野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

神戸新聞に紹介の「ちょっといい店☆レアな品」

2015-02-28 06:19:01 | その他
2月26日神戸新聞朝刊掲載の「ちょっといい店☆レアな品」に「ペルシャ絨毯・トルコ雑貨の店、Flying Carpet」が紹介されていた。
   
以下、神戸新聞記事から。
●世界に一つだけの美しいペルシャ絨毯:http://flyingcarpet.jp
 ペルシャ絨毯とトルコ雑貨を扱うインポートショップが2月中旬、大久保駅前にオープン! 
 180万の高級品から遊牧民の手織りギャベ(7,344円~)まで、 本国直輸入の商品はレアなものばかり。「キュタフヤ陶器」(1,080円~)
 とともに、ギフトにもぴったりです。「神戸新聞を見た」方は全商品10%off。お見逃しなく!

●明石・JR大久保駅から徒歩2分、国道2号線沿いの便利な立地です。ペルシャ絨毯、トルコのランプや陶器、アクセサリーがズラリ。
 紙面には、オーナーのモハンマド・バハラミさん、マキコさんご夫妻にご登場いただきました。
 「イラン・エスファハーンで出会い、結婚して10年。日本でお店を持つのが夢でした。日本語ペラペラですから、遊びに来てくださいね」
   
             
          
●ペルシャ絨毯・トルコ雑貨直輸入専門店のブログFlying Carpe(フライングカーペット)
 〒674-0058明石市大久保町駅前2-1-3石川ビル1F
 電話/078-937-0755
 営業時間/10:00~19:00
 定休日/不定休
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FBにあった「長崎ランタンフェスティバル」

2015-02-27 06:19:49 | 故郷
FB”Nagasaki365”に、異国情緒豊かな長崎らしい写真が投稿してあった。
  
中国の旧正月を祝う行事「春節」に合わせ長崎では、今、「長崎ランタンフェスティバル」が開催されている。
「長崎新地中華街をはじめ、湊公園、中央公園、眼鏡橋周辺、浜市・観光通りアーケードなど長崎市内の中心部に約15,000個にも及ぶ極彩色のランタン(中国提灯)や、大型オブジェが幻想的に飾られ、街を彩ります。」とあった。中華街だけではなく市内中心部のいたるところ飾られるランタンの点灯期間は2月19日~3月5日までだそうで、過去100万人を越す人出の年もあったとのこと。

長崎県出身者にしてみると、長崎の有名なイベントと言えば昔からある伝統的な「長崎くんち」と「精霊流し」で、両方とも豪華で賑やかな祭りだが、ちまたで聞くと最近では「くんち」より「ランタンフェスティバル」の方がよく知られているそうだ。長崎は亡くなった父の妹の嫁ぎ先が諏訪神社だったので何度か訪ねた事がある。行くと必ず出された料理は大皿に盛られた「皿うどん」で、”秘密のケンミンSHOW、長崎編”でも紹介されたように中華料理店から配達してきた。ちなみに「長崎ちゃんぽん」は長崎の新地中華街で食べた。
           






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強いホンダが帰ってきた - AMA SX

2015-02-25 06:24:05 | モータースポーツ
先週末で今年のAMA SXは第8戦まで終了し、これまでの戦績をみるとホンダマシンの活躍が目覚ましい。
2015 AMA スーパークロス 第2戦」でも取りあげたが、モトクロスの世界最高峰レースと称されるAMA SXで、ホンダ勢が大活躍している。昨年までの長い期間、往年の強いホンダは何処に消えたのかと残念に思っていたが今年は復活しつつある。昨年までのホンダと何が違うんだろうと、色々記事を読んでみると、今年のアメリカンホンダチームには日本の(株)ホンダ・レーシング(HRC)がマシンの開発等を含め深く関与しているとあった。アメリカンホンダチームの名前も”TEAM HONDA RACING”と書いてあったので、米国のプロモトクロスレースにもホンダワークスが再登場だ。HRCの全面的支援という事に発奮したのか、チームもライダー達も大いに刺激を受けたようで、上手く機能し始めた。

  25年前後前、”American HONDA”というワークスチームがアメリカのプロモトクロスを席巻していた時期があった。当時、並いるトップライダーを上位から根こそぎ契約し、他チームは手の打ちようがなかった。その名前を彷彿させる名が世界モトクロス界最高の舞台に再登場だ。「TEAM HONDA RACING」のレース監督はDan Betley、ホンダの最も強い時代を知っている彼が「Between the Motos: Dan Betleyに登場しホンダの現状を解説している。これによると、日本の HRC が相当深くまで米国のモトクロスレースに関与しているのが判る。リーマンショック以来、ホンダ二輪レースはMotoGP一本に集中し、他部門への資源投入を極力減らしてきたが、ここ数年、日本を皮切りに世界選手権からAMAへの関与と、モトクロスを中心に資源を配分しているのが見て取れる。今年のHRCの主力は、ロードレースの分野では”MotoGP"のみに集中し、オフの分野では”モトクロス”に資源を集中させているようだ。いよいよ面白くなった。



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庭にも春の気配

2015-02-23 06:17:01 | 
今年は雪が降らない。ほんの少しだけ雪の形らしきものはあったが、昨年のような雪はない。
今週で2月も終わりになるが、今週も外気温は10度超えの予報だから、このまま3月の春になったらいいな。
2月中旬あたりから庭にも春の気配が忍び寄ってきた。その先駆けは福寿草。
2月の初め、ホンの少しだけ芽が出たが、虫にやられたのか花芽の中央が無くなってしまった。
それにもめげず、黄色の花が開きつつある。
         
白梅はいっぱい咲き、南風が吹くと良い香りがこちらに漂ってくる。
         

咲くのは4月に入ってからだが、桃色姫椿が樹一面に蕾をつけている。そしてこれも咲くのは先だがクリスマスローズの蕾はしっかり付いている。
 

庭のバラの剪定を済ませた。今年、2本のバラが、枯れてしまったようにみえるが、芽が出てくるかもしれないので暫くそのままに。
剪定が済んだバラの下をフッとみると、チュウリップの現生種がやたらあちこちに芽が出ている。
なにがどれやら判らない花芽もあって、狭い庭、とにかくあちこちに踏み場もない。
  

それはそうと、小松菜が良く育つ。毎日食べるものでもないのでほっといているとよく育つ。
ミズナの苗を女房が友人から数十本もらった。この寒い時期によく芽がでるもんだ。好物なので上手く育ってくれたら良いが。
  
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野々池貯水池回りの住宅団地

2015-02-20 06:18:50 | 野々池周辺
昨年の春、野々池貯水池に隣接していた「神戸ファッション造形大学」跡の宅地造成工事が終了し、昨年末から住宅販売が開始されている。
造成跡地の中央には公園が造られ滑り台が設置され植木も植えられて、その周囲に環状道路が設置されると、間もなく宅地建設工事が開始されたが、
販売も順調のようで、既に家族が居を構えている箇所もあり、次々に家が建っていく。 団地の名前は「プロムナード明南」。
野々池貯水池回りは、明石市立の小中学校と神戸市立の小中学校そして県立明石南高校が点在している教育地域だが、近くにスーパーも多く、
交通拠点JR西明石駅まで歩いても20分程度なので、住環境として申し分なし。あっと言う間に環境は変わり、ここに大学があったという面影は全くない。

   「左:大学正門があった付近から団地内を見る」
  
  
               


旧「神戸ファッション造形大学」の跡地は野々池貯水池沿いに高層マンションを挟んで2ヶ所に分かれ、一つは学生寮とテニスコートがあった箇所と
もうひとつが前出の学校が設置されていた箇所だが、学生寮があった跡地は一昨年ほど前に同じ住宅販売会社が宅地造成を完成させ既に販売済。
この辺一帯、5月ごろになると野々池貯水池の土手に紫蘭(シラン)の花が結構沢山咲く。
  






                 
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広島に黒田投手が帰ってきた

2015-02-18 06:19:42 | スポーツ
      「広島入団会見の黒田投手」
16日、MLBから広島に復帰した黒田投手の入団会見が行われた。さすが、広島の地元民放4局すべてが会見模様を放送し、“黒田一色”に染まったらしい。
広島のエースとして11年間で通算103勝を挙げ、07年にメジャーリーグに挑戦。昨年までヤンキースのエースとして活躍していたので黒田が投げるヤンキースの殆ど試合をTV観戦した。
MLBには複数の優秀な日本人投手が大活躍しているが、その安定性からいえば黒田投手が圧倒的に信頼されている。高額契約金を蹴って1/5の広島に入団する心意気を聞きたかった。
広島入団会見で、一語一語をかみしめて率直な思いを話す、黒田投手の入団会見の全記録の中から、これは言う言葉を抜き取ってみた。 
(いろんな分野で活躍する日本の有名選手が、楽しくプレー出来たらとか、自分のプレーが出来ればとか発言するのを聞くが、黒田投手からは苦しかったの一言)

-- 気持ちの変化は
「実際、広島に来る日まで、色々もやもやした気持ちもありました。自分の決断は正しかったのかと考えることもありました。
 広島に来てファンの人、色んな声を聞いてこれでよかったかなとそういう気持ちです」
-- 復帰の理由は
「色々考えないといけないことはたくさんありましたけど、最後はファンの人たちというか、球団の熱意もありましたけど、
 2006年ですかね最初にFA権を取得したときに ファンの人たにち心を動かしてもらったので、
 今度は自分がファンの人たちの気持ちを動かせればという気持ちが一番大きかったです

-- 2008年からメジャー7年間を振り返って
黒田「一言で言うと苦しかったです
-- 苦しいというのは具体的には
野球をやる以上は日本でやろうが、アメリカでやろうがマウンドに上がるということは大変な事です。言葉も分からない中で、
 シーズン162試合戦い抜く中で、体力的にも含めて、挑戦した以上はそれなりの結果を残さなければいけないと、勝手にプレッシャーをかけて、
 7年間プレーしたつもりです。そういう意味では楽しいというよりは、苦しい方が多かったと思います

-- 一番印象に残っている出来事は
「去年のヤンキースタジアムの最終戦。それがメジャーでの最後の登板になったんですけど、ジーターのヤンキースタジアム最終戦でしたし、
 自分の中でも何か来年どうなるか分からない中での最終登板でしたので、印象に残っています」
-- 技術的な部分は
「技術的な部分はアジャストしながら、少しずつ自分のスタイルを築いていけたと思います。アジャストする力は7年間で身に付いたところだと思います。
 メンタル面だとヤンキース、ドジャース大きいチームの中で、ローテーションで投げ続けることができたことは、苦しみながらもある程度やれたという気持ちはあります
-- 今年しかないと結論を下したのは
「それを判断するのはなかなか難しいんですけど、年齢的な部分もそうですし、毎年メジャーではローテーションを投げていた中で、そこを大事にしたいなという部分があった。
 果たして40歳になってメジャーのハードなスケジュールの中で、チームの期待に応えられるかなとか、色々考えました
-- 黒田投手にとってカープとは
「最初にメジャー挑戦したときから。もしくは日本に帰ることがあれば、カープに帰ってきたいと思っていました。
 そういうことを口には言っていましたけど、気持ちがぶれないためにもメジャーで結果を出し続けたい。
 それが、今考えると自分の中でのモチベーションになっていたと思います。それくらいの気持ちにさせてくれるチームだと思いますし、
 今回僕と一緒に出て行った新井がカープに帰ってくる。球団としての懐の大きさというか、度量の大きさをまた改めて感じました。多少なりともカープに復帰する1つの要因になった

-- 野球人生のなかでどういった決断になる
「今まで毎年毎年、1年契約で悩みながら進路を決めてきましたけど、今回ほどたくさん悩んだことはなかった。
 実際、自分自身もどうしていいか分からなくなっていた部分があったので、僕自身これが最後の決断だと思って、決断しました」
-- 明日からチームに合流するが、期待と不安どちらが大きい
不安しかない
-- カープファンに向けてメッセージを
「8年ぶりに広島に帰ってきてどこまでできるか本当に現時点では分からないですけど、マウンドに上がる気持ちは何歳になっても変わらないと思います。
 勝ちたいという気持ちも変わらないです。そういう気持ちを常にマウンドで出していければいいと思います。たくさんの人に見てもらえたらいいです」


当ブログでも、ヤンキース時代の黒田投手をいぶし銀の黒田投手として、登板した際の印象を少しだが取り上げてきた。
感情を表に出さず黙々と投げ続ける黒田投手は、まさに堂々たるマウンド度胸で、黒田がマウンドに立つと安心感が先に立つ不思議な感覚がTVから伝わってきた。
相手強打者を打たせて取るピッチングは安心して試合経過を追える。こんな印象をヤンキース時代の黒田投手に私はもっている。

昨年、最後まで阪神、巨人と覇権を争い続け広島カープだが、最近テレビでカープの活躍や高いビジネスマネージメントが高く評価されている。
阪神とは明らかに異なるファン層が占める広島に黒田投手が復帰して良かった。今年は応援する球団が増えた事は確かだ。
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モトクロスチームのワークステント

2015-02-16 06:23:10 | モータースポーツ
先日の「Kawasaki MX Racing Team」FBに、「Kawasaki Racing Team」のワークステントが投稿されていた。2015年からチームを一新し、世界チャンピオン獲得を狙う「Kawasaki Racing Team」のロゴを見て嬉しくなった。

ここ数年、世界モトクロス選手権では、欧州の覇者 KTM に駆る Antonio Cairoli 選手の牙城を日本のワークスチームは崩すことが出来ず苦汁をなめていたが、ここに、現世界最高のモトクロスライダーで、4度のAMAスーパークロスチャンピオンとなった、カワサキの Ryan Villopoto 選手が挑戦する。2015年度は彼のモトクロスチャンピオンシップレース最後の年で、本シリーズに「勝って、負けても」彼の最終レースとなると言われている。「Kawasaki Racing Team」は、カワサキのオフィシャルワークスチームの呼称であり、これ以上に強いチームはカワサキには存在せず、Ryan VillopotoとKawasaki Racing Teamが一緒になって世界チャンピオンシップに挑戦する。

世界中で展開するモトクロス世界選手権は、Hondaが2014年よりワークス参戦し、ヤマハもワークス参戦すると先日の「2015年ヤマハ主要チームの体制」で報告があった。日本のホンダ、ヤマハ、カワサキが欧州のKTMを倒すべく戦う、モトクロス世界選手権は2月28日の中東カタールから始まる。もうすぐだ。
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紅梅、白梅の花が咲く

2015-02-14 06:12:13 | 
   今年は、北風が吹くと寒さが堪えるが昨年のような大雪もなくすごし易い。
   陽が差すと、心待ち暖かさの気配を感じるほどになった。
   白い梅の花が咲き始めた。今年の白梅の花も昨年の剪定が上手く出来たので、
   結構たくさんの蕾を付けている。紅梅の方は満開を過ぎ萎みつつあるが、梅の香りはまだ残る。
   
   
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立春はとっくに過ぎた

2015-02-13 06:26:50 | 日常生活
今年の節分は2月3日で、立春は4日だが、とうに過ぎた。
今週は9日が今年一番の寒さで外気温は5度までしか上がらず、ほんの少しだけだが雪も降った。
寒さに連れられ北風がやや強く、しかも夜中、 野々池貯水池からの風がうるさい。
11日の温度は11度まで上がり快晴。今日は2月12日。10日に今年一番の寒気は移動したので、陽が差すと暖かさを感じる。
林崎疎水近辺では、バードウォッチングする人、数人が長い望遠カメラを引っ提げて散策中。

野々池貯水池のジョギングコースに白線引き跡が残っている。
ちょうど今の時期、近くの明石市立野々池中学校の持久走が始まる、いやもう既に終わったのかな。
 

昨年の今頃、2月13日から14日に掛けて、この付近では珍しい大雪が降った。その一週間前も大雪で雪の到来が昨年の今頃だった。
そして、その前の2013年の今頃は、「暖かい日和で全国的には3月中旬並みだが、6日には中国からの大気汚染PM2.5が到来し、
特に大阪は山に囲まれているのでPM2.5値が高く出ているとの報道だ」と当ブログに書いている。
また、「この年、九州南部・奄美地方で全国に先駆けて「春一番」が吹いたと気象庁が発表し、平成に入ってから最も早い観測だ」とも書いている。
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「イスラム国」に関する本を読んでみた

2015-02-11 07:56:13 | その他
     「池内 恵著:イスラーム国の衝撃」

「イスラム国」による日本人人質事件の日本のマスコミ報道は情報が錯綜し今ひとつ分かりづらかったが、一部解説者の発言だけは注目して聞いた。この本の著者池内東大准教授、 日本エネルギー経済研究所保坂理事、放送大学の高橋教授、宮家元外交官の解説は、多分そうなんだろうと思って聞いた。その中で、池内准教授が書いた「イスラーム国の衝撃」はイスラム国の生まれから今後の中東情勢の見かたを含め面白く読んだ。

「イスラーム国の衝撃」に書かれている内容で、最も気になった点と言えば、イスラム国のメディア戦略である。
具体的な戦術までは書かれていないが、先進国に匹敵する戦略と道具を駆使し、多くのイスラム信者の若者に訴求し続け、しかもその効果は絶大。その効果たるや、「イスラム国」組織を世界中にフランチャイズ化したり、あるいは一人「イスラム国」を立上げさせたりと、組織の分散化に成功した。「イスラム国」の高い資金力(身代金が主力)と衝撃的行動(メディア戦略)に共感し恭順を示せば、「イスラム国」グループに加えてもらえるという、「草の根作戦」が実に見事にネットを通じて世界展開され、「イスラム国」の高いブランド化に成功している点に最も驚いた。

「イスラーム国」の司令中枢はあっても無いに等しいようで、しかし結果は、無限に「イスラム国」が世界中に展開されている。
「イスラム国」の司令部らしき部署は、かっての中国共産党や旧ロシヤのように無限に広い大地を転々として、その存在は掴みどころがなく首都を陥落さえすれば終りと言う従来の戦争とは異なるようだ。 しかもITを通じて各地域に「イスラム国」の凄さだけを情報発信するだけで、勝手に各地に立ち上った「イスラム国」に賛同する組織らしくないバラバラの組織が勝手に動き出し活動する。アメーバウイルスの如く勝手に増殖しながら世界展開している様は、マーケティング専門家にしてみれば、その手法が実に見事なだけに、一度中枢に侵入して確認してみたいと言う衝動に駆られるのではなかろうか。

「イスラム国」はアルカーイダやタリバンからの派生だが、アルカーイダやタリバン勢力が米国の反撃によって弱体化すると、指導者のアブー・バクル・アル=バグダーディー(本名ではないらしい)が「カリフ」に就任したと一方的に宣言しイスラム教の最高指導者だと名乗って「イスラム国」設立を宣言し、全てのイスラム信者は「イスラム国」に従い、「イスラム国」に移住し銃を取れとネットで宣言したところから、組織が始まる。

元はと言えば、古くは1919年の第一次大戦の勝利国英・仏が負けたオスマン帝国を植民地化し、各民族を意識せず線引きして分断化した事から根強い不満があった中に、イラク戦争やアラブの春を契機に独裁者が倒れると、その統治空間に、それまで政権に抑え込まれていた各国のイスラーム部族勢力が武装し、国境を超えて集まったとある。ところが、先日のBSフジ「プライムニュース」でのパレスチナ日本大使の発言によると、イスラエルがパレスチナに入植した事こそが問題の主因だとする発言もあり、また、オバマ大統領の世界の警察放棄宣言も加わり、それまで抑え込まれて民族感情も入り混じった、複雑なこの中東問題はとてもじゃないが我々には簡単に理解できない。オバマ大統領が「イスラム国」について「これは彼らの特殊な問題ではない。十字軍や異端審問の時代にも、キリストの名において人々がひどいことをした」と演説したことが「テロリストを十字軍と同列に置いた」と批判を浴びているとネット記事にあったが、歴史から見ると多分それは正解なんだろうと思うが、これは終りが見えない。

しかし、前述したように、最も興味を引く「イスラム国」の特徴は、宣伝や広報の巧さであるが、広報誌や番組も非常に質の高いレベルにあるらしい。日本製のかなりすぐれた機材使っているようで、加えて欧米のIT技術ノウハウをもった若者が参加し、YouTube等のネット媒体に彼らの正当性とブランド化を世界展開する。これに答えて世界中のイスラム法に心酔する純粋な若者が志願して馳せ参じる、いわゆるグローバルジハードを構成していく。こうして見ると、千数百年前のイスラム法思想に心酔する若者が草の根的に世界中に増幅したら、「イスラム国」を全滅させるのは困難だろう。
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