を見えなく遮っていた多くの大木を剪定してきたので、明石駅周辺から明石城の櫓が綺麗に見える。殆ど毎日のように明石公園周りの道路を走っているので、通年を通して城周辺の雰囲気を楽しむ事が出来る。この時間帯は昼前だったが、夕方を過ぎると、櫓と石垣は照明を受けて青く浮かび上がり、これもまた良い。熊本城、姫路城、大坂城、犬山城、松本城等を含む有名な城を過去、見に行ったことがあるが、ここからみる明石城の石垣は、これ等の有名な城の石垣と比べてもそん色なく見事だと思う。石垣の上に立つ二つの櫓、巽櫓と坤櫓は日本に12基しか現存していない貴重な三重櫓として知られているので、昔、櫓内部公開時に見に行ったが、中は柱だらけで狭くて機能的ではないという印象が強かった。子供が小さい頃の夏休み、家から自転車で蝉取りによく来た場所でもある。ここは桜の樹が多いので蝉がたくさん捕獲出来るので面白く、たまに玉虫も採れたのを覚えている。ところで明石公園の桜は「日本さくら名所100選」に選ばれているとかで、現役の頃、明石公園の桜の下で花見宴会をすべく、担当者に早々と場所取りに行ってもらい、いざ夜になって行くと寒くてたまらん。こんな寒くてはビールも飲む気ならず早々と退散した思い出がある。明石公園には「荘川桜」なる桜があると聞いたが、一度見てみたいと思っている。
  「3月24日」
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野々池貯水池の桜 ②

2021-03-25 06:40:24 | 野々池周辺
野々池貯水池の枝垂れ桜も咲いている。
     
例年だと、野々池貯水池で一番最初に咲く桜は野々池の土手にある「枝垂れ桜」のこの幼木だが、昨日書いたように、今年は僅かの日にちの差で、町内幹線道路にある「河津桜」の花が早かった。野々池貯水池の「枝垂れ桜」は西明石緑道終点近くに大木が二本あるが、今咲いているのは、それではなく、背丈も2m弱の小さい枝垂れ桜の樹。背丈も小さいので、野々池ジョギングコースを急いで歩くと見落とすくらいだが、じっくり見ると、鮮やかな色合いである。
        
明石の桜の開花宣言は今年は3月23日、神戸の開花宣言(王子動物園)は遅れて今日(24日)だった。東京や福岡は既に満開を迎えているとの報道もあるのに、近畿で最も早い京都から8日、大阪より5日遅れた、のんびりとした開花となった。ただし、今日の野々池貯水池のソメイヨシノは蕾。
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野々池貯水池の桜 ①

2021-03-24 06:24:37 | 野々池周辺
   
ことし、野々池貯水池で一番最初に咲いたはこの桜。
神戸や明石市内のソメイヨシノの開花発表はあったかどうかは知らないが、近隣のソメイヨシノはまだ蕾の中。そんな中、町内幹線道路沿いにある、2本の「河津桜」は既に満開。町内幹線道路の「出合小学校」と「ふくだ医院」を過ぎてすぐ、ポストの後ろに、濃紅色の桜。樹丈はそんな高くはないが、濃いピンク色が目立ち、この前では立ち止まる人も多い。4,5日前に咲き始め、21、22日の強い雨にもめげず、今、満開と言うところ。「コロナで花見はできなくとも、変わらず季節は巡り、自然が迎えてくれる」とは昨年の神戸新聞にあったが、暗いニュースが多くとも、桜は変わらず咲く。桜の名所、明石公園に行かなくとも、すぐそばの野々池貯水池周辺の、桜の花の匂いからでも春を感じることができる。今日(23日)は快晴、昼間の気温は14度までしか上がらなかったが、昼間の暖かさに、この桜を見に行った。
      
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解除

2021-03-22 06:23:52 | その他
21日、残っていた1都3県の緊急事態宣言が解除された。
解除理由として「首相官邸 のFB」は次のように説明している。
●病床のひっぱくが続いていた千葉県などの病床使用率は50%という解除の目安を下回って40%以下となった。
しかしながら、現状、感染者数には横ばい、あるいは微増の傾向が見られ、リバウンドも懸念されるので、宣言の解除にあたり、感染の再拡大を防ぐための5本の柱からなる総合的な対策を決定した。
●飲食を通じた感染防止
●変異株に関する監視体制の強化
●感染拡大の予兆をつかむための戦略的な検査の実施
●安全・迅速なワクチン接種
●感染拡大に備えた医療体制の強化です。

官邸の談話には、首都圏の緊急事態宣言2週間延長理由であった「感染者の減少速度が鈍化」と「リバウンドの可能性がある」の2点はなんら進展なく、コロナ対策は手強いと言う結果が改めて分かっただけ、と読める。で、コロナ現状について、コロナリスク領域の年寄りの一人として自分なりに理解しようと、色々な報道を読んだ中で、今回、気になった報道を羅列してみた。

総理記者会見に同席した新型コロナ分科会の尾身会長の意見をテレビで聞いたが、サーキットブレーカーやマンボウと言った、聞きなれない言語以外、目立った改善対策案は聞こえてこなかった。マンボウとは「まん延防止等重点措置」の略称だそうだ。結局、我々国民は従来の「飲食を通じた感染防止」を徹底するようにとの事だった。しかし、感染対策と感染者数の変動は具体的にどのように推移したのか、減る傾向が鈍化した時期はどんな人たちが感染していたのか、飲食店での感染は何故か等を、合理的な数字に置き換えて解説してこなかった。だから、我々は情緒的に感じる以外に現状を理解できないでいる。結果的に、東京での「グローバルダイニング」の対応に注目が集まる。

ところで、現状の実効再生産数はどうなっているかと言うと、東洋経済の新型コロナウイルス国内感染の状況では、東京、千葉は小康状態となったが、3月7日に解除した大阪、兵庫は感染者数は増加傾向にある。政府や各自治体は大阪・兵庫の感染者数の増加についてコメントしていないので、例えば兵庫の1.41の数字は大きいように思えるが、このくらいの実効再生産数の変化は容認したという事だろうか。
  
  

国の英知を結集したと思われる新型コロナ分科会や医療機関の立派な先生方が集まっても、今になって「見えない感染源」などと言いだす始末では、これ以上のコロナ対策は見つからないようだ。しかも、国民が守るべき対策が「飲食を通じた感染防止」を徹底するようとのことだが、今朝(21日)神戸新聞を読んでも,全国知事会は強力な保健・医療体制の再構築を政府に要望し、加えて緊急事態宣言の長期化に伴い、営業時間の短縮に応じた飲食店をはじめ幅広い業種が激しい状況にあるとして、「Go Toトラベル」の再開を要望しているとあった。こうしてみると、桜見物や飲食店での会食等と感染拡大は複雑に関係すると言う定性的な事以上のことは分からないし、その代わりの経済的損失の方が大きいようだ。

しかし、どうなんだろう。「二度とリバウンドさせない」という目標設定は可能なんだろうか。欧米のコロナ感染者の動向を見ても、例えば街をロックダウンしようがしまいが、リバウンドしている。だからワクチン接種を目を色を変えて急がせている。加えて、不思議で仕方ないのだが、リバウンドすると病床の逼迫を懸念されるからとあるが、それなら、首都圏の首長は病床の増加に何故取組まないのだろうか。日本の比ではないほどにコロナ感染者と死者をだす欧米各国から病床が緊迫している等を新聞や報道で見たことがない。それでいて、日本のコロナワクチンはまずもって医者を最優先としている。報道を読むと、欧米のコロナワクチン接種は死亡率の高い高齢者優先とあるが、日本は医者優先でしかもその対象数は報道される度に増加する不思議な国日本。常に政府の対応が遅い遅いと指摘される度に菅総理は平謝りで、欧米各国を見習え、と報道するるメデイアは、なぜこのような矛盾を指摘しないのだろう。

何となく妄想してしまうが、コロナ禍は太平洋戦争以来の国家の危機と言われる戦争だという割には、米国のように国家のベクトルを合理的に一つに纏める力はなく、国民の大多数は非常事態宣言を情緒的に受け入れ、政権の悪口を言っておれば何となく過ぎる。なんかぁ不思議だなと思う。

ところで、福岡県の「新型コロナウイルス感染症の緊急事態措置の解除とその後の対応について」は非常に分かりやすい。でも、飲食店からコロナ感染はイメージ的にはそうかなと思えど、定量的に把握されていなので、そこを責めるのは無理があるようにも思える。

とは言っても、次のピークの波はいつ来るのかに、面白い指摘もある。
●次のピークはいつになるか、日本の場合ですが、昨年来の過去3回のピークの周期性から見ますと、1月上旬のピークから計算して次のピークは6~7月初旬あたりではないかと考えるのが自然ですよね。つまりオリンピック直前です。しかし夏場は感染者数の割に重症者が増えないので医療崩壊にはなりませんでした。冬場は空気が乾燥していて粒子が細かくなるので肺に病原体が到達しやすく、重症化しやすい説は呼吸器の専門医の中では常識だと聞きました。
●コロナは勝手に感染拡大して勝手に収束する。蔓延期のロックダウンは家庭内感染を爆発させてピークを早める効果しかありません。少なくとも欧米よりかかりやすい人の比率が数十分の1の日本では今後もそうなるでしょう。

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今年も、このチュウリップが一番早い

2021-03-19 06:08:05 | 
家の庭は、冬を過ごしたクリスマスローズ、ヒマラヤユキノシタ、シクラメンが変わらずに咲き続けている。
そして今、春の花、チュウリップが咲き始め、昨年もそうだったが、今年もこの薄黄色のチュウリップが一番に咲いた。
蕾が出ているのに気づいたのは確か3月5,6日頃で、その後順次花を咲かせている。
知らなかったが、このチュウリップは3年前、女房がコープから買ったと自慢げに言っている。
  
   
 

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え~! 現役続行を表明

2021-03-18 06:25:01 | スポーツ
大相撲春場所の三日目から、横綱白鵬が休場した。
同じモンゴル横綱鶴竜は初日から休場なので、これで両横綱休場は5場所だそうだ。あまりに休場が続くので業を煮やした横綱審議委員会は、過去にない異例の史上初の「注意」を両横綱に与えたので、今場所の対応が見物だったが、「注意」勧告を受け暫くは稽古場に足を入れ好調ぶりを見せたものの、場所前寸前に鶴竜は”やっぱり太ももが痛いんだもん”とあっさり休場宣言し、来場所に進退をかけると表明し休場した。先を越された白鵬は、稽古場では絶好調の相撲を取り続けていたので、へ~と不審に感じつつも、何時迄持つかなと疑心暗鬼に思えたが、案の定、2日目に不調を訴えるそぶりを見せると、鶴竜同様に三日目から休場した。場所後に手術して7月場所に進退をかけると表明したと新聞にある。先場所と全く一緒だ。なんだ、今場所の両横綱は進退を欠けて出場するはずではなかったのか。そのように巷の大相撲ファンは思ったはずだが、現役続行表明であっさりと齟齬にされ、鶴竜は来場所に、白鵬は夏場所欠場し7月場所に出場すると言った。

16日、相撲協会の芝田山部長「大関と横綱は立場が違う」と表明。
「日本相撲協会の芝田山広報部長は16日、春場所後、横綱審議委員会(横審)の定例会を2場所ぶりに開くことを明言」し「横綱の立場は大関とは違うということをどう認識するかということ。横綱は別格の力を持っているから称号がある。ぎりぎりの線ではダメ。難しい判断だけど本人しか自分の体は分からないんだから本人が見極めるしかない」と、厳しく断じたと報道されている。さてさて、場所後に開催される横審も困った難問を処断せねばならない事態となった。

両横綱休場について、NHK解説の舞の海と北の富士があきれを通り越して怒り近い言葉で解説している。
舞の海氏は、NHK解説で次のように話した
「横綱でもない私が袋だたきを承知で言わせてもらうとですね、過去にはおそらく1年くらい休ませてもらえたら、もうちょっとやれるのにな、と思いながらも去って行った横綱っていると思うんですよね。でも、なぜやめたかっていうところですよね。それは自分の事情とか感情よりも、横綱の地位とか名誉とかというものを守ってきたからこそ、それを大切に思ったからこそだと思うんですよね。そして見ているファンはですね、横綱になってしまったがために辞めざるを得なくなってしまった、そこに無念さとか悲劇をファンは共感すると思うんですよね」

同じくNHK解説の北の富士はコラム「ものすごいブーイング覚悟で言います…白鵬は場所後に引退発表すべきと思います」で次を書いている。
「白鵬も2日目の取組後首をひねった。私はすぐに膝をやったなと思い、3日目は土俵に上がれないと確信したが、その通りになってしまった。初日の前日、某テレビ局で白鵬の番組を見ていたが、両膝から大量の水を抜いているのを見てがくぜんとした。それでも白鵬の膝は悪くなり続け、水に血が混じりだした。と言うより、ほとんど血液である。私も膝に水がたまりかけたが、その時の膝の感触は今でも覚えている。私の場合、痛いと言うより重いという感じであったと思う。(略)協会は再出場を認める方針らしいが、横審の出方が注目される。そこで私の意見だがよろしいでしょうか。ものすごいブーイングが聞こえてきそうだが、私は場所後に引退発表すべきと思います。理由は名古屋場所と言っても4カ月ほどしか時間がないのです。手術をして、リハビリを考えると、とても無理があります。白鵬も体の衰えを認めているし、何年も取れるとは思っていないはずです。「功成り名を遂げる」。まるで白鵬のためにあるような言葉です。優勝44回をはじめ、あらゆる記録を塗り替え多くの偉業を達成して、後は何を望むのだろうか。彼に残されたことはただひとつ。いかに見事な引き際を見せることにあると思うのです。今場所だって2連勝しているではないか。負けて惨めに土俵を去るのとは、訳が違うのだ」と言う。 

2日目の白鵬、宝富士に勝った後、賞金を受け取る際、痛みに耐え切れずか腰を下ろせなかった。伊之助に注意を受け腰を下ろして賞金をとったが、あの調子では北の富士の言うように横綱を張り続けるのは無理と思われる。それにしても先場所も書いたが、横綱白鵬と鶴竜の休場には、分かったこととは言え、大いにがっかりだ。
「先場所の場所後、横綱審議委員会は膝や腰のけがが痛いと言って3場所連続休場の白鵬、鶴竜の両横綱に「注意」を決議した。横審の内規では成績不振や休場の多い横綱に対して「激励」「注意」「引退勧告」があって、注意は2番目に重い。2018年に稀勢の里に激励を出した例があるが、注意は初めてだそうだ。これだけ横審から注意を受けたら、どんな強心臓の横綱でも今場所是が非でも出場するはずと素人相撲ファンは即座に考えたものだ。が、なんと、場所前の5日、白鵬がコロナの陽性反応が出たとの報道。コロナに非常に敏感になっている時期、これでは休場せねばなるまい。すると「これで引退を先延ばしにすることができたんでは」と言う穿った見方の意見がネット上に投稿され、うまい具合にコロナ陽性になるもんだなと。すると、横綱鶴竜が腰が傷んだもんと、あっさりと休場宣言で出場を拒否した。部屋の親方が言うに「鶴竜は腰があんまり良くないと、それと準備不足、だと思うんだけどね、あの、急にじゃないけど、まあぼちぼち胸を出すのも数を増やしてきたんだけど、そこで腰の調子が良くないと、いうことで、休場さしてもらいます」と説明し、来場所進退をかけると言う。おやおや、横審から前例のない注意を受けた今場所は、意地でも出場してくると、巷の相撲ファンは思っていたが、それも祖語にされ、なんと来場所に進退をかけると言う。ウキペディア「横綱」には「横綱力士は現役を退くまでその地位を保証されるが、その責として、出場する際には常に最高レベルの相撲内容・成績を求められる。大関以下の力士は、技量が衰えてもその時の実力に見合った番付で比較的長く現役を続けることができるが、横綱にはそれが許されず、横綱の地位に見合った高レベルの実力を発揮できなくなれば引退するしかない」と書いている。横審に異例の注意勧告を受け、殆どの巷の相撲ファンは、白鵬と鶴竜の休場の理由になった怪我は相撲をとれるまでに完治するとは思えず、だから両横綱とも横綱に任にあらず思っているのに、横審も舐められたものだ。

巷の大相撲ファンはもっと辛辣な意見をネット上に投稿している。もともと白鵬の相撲態度や品格に不信を抱くファンが多く、それらしい情報をネットで探すとわんさか出てくるのは、横綱白鵬に違和感を持ち続け続けている大相撲ファンが多いという証左だと思う。それは横綱になれば落ちることはない、だからこそ常に勝ち続けないといけない重圧が常にある、それが横綱。落ちないからって、そのまま今の横綱のような感覚で休むならば、もっと具体的ルールを決める必要がある。稀勢の里の涙で思い出すが、こんなに休めるならまだまだ出来たはずだと思う。横綱に降格がないという意味は、勝てなくなったら・相撲が取れなくなったら、即引退せよという事だと思う。舞の海、北の富士の見解に大賛成だ。
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玄関の椿

2021-03-17 06:24:53 | 
毎年、この時期になると玄関の椿、2種が咲く。
この一週間、外気温は13~16度ぐらいで、一日強い雨が降ったが晴れの日が多い。朝は少し肌寒い日もあるが、次第に春らしさを感じるようになってきた。

今年は、昨年にくらべ道路沿いの花椿が不作で花数は少ないが、もう一種の玄関脇の椿は好調。赤と白の混合がメインだが真っ赤な花弁もある。赤と白の混合の花弁の方は、咲いて暫くすると花ビラの先端が茶色に変り始め、ポロっと花弁が散って落下する。それでも今年の玄関脇の椿の方は花数が多く、楽しめた。
 
 
一方、道路沿いに植えている小粒の花椿は不作だった。
花数が昨年比で圧倒的に少なく、ポツンポツンと数えられるぐらいしか咲かなかった。夏場に幼虫に葉っぱが食べられる(花数が少ない理由の一つ)こともなかったので、花数が少ない原因は不明。この花椿の見事さは、咲くと一面が賑やかに明るくなるので道路を通る人を立ち止まらせるぐらいの魅力があった。一斉に咲き始め、咲くとすぐに路面にぽろっと花弁が落ちる。落ちると花数が多いだけに掃除するのが大変だったが、いざ咲く数が少なくなると寂しいもので、毎日掃除しても良いから花数が多い方が良い。花数が少ないのに、それでもメジロが寄ってくる。昨日の朝も2匹見た。
 
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あれから10年か・・・、

2021-03-15 06:23:54 | その他
東北の大地震発生から10年経った。
2011年3月11日、東北地方を中心に未曾有の被害を引き起こした大震災(M9.0)から10年だ。NHKの報道を改めてみていると、当時、当日、終日放送されたテレビで、津波が街中を襲う場面が映し出されたときはさすがにびっくりした。それも仙台空港。あの東北震災で一瞬に津波に呑まれた空港だ。海の直ぐ近くに隣接していたので、菅生に行くときは必ず利用し、度々笹かまぼこ喰ってビールを飲んだ仙台空港が津波に飲み込まれ、近くの航空学校やよく知った名の工場も津波にのまれた。道を右往左往する車がのまれる場面を見たときは、あっけにとられた。我々神戸も、阪神淡路の大震災を経験したが、うちの周りは震度6.5、その後も余震は続き、地中の下からゴーッと言う音が聞こえる(本当に聞こえる)と暫くして家がグラグラッと揺れる、あの記憶はまだ脳裏にある。東北はそれに津波が加わったのだから、恐ろしさは想像できる。

12日の新聞を読むと、政府主催の追悼式は今年が最後で、天皇陛下夫婦が10年目にして初めて追悼式に参加されたとあった。もう10年か・・・、阪神淡路が1995年だから今年は26年目、もう忘れたと言っても、水道が暫く出ずに大弱りだったのは良く覚えている。だから、頭の中、心の中には何年ってもあの当時の悲惨さ困ったことは直ぐに思いだす。阪神淡路規模以上の災害が東日本大震災だから、世代が代わるまでは頭の中に記憶が残るはず。そうは言っても、次第に風化していくはいかしかたないことで、それがないと未来へは進めないのではと思うからだ。政府追悼式は今年が最後で、来年からは現地で実施とあるように、次第にそうなっていく。だから、記憶を数100年後にも、世代が大きく変わっても残せるように、「ここまで津波が来た」「津波が来たらこれ以上の高台に逃げろ」という、決して風化しない記念石碑が絶対必要だと思う。

で、神戸新聞を読んでいると、宮城県の女川町には21も浜があり、うち18の高台に石碑が立っているそうだ。女川中学校に入学した生徒たちが声を詰まらせながら話し合い、みんながうなずいた一つが、記録を残すこと。21の浜で、津波が到達した地点の少し上に碑を建立しよう。大きな地震があったらここより上へ逃げてと刻もう、とあった。

それで思いだしたが、2011年の4月11日の時事通信に、下記記事が掲載されていた。
「島の言い伝え、命救った」=1142年前の869年「貞観地震」-石碑建て継承・宮城。
「両岸から大津波が押し寄せ、島の中央でぶつかった。日本三景「松島」の東端にある宮城県東松島市の宮戸島。
平安時代の869年(貞観11年)に東北地方太平洋岸で起きた大地震「貞観地震」をめぐり、島民の間にはこんな言い伝えが残されている。ぶつかったとされる場所(標高約10メートル)には石碑が建っており、そこより下は危険とされていた。東日本大震災で約1000人の島民は石碑より高台にある市立宮戸小学校などに一斉に避難。津波は浜辺の集落の大半をのみこんだが、石碑の手前でとどまり、犠牲者は数人にとどまった。「先人の言い伝えが命を救った」。近くに住む観音寺住職の渡辺照悟さん(80)はしみじみと語った。複数の島民によると、貞観地震では津波で多くの人が命を落としたとみられ、言い伝えは島民の間に浸透。大きな地震が起きると高台に逃げる習慣が身に付いていた」とある。

現役時、平成13年頃だと思うが、製品の品質改善啓蒙活動の一環として、よく使用させてもらった資料に、畑村洋太郎(元東大教授)の「失敗学のすすめ」という本がある。この本のポイントの一つに「過去の失敗こそがナレッジの宝庫」であると指摘されており、その事例の一つが「三陸海岸の津波石碑」である。
  
「失敗学のすすめ」に記載されている写真


その津波教訓は本当に生かされているのか、当時は、疑問が無かったと言えば嘘になるが、DNAとして本当に伝承されているものだと改めて思い知った。「失敗学のすすめ」の中には、2種類の失敗分類があり、「良い失敗」=細心の注意を払っても防ぎようのない失敗、つまり学ぶ価値のある失敗。もう一つは、「悪い失敗」=注意を払えば防止できた失敗、学び得ることのない失敗だそうだ。
で、その悪い最大の失敗は「東電の原発事故」だろう。当時の経営トップは、貞観地震による大津波発生や15.7mの津波到達の計算結果を軽視し堤防建設案を止め、結果、本当に大津波がやって来て冷却炉を停止させ、原子炉が溶融し大被害をもたらした(14日の神戸新聞、「砂上の楼閣」にも書いている)。最も経済的なエネルギーとされた原発は、今なおその風評を引きずり、後世に悪い事例としして評価伝承されている。
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