2018年ももうすぐ終わる。
昨年もそうだったが、今年一年も国内外から面白い話題や報道が次から次へと間を置かずに出てきたので、結構楽しめた一年だった。今年、9月には日経は24,000円を超え、NYダウも26,500ドルを超えた。が、それもつかの間、10月以降、低調になって12月になると大きく下げた。それが、年末、NYダウと日経平均が急激に大幅ダウンした。一時期、一部報道がリーマン再来かと書きたてたので、えーっ10年前のリーマンの様な金融危機は片鱗さえないのになんでと思っていたら、トランプ大統領政策に嫌気がさし、丁度FRBの金利上昇時期と重なり、アメリカ、日本とも株価が突然急落した。年末に少し回復したものの、日経平均の終値は、去年の年末と比べて2700円余り安い20014円で終わった。日経平均株価が年間を通して値下がりするのは平成23年以来、7年ぶりだそうだ。バブル崩壊は10年ごとにやってくるという経験則があるらしいが、それから考えると来年は危険信号に当たるという。今年の年末、それまで好調だった株価が大きくさげた、この報道が一番気になった。景気悪化は世間を一層暗くするので誰も望まない。
それに加えてトランプ大統領の動向は良きにつけ悪しきにつけ話題を呼んだ。
大幅減税の効果でNYダウは絶好調となり連れて日経平均も好調に推移してきたが、なにせトランプ大統領の政策は先が読めないとする報道が不安を示す。米国社会の分断をあおる言動を繰り返し、「自国第一」の単独行動は世界秩序を揺さぶっているという。貿易戦争を含め、世界一の大国を無理やり自己の直感優先のやり方で押し通そうと、周りの諫める官僚を罷免していけば、早晩、破綻は目に見えているが、どうするのだろう。
しかし、日本の製造業の実力なんてこんなもんだったんだろうか。
神戸製鋼から始った、日産、スバルなど日本製造業の不正が露呈した。川崎重工業やKYBを含め、一流と称される企業や自治体幹部が毎日のように「申しわけありません」と頭を下げる姿は見苦しかった。特に、神戸製鋼やKYBの製品品質は優秀と信じていただけに、品質データ改竄事件はひどいの一言だ。我々は品質確保の第一はルールを守ることだと教わってきた。しかし、不正企業幹部の妙に言葉を使いまわした発言に、日本の製造業をマネージしている最高位管理者の危機管理の無さを如実に感じた。企業の品質不具合が発生する大多数の要因は何となく直感で分かるので、こうも企業のトップが「現場の責任」として逃げている限りは、品質不具合は必ず再発する。品質不具合を改善する方法は難しいことはなく、その時のトップの責任の採り方で如何様に変化するから、傍からみていると原因を含めた内実が分るだけに、幹部発言の軽さは実に面白い。「Made in Japan」は既に過去のものなったのかもしれぬとすれば、日本の製造業はどうして生きていくのだろう。
再び言えば、前代未聞の悪名で知られる「三菱自動車のリコール隠し」以来、自動車製造業のほとんどの会社は品質部門を企業のトップ部門に据えて取り組んできた。何度も繰り返す日産の不祥事をみると、それらの品質改善活動を鼻で笑う行為に等しく、こんな自動車製造企業が存在していること自体不思議に思えた。企業の不祥事が露見するたびに、該当会社のトップが雁首ならべて頭をさげて謝罪するテレビを見る度に、これが日本の製造業の本当の実力かもしれぬと。企業ガバナンスの重要性が論じられたり、CSRへの取組や社外取締役を採用してきたが、これらの会社では、取締役会や監査役会が有効に機能しなかったことになる。これらの事例では、一連の不祥事には如何なる経緯があるせよ経営トップが深く関与している可能性があるため、企業ガバナンスが発揮しずらい事例である。「名経営者がなぜ失敗するのか?」という本の中で、多くの失敗の分析の共通項目は「臭いものに蓋をしようとする人間の本性」が指摘されており、「人間の本性と戦うこと」が経営者の最大の仕事であると書いてあった。
今年一番気をもんだイベントは「カワサキ・モトクロスOB有志の会」の開催だろう。本懇親会は、カワサキモトクロスの歴史を構築してきたOB有志が、今年が「Kawasaki Racing Team 45 & Team Green JPN 35」の期に、カワサキでMXに従事してきたメンバーだけに限定せず、広くカワサキモトクロスを応援してくれた在野の支援者、いわゆる「緑の血」が流れている人も含めて参加者を募った。今回、会場設営、受付等には事務局以外の出席者が受付時間よりかなり早い時間から応援に駆け付け、加えて、篤志の方からは横断幕やパネルの提供申し出があり、技術屋出身者で構成されたずぶの素人集団が立ち上げたイベントを側面から支援して頂くことになって、繋がりとは本当に有難い事だと心から感じた。このように、結果的に多くの参加者があって成功したが、当初計画の7月7日が近畿地方を襲った集中豪雨のため会場が封鎖されるという前代未聞の事態が発生し、当日7月7日、緊急中止となった。当初、110名近い出席予定者にそれぞれのルート通じて「OB会中止」の緊急メイルや電話をしまくったが、間に合わず複数名の出席予定者が神戸に向かったと連絡を受けたときは本当に心苦しかった。その後、再開を望む声に推されて10月13日に開催したものの、7月に比べ少なからず欠席者が見込まれたので、この対応に再び四苦八苦した。それでも90名弱のメンバーが顔を揃え、当日の会場ロビーでは、やーやーと懐かしい声が聞こえ、ほっと一安心したものだった。始まってしまえば、かってのレース仲間同志、大きな声が響きあい無礼講となった。その中でも、日頃から個人的に一番気に掛けていた、カワサキレース活動創成期の多くのメンバーに出席して頂き、彼らのマインドを話してもらえた事は、心残りだっただけに嬉しかった。
こんな世間の話題や事件を気に掛けながら、毎朝6:00前には寝床から起き、午後10:00過ぎに寝床に入るのが日常の生活パターン。
午後11:00まで起きていることも稀にはあるが、その時は11時前後にはうつらうつらなっている事が殆ど。昼寝はしない、だから寝つきは極めて良い。これがほぼ毎日の日課で、通年通してこの時間内で一日を活動する。朝起きると、パソコンを立ち上げ、その間に洗顔や朝飯を食べ、パソコンで見るのはニュースやスポーツがほとんどだが、お気に入りにいれた報道機関各社のHP、FBは一通り読む。特に興味を持って目をやるのは経済や政治動向、歴史に関する記事が多い。テレビで見る番組も同じくニュース、経済、歴史に関する報道が主で、スポーツ番組もよく見る。毎日生きてる証に、気になったこと等を自分のブログに書き残しておこうと、知らないことは調べて書き写しながら勉強しているつもりだが、阪神が負けると腹がたって阪神の悪口を書き、大相撲のモンゴル横綱の悪評を図に乗って書いてしまう。それでも、阪神がオリックスの西を獲得したと聞けば単純に万歳と、大相撲で贔屓の力士は勝てばよくやったと褒め書き、季節なれば花が綺麗だと書き、昨日飲んだ焼酎のお湯の量はどうだったと相変わらず能天気なことをブログに書いたりしている多さに、ボーッと生きてるわけでも無いと思うが、昼からの暖かい時間は運動で過ごし、毎年の健康診断でもさしたる問題もなく、こうして一年が無事に過ぎる。
さてさて、来年1月5日、2019年のAMAスーパークロスレースが始まる。アメリカのスーパークロスとロードレースの鈴鹿8耐、この二つのレースは幾つに年を重ねても最高に面白くワクワクする。加えて、その一週間後は大相撲の初場所で、稀勢の里が横綱の地位を守れるか興味を持っている。先日のNHKのテレビで、横綱の引き際とはと、横綱栃錦と佐田の山の引退理由を解説していた。それに比べると、モンゴル横綱や稀勢の里の横綱の軽さは紙の如しと言われそうだ。早く、若手の力士の台頭を観たい。こうして、毎年変ることも無い一年が始まり、そんな能天気さも居心地はそんなに悪くない。
昨年もそうだったが、今年一年も国内外から面白い話題や報道が次から次へと間を置かずに出てきたので、結構楽しめた一年だった。今年、9月には日経は24,000円を超え、NYダウも26,500ドルを超えた。が、それもつかの間、10月以降、低調になって12月になると大きく下げた。それが、年末、NYダウと日経平均が急激に大幅ダウンした。一時期、一部報道がリーマン再来かと書きたてたので、えーっ10年前のリーマンの様な金融危機は片鱗さえないのになんでと思っていたら、トランプ大統領政策に嫌気がさし、丁度FRBの金利上昇時期と重なり、アメリカ、日本とも株価が突然急落した。年末に少し回復したものの、日経平均の終値は、去年の年末と比べて2700円余り安い20014円で終わった。日経平均株価が年間を通して値下がりするのは平成23年以来、7年ぶりだそうだ。バブル崩壊は10年ごとにやってくるという経験則があるらしいが、それから考えると来年は危険信号に当たるという。今年の年末、それまで好調だった株価が大きくさげた、この報道が一番気になった。景気悪化は世間を一層暗くするので誰も望まない。
それに加えてトランプ大統領の動向は良きにつけ悪しきにつけ話題を呼んだ。
大幅減税の効果でNYダウは絶好調となり連れて日経平均も好調に推移してきたが、なにせトランプ大統領の政策は先が読めないとする報道が不安を示す。米国社会の分断をあおる言動を繰り返し、「自国第一」の単独行動は世界秩序を揺さぶっているという。貿易戦争を含め、世界一の大国を無理やり自己の直感優先のやり方で押し通そうと、周りの諫める官僚を罷免していけば、早晩、破綻は目に見えているが、どうするのだろう。
しかし、日本の製造業の実力なんてこんなもんだったんだろうか。
神戸製鋼から始った、日産、スバルなど日本製造業の不正が露呈した。川崎重工業やKYBを含め、一流と称される企業や自治体幹部が毎日のように「申しわけありません」と頭を下げる姿は見苦しかった。特に、神戸製鋼やKYBの製品品質は優秀と信じていただけに、品質データ改竄事件はひどいの一言だ。我々は品質確保の第一はルールを守ることだと教わってきた。しかし、不正企業幹部の妙に言葉を使いまわした発言に、日本の製造業をマネージしている最高位管理者の危機管理の無さを如実に感じた。企業の品質不具合が発生する大多数の要因は何となく直感で分かるので、こうも企業のトップが「現場の責任」として逃げている限りは、品質不具合は必ず再発する。品質不具合を改善する方法は難しいことはなく、その時のトップの責任の採り方で如何様に変化するから、傍からみていると原因を含めた内実が分るだけに、幹部発言の軽さは実に面白い。「Made in Japan」は既に過去のものなったのかもしれぬとすれば、日本の製造業はどうして生きていくのだろう。
再び言えば、前代未聞の悪名で知られる「三菱自動車のリコール隠し」以来、自動車製造業のほとんどの会社は品質部門を企業のトップ部門に据えて取り組んできた。何度も繰り返す日産の不祥事をみると、それらの品質改善活動を鼻で笑う行為に等しく、こんな自動車製造企業が存在していること自体不思議に思えた。企業の不祥事が露見するたびに、該当会社のトップが雁首ならべて頭をさげて謝罪するテレビを見る度に、これが日本の製造業の本当の実力かもしれぬと。企業ガバナンスの重要性が論じられたり、CSRへの取組や社外取締役を採用してきたが、これらの会社では、取締役会や監査役会が有効に機能しなかったことになる。これらの事例では、一連の不祥事には如何なる経緯があるせよ経営トップが深く関与している可能性があるため、企業ガバナンスが発揮しずらい事例である。「名経営者がなぜ失敗するのか?」という本の中で、多くの失敗の分析の共通項目は「臭いものに蓋をしようとする人間の本性」が指摘されており、「人間の本性と戦うこと」が経営者の最大の仕事であると書いてあった。
今年一番気をもんだイベントは「カワサキ・モトクロスOB有志の会」の開催だろう。本懇親会は、カワサキモトクロスの歴史を構築してきたOB有志が、今年が「Kawasaki Racing Team 45 & Team Green JPN 35」の期に、カワサキでMXに従事してきたメンバーだけに限定せず、広くカワサキモトクロスを応援してくれた在野の支援者、いわゆる「緑の血」が流れている人も含めて参加者を募った。今回、会場設営、受付等には事務局以外の出席者が受付時間よりかなり早い時間から応援に駆け付け、加えて、篤志の方からは横断幕やパネルの提供申し出があり、技術屋出身者で構成されたずぶの素人集団が立ち上げたイベントを側面から支援して頂くことになって、繋がりとは本当に有難い事だと心から感じた。このように、結果的に多くの参加者があって成功したが、当初計画の7月7日が近畿地方を襲った集中豪雨のため会場が封鎖されるという前代未聞の事態が発生し、当日7月7日、緊急中止となった。当初、110名近い出席予定者にそれぞれのルート通じて「OB会中止」の緊急メイルや電話をしまくったが、間に合わず複数名の出席予定者が神戸に向かったと連絡を受けたときは本当に心苦しかった。その後、再開を望む声に推されて10月13日に開催したものの、7月に比べ少なからず欠席者が見込まれたので、この対応に再び四苦八苦した。それでも90名弱のメンバーが顔を揃え、当日の会場ロビーでは、やーやーと懐かしい声が聞こえ、ほっと一安心したものだった。始まってしまえば、かってのレース仲間同志、大きな声が響きあい無礼講となった。その中でも、日頃から個人的に一番気に掛けていた、カワサキレース活動創成期の多くのメンバーに出席して頂き、彼らのマインドを話してもらえた事は、心残りだっただけに嬉しかった。
こんな世間の話題や事件を気に掛けながら、毎朝6:00前には寝床から起き、午後10:00過ぎに寝床に入るのが日常の生活パターン。
午後11:00まで起きていることも稀にはあるが、その時は11時前後にはうつらうつらなっている事が殆ど。昼寝はしない、だから寝つきは極めて良い。これがほぼ毎日の日課で、通年通してこの時間内で一日を活動する。朝起きると、パソコンを立ち上げ、その間に洗顔や朝飯を食べ、パソコンで見るのはニュースやスポーツがほとんどだが、お気に入りにいれた報道機関各社のHP、FBは一通り読む。特に興味を持って目をやるのは経済や政治動向、歴史に関する記事が多い。テレビで見る番組も同じくニュース、経済、歴史に関する報道が主で、スポーツ番組もよく見る。毎日生きてる証に、気になったこと等を自分のブログに書き残しておこうと、知らないことは調べて書き写しながら勉強しているつもりだが、阪神が負けると腹がたって阪神の悪口を書き、大相撲のモンゴル横綱の悪評を図に乗って書いてしまう。それでも、阪神がオリックスの西を獲得したと聞けば単純に万歳と、大相撲で贔屓の力士は勝てばよくやったと褒め書き、季節なれば花が綺麗だと書き、昨日飲んだ焼酎のお湯の量はどうだったと相変わらず能天気なことをブログに書いたりしている多さに、ボーッと生きてるわけでも無いと思うが、昼からの暖かい時間は運動で過ごし、毎年の健康診断でもさしたる問題もなく、こうして一年が無事に過ぎる。
さてさて、来年1月5日、2019年のAMAスーパークロスレースが始まる。アメリカのスーパークロスとロードレースの鈴鹿8耐、この二つのレースは幾つに年を重ねても最高に面白くワクワクする。加えて、その一週間後は大相撲の初場所で、稀勢の里が横綱の地位を守れるか興味を持っている。先日のNHKのテレビで、横綱の引き際とはと、横綱栃錦と佐田の山の引退理由を解説していた。それに比べると、モンゴル横綱や稀勢の里の横綱の軽さは紙の如しと言われそうだ。早く、若手の力士の台頭を観たい。こうして、毎年変ることも無い一年が始まり、そんな能天気さも居心地はそんなに悪くない。