野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

懐かしい光景、”Jeff Ward ”

2023-01-30 06:30:03 | その他
懐かしい写真が29日、FBに投稿されていた。
元カワサキUSAのモトクロスワークスライダー”Jeff Ward ”が、当時のワークスマシン’84KX125に乗っている写真だった。
Wardy Rides Again! Jeff Ward Rides '84 KX125 National Championship Works Kawasaki - VTG Iron Project
世界のプロスポーツ界では、長期にわたって同一チームの第一線で活動し続ける選手、つまり入団から引退まで同一のチームで活躍した選手を指すとされる「フランチャイズプレイヤー」は非常に珍しく、知っているスタープレイヤーは、MLBではヤンキースの”Derek Jetery”が有名。モトクロス界では、リタイヤするまでカワサキ一筋で戦った、”Jeff Ward”もその一人。Jeff Ward はワークス入りからリタイヤまで同一チームでレースをした、「Kawasaki Racing Team」のフランチャイズプレイヤーだ。

そこで思い出したのが、1992年、Jeff Ward がリタイアした際、「お別れパーティ」を明石のカワサキ本部主体で開催したこと。その写真があったはずと探したのが下記写真。当時の高橋事業本部長をはじめ本部の幹部全員が出席され、当時のMX開発部隊や全日本とUSMXチームも同席した。中央、赤ちゃんを抱っこしているのがJeff Wardでその隣が奥さん。向かって右端にJeff Ward の母親だったと思う。
 

RacerX 誌は、数多の綺羅星のごとく輝く米国モトクロスライダーの中、 AMA MOTOCROSSERS: #4 JEFF WARD として史上4位に位置付けている。
その巻末に、
「His amazing career would finally come to an end in 1992, with Wardy―
 still a Kawasaki factory rider―winning his second-to-
 last outdoor national with a win at Steel City」
として、ワークスライダーとしてまだまだ十分な高い能力がある中のでリタイヤとしている。

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コロナは5月に5類になる

2023-01-27 08:56:00 | 日常生活
今日(27日)のNHK(新型コロナ「5類」への移行 5月8日とする方針固める 政府)を読んでいると、日本政府は「連休明けの5月8日に感染症分類「5類」に移行する方針を固め、・・・移行したあとの医療費の扱いについて、当面は公費負担を継続し、段階的に縮小していく方針・・・マスクについて、現在は、屋外は原則不要、屋内は一部を除いて着用が推奨されているが、今後は個人の判断に任せる方向で調整」とあった。また、「大声を伴うイベントに参加する人数について、現在は会場の収容定員の50%としている上限を撤廃し、感染対策を行えば定員の100%まで入場を可能にする方針」としている。
 「NHK」

コロナが感染症分類の5類に変更されたら、インフルエンザと同じ扱いになるのだから、従来とってきた対策、いわゆるインフルエンザにかからないように個人の責任で対策をとることになるんだから、良いことだと思う。つい先日終わった大相撲初場所をテレビ観戦して思ったが、1,2年前の観客制限時に比べ大入り満員の桟敷席をみると、テレビ観戦している我々も会場にいる臨場感が味わえて楽しかったが、これでマスクなし酒飲みOKに大声応援が加わると、更に楽しい大相撲になるんだと今から楽しみにしている。もっと言えば、5月以降の甲子園球場は4万人強の観客からの声援が出れば、もっと楽しいに違いない。やっと日本も楽しい生活の暮らしが戻ってくる。エンターテイメントが盛んな米国のモータースポーツイベントの一つ、今年のアメリカのスーパークロスレースイベントをパソコン観戦していると、満員の観客がマスクなし、ビール片手に総立ちして楽しんでいた。昨年のナスカーレースをパソコン観戦した時とも同じ光景だったので、米国は昨年から既に従来と変わらない日常に戻っていた。諸外国でのコロナは一般的な感染症として扱われていたのに、なんで日本はこんなに閉鎖的な対応を取っているんだろうと、これでは落ちこみすぎた日本経済も低空飛行を続けるばかりだと不思議に思っていた。それが、やっと今年の5月からは普通に戻る。良いことだ。

桁外れの患者数だった第7波が終わったと思っていたら、7波に劣らない感染者数の第8波も収束しつつある。海外は既に平常モードに移行し特に大騒ぎもしていないのだが、なんでもゼロを目指す日本のメディアがどのように報道し危険性を煽るのか心配していたが、最近はメディアも飽きたのか報道に取り上げる機会が少なったような気がするし、また日本政府も第6波以前のような大騒ぎをしていない。2020年当時、日本は欧米より桁違いに感染者数、死者数が少ないのにも関わらず緊急事態を宣言し日本経済を止めるほど大騒ぎしていた。しかし第7波は桁違いに感染者が多かったにも関わらず、感染者増加の8波も引き続き自分で管理せよと言われて困ってしまうが、これが世界の一般的な考え方なんだと思う。
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明石も雪!

2023-01-25 08:30:57 | 日常生活
24日の夜から”日本全国、大雪に注意”とテレビで言っている。
今冬最強の寒波で、NHKも全国的に10年に一度の低温の見込みで大雪や猛吹雪などに警戒せよという。身近なことでは水道管凍結や給湯器故障に注意せよと、テレビは事細やかに凍結防止の仕方を説明している。ここ神戸市西区と言っても庭のフェンスの横は明石市なので、天気予報は明石を確認するのだが、気象庁の予報も数時間ごとに目まぐるしく変わっている。つい先ほどまでは24日の夜間は雪が降るとなっていたが、そのあと見ると、雪のマークはなくなり雲になった。最近では、ここ明石地区には雪など降ったことはないが、水道管の凍結防止を盛んにテレビが言うので、念のため外にある水道管の蛇口を布で巻き、また2年前に給湯器の中和器 のドレン配水配管の先っぽが凍結した経験があるので排水ドレンの先端も布切れで巻いた。これで一応の対策は済んだ。

ここまで明るい内に済んで暫く過ぎ、夕方5時過ぎ、突然、嵐が吹き出した。その強さは台風並みで野々池貯水池の樹々が大きく揺れに揺れている。すると小雪が舞いだした。慌てて雨戸を閉めガタガタ音を消す。暗くなって暫くしてから外を見ると全面雪で白い。黒い土が見えない。これは大変だ。
  「午後9時頃、玄関から門扉」
で、今朝(25日)の朝、一番に確認したのは”湯はでるか、水はでるか”だが大丈夫だった。新聞受けに降りていくと新聞はちゃんと配達されている。新聞屋はたしたもんだ。前の道路、新聞受け、車の上等全面に雪が積もっている。道路上はバイクが走った跡があるが、車のタイヤの跡はない。触ると、今しがた降ったように感じの雪で柔らかい。庭の雪を歩くとサクサク音がする。

ここに居を構えて35年を過ぎたが、雪が降ったと言えば2,3度しか経験がない。それでも10年ほど前には、しばしば雪が降っていた。例えば、2014年の2月15日にかなりの雪が降ったと当ブログ「また雪」にも書いてるし、娘たちがまだ小さい時には、そこそこ大きい雪だるまを作ったことも覚えている。昼前から屋根に積もった雪も溶け始めてドスンドスンと落ちていた。

寒いのは苦手だ。
九州に長く住んでいて、岐阜に帰任すべく新幹線の米原当たりの大雪を見て、雪ってこんな降るんかとびっくりしたことも覚えているが、やっぱり暖かい方が住みやすいし、好きだ。だから、最近話題の温暖化防止のための脱CO2思想が全く理解できない。日本が温暖化になると(と言っても1~2度くらいの上昇らしい)、野菜は良く育ち、広い北海道でも米がとれるようになったし、しかも北海道産のコメの値段は高くて非常に美味いと言う。何せ、あの広大な北海道から年中、おいしい野菜が採取できると思うと、温暖化は歓迎すべき現象の一つなんではと思っているが、日本の脱CO2戦略は本当に意味があるのかな?


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2023大相撲初場所 千秋楽

2023-01-23 06:42:21 | スポーツ
初場所は大関貴景勝が優勝した。
3年前の11月場所以来3回目の優勝で、優勝インタビューでは義理の父親の元大関北天祐の優勝回数を超えることが出来たのでうれしいと言っていた。貴景勝の優勝インタビューを聞いていて、今までのイメージとは違い、現役最高力士たる考え方や話し方は本当に立派だと思った。

NHK
千秋楽は同じ11勝3敗の琴勝峰 との相星優勝決定戦となったが、7日目の翠富士の一戦とよく似た相撲で、貴景勝の左がうまく入って琴勝峰をすくい投げで投げ飛ばした。

前半戦までは、大関貴景勝優勝の可能性が最も高いと思っていたが、11日目の琴ノ若の一戦に負けた相撲をテレビ観戦して感じた事だが、15戦に一様の強さを出すのは大変難しいものだと分かった。なにせ、10日までの貴景勝の相撲は非常に力強さがあり、精一杯の土俵を務めていると感じられたので、それは千秋楽まで続くだろうと思っていた。10日目の琴ノ若も難なく押し出して勝つだろうとテレビ桟敷で予想したが、実際は琴ノ若にいいところなく敗れた。その屈辱を千秋楽で晴らしたと言う感じた。  

横綱稀勢の里が引退し、日本人横綱が居なくなって寂しくなった大相撲だが、その救世主としての貴景勝にかける期待は、限りなく大きいと思う。かっての強い時の稀勢の里がそうであったように、花道から登場すると、場内の雰囲気が一変するのがテレビを介して十二分に感じられるのは大関貴景勝だけと、2年ほど前はそう感じていた。その後、怪我もあったが太りすぎの体重設定の失敗等、あまり良い噂が聞こえなくなり、失望の連続だった。そうして2年たち、2023年初場所、やっと3回目の優勝だ。我々、相撲ファンの期待は単純で、それは2年前にもあった貴景勝の物怖じしない気の強さと、鋭い眼光、強い力士をものともしない飄々とした仕草に、ピーンとした緊張の空気が漂ったあと、歓声が場内に響きわたる。そんな貴景勝になって欲しいと、大相撲ファンの一人として思う。貴景勝は、我々相撲ファンが期待する本当の相撲取りたる風格を生まれながらにして備えている希有な人材だと思う。「気は優しくて力持ち、真面目で努力家、潔い」-金太郎のような「お相撲さん」になって欲しい、と思う。

十両は朝乃山が千秋楽も勝ち、14勝1敗で優勝した。
昨日21日、千秋楽を待たずに十両優勝を決めた朝乃山は東の十両二枚目の北青鵬と対戦した。朝乃山は得意の右四つの形に持ち込んで上手投げで勝ち、インタビューで、幕内を上がり、今年は三役を目指すと話した。NHKの大相撲動画再生回数は朝乃山の取組みが常に上位にあり、相撲ファンの期待は大きい。今日(22日)、元大関小錦が違う番組で、照ノ富士が現役でいられる時間は短いと話していたが、そうなれば元大関朝乃山への期待も大きくなる。

大相撲って、本当に面白い!
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ビックリした

2023-01-20 06:49:56 | その他
19日、ネット記事を拾い読みしていると、びっくりものの記事「「ワクチン大国」日本で感染者が増加 医師は「接種すればするほど感染しやすくなる可能性」指摘」があった。コロナワクチン接種率が高い国こそ、感染者数が増加しているという記事だった。そして、「ワクチンを接種すればするほど、コロナにかかりやすくなる可能性は否定できない」とする日本の大学教授が相当数いるという。下図は記事にあったもの。
  
日本政府はコロナ対策としてワクチン接種が最も効果があると言い、我々年寄は高齢のコロナリスクグループの一人として 市役所からの連絡に従い、前年12月にはオミクロン株対応の5回目ワクチンの接種を終えた。これで当面、コロナ対応は安心だと信じていた。しかも、この春からコロナは感染症法の位置付けをインフルエンザと同じ 5類感染症に変更される可能性が高く、さすればマスク屋内着用不要となれば、コロナ騒動は収束すると思っていた。しかし、記事の通りならばワクチンを積極的に打った年寄りの感染者は増えることになるが、この記事の意味するところはどこにあるんだろうか?

桁外れの患者数だった第7波が終わったと思っていたら、今の第8波でも感染者が増加している。海外は既に平常モードに移行し特に大騒ぎもしていないのだが、なんでもゼロを目指す日本のメディアがどのように報道し危険性を煽るのか心配していたが、最近はメディアも飽きたのか報道に取り上げる機会が少なったような気がするし、また日本政府も第6波以前のような大騒ぎをしていない。2020年当時、日本は欧米より桁違いに感染者数、死者数が少ないのにも関わらず緊急事態を宣言し日本経済を止めるほど大騒ぎしていた。しかし第7波は桁違いに感染者が多かったにも関わらず、感染者増加の8波も引き続き自分で管理せよと言われて困ってしまう。加えて記事のようなワクチンを打てば感染者が増加すると言われてしまうと、さ~どうする?

それよりも、昨年、超過死亡者が増加した話がいろんな記事にあったので知っている。特に年寄りの基礎疾患がある人は要注意と思っていた。この原因の一つに、コロナ感染を優先し、それ以外の病気は後回したためだと書いてあった。5類に変更されると、コロナ優先も無くなり病院でも公平に見てもらえるから超過死亡者数も従来の値に落ち付いてくるのかな? これらを含めて、今の時期に、ワクチンを打つとコロナ感染者が増えるという記事が出てくる意味は何なのか、よくわからん。
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2023大相撲初場所 11日目

2023-01-19 11:13:15 | スポーツ
大相撲初場所も残り4日となった。
今場所もずば抜けた力量の力士が見当たらず、どの力士が優勝に一番近いのかよくわからない。

前半戦までは大関貴景勝優勝の可能性が最も高いと思っていたが、11日目の琴ノ若の一戦に負けた相撲をテレビ観戦して感じた事だが、15戦に一様の強さを出すのは大変難しいものだと分かった。なにせ、10日までの貴景勝の相撲は非常に力強さがあり、精一杯の土俵を務めていると感じられたので、それは千秋楽まで続くだろうと思っていた。10日目の琴ノ若も難なく押し出して勝つだろうとテレビ桟敷で予想したが、実際は琴ノ若にいいところなく敗れた。立ち合いでやや遅れた貴景勝をしっかりと踏み込んで止めた。その後も貴景勝の強烈な押しをこらえて前に出続け、前日まで鋭い出足から一気に押し出す相撲で勝っていた貴景勝は防戦一方となった。琴ノ若は止まらず一気に逆襲に出ると、そのまま押しに出て貴景勝の丸い体が土俵下まで転げ落ちた。11日目の琴ノ若は腰が良く落ちていたのが勝因かもしれない。今場所、小結に昇進した琴ノ若は初日からいい相撲がなくずるずると負けが込んでいたので、その流れにある琴ノ若を予想したが、貴景勝との一番は違った。貴景勝は、動きが一瞬も止まると、その後は力強さが消えた。11日目の琴ノ若の相撲なら残り4日、大いに期待できる。貴景勝は11日目に2敗となって、同日勝った阿武咲 も2敗。大相撲とは、どこでどう変わるか予想もつかないので、がっかりする事もあるが、それがまた面白さでもある。

序盤戦、絶好調だった豊昇龍や阿炎 は中盤戦から負けだした。特に、豊昇龍の序盤戦の相撲は別格の強さがあり今場所優勝候補ナンバー1だと思えたが、中盤から相撲が荒くなって無理な姿勢からの投げを多用するようになり、NHKの解説も怪我を懸念していたが、案の定、9日目、若元春との一番で左足首をひねり翌日休場した。そのまま休場すると負け越しの恐れもあり、それまでの蓄積が無駄となってしまうと懸念されたが、11日目に出場し錦富士に勝った。勝った後も左足を気にしていたが、勝ち越しまであと1勝。どうなるだろう。大相撲を背負って立つ力士の一人になる力量をもっているので、ぜひ今場所の残りも出場し勝ち越してほしいものだ。先場所優勝の阿炎、初日から5連勝に期待したが、その後はふがいない相撲を取っている。5連勝していたころとは全く人が変わったような元気がない。東の関脇若隆景の相撲、霧馬山のとったりの奇襲に体がついていけず6敗となった。しかし、この相撲は霧馬山は良い相撲を取ったと思う。とったりと言っても霧馬山の足が絡んでいたので、これでとったりがうまく機能した。霧馬山もうまい相撲をとるので好きな力士だ。
 
11日目までの結果では、2敗が貴景勝と阿武咲の2人。3敗は平幕の玉鷲と琴勝峰の2人。貴景勝が依然有利と思われるが、貴景勝と同年齢26歳の阿武咲、数年前までの阿武咲は貴景勝と相譲らずの勝負を展開していたのが記憶に残っているだけに、また今日(19日)の神戸新聞スポーツ欄は阿武咲のことを「26歳、悔しさ糧に」としてうまく書いていたが、強い時の阿武咲の復活が本物だとすれば、誰が優勝するかは予断も許さない展開がまだまだ続きそうで面白くなってきた。

十両の朝乃山が負けて10勝1敗。相手の大翔鵬 が力強い相撲をとった。モンゴル出身の大翔鵬は十両6枚目で9勝2敗。ほかにも5枚目で10勝1敗金峰山 がいる。朝乃山が十両で相撲を取り出してから、テレビ観戦するまえに、パソコンで十両の結果を一通り見ているが、十両の上位は強くて立派な力士がいるので、パソコン観戦もまた楽しい。
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2023大相撲初場所 7日目

2023-01-16 06:42:15 | スポーツ
今年の大相撲初場所は実に面白い。
まだ前半戦も終わっていないのに、終盤は終盤で考えれば良いのかもしれないが、こんな好取組を組んで良いのかと思うこともある。

7日目の一番は、なんといっても結びの大関貴景勝と翠富士戦だと思うが、素晴らしい。激しい張り手の応酬に大関の方が鼻血を出していたが、それぐらい激しかった。両者とも死力を尽くしたと言っても良いぐらいで、賞金を受けとる貴景勝の息が激しく絶え絶えだった。大関に立ち向かう翠富士は同学年と(NHKの解説はそう説明した)言っていたが、そうなれば意地でも負けたくないのだろう。最初に張り手を繰り出したのは翠富士で、右差しを狙って右から一発張り手を繰り出した。これにカッカした貴景勝も負けじと右から強烈な張り手の応酬。その後、一瞬見合いもあったが、すぐに張り手を繰り返す。翠富士が右を差し土俵に追い込むと、貴景勝は下がりながら強烈な左小手投げで勝負を決めた。一瞬、 翠富士が貴景勝を押し出しで勝つかと思ったが、貴景勝の左がうまく翠富士の体に巻きついて小手投げで勝った。この勝負、何度もNHKの動画で確認したが、何度も見ても実に迫力があって面白い。この数場所をとっても一番の好取組だろうと思う。こんな相撲が観れるんだったら、相撲ファンが増えること間違いない。横綱照ノ富士が休場し、実質最高位の貴景勝の相撲、最高だ。この一年ほど前まで、土俵に上がる度に、その相撲の見苦しさからチャンネルを変えたい要求に駆られた悪評高い横綱がいたが、その横綱が引退してからと言うもの、今の大相撲はまさに大相撲本来の迫力がある。こんな相撲は大好きだ。

もう一番、一敗の阿炎と二敗目の豊昇龍の一番も面白かった。阿炎の突っ張りで大きくのけぞった豊昇龍はこらえるのがやっと。土俵際まで追い込まれるが、阿炎の右腕をつかまえると左を差して体を入れ替え寄り倒した。初日から4連勝と圧倒的な強さを見せつけていた豊昇龍、今場所の優勝候補一番だと思えるほどだったが、続けざまに二敗したときは、これがあの豊昇龍かと言うほどあっけなかった。一敗の阿炎を引きずり落としたので、これでまた面白くなる。加えて言えば、土俵下には先に阿炎が落ち、その上に豊昇龍がかぶさるようにもつれ込んだ。阿炎と豊昇龍は顔を合わせ阿炎が一礼、その後、阿炎と豊昇龍は審判員に一礼して土俵に戻る。その何でもない所作を見ていて気持ちが良かった。

もう一人、強い力士が盛り返してきた。大栄翔だ。7日目は佐田の海を一気に土俵下まで突き飛ばした。2年前、優勝した時の強い大栄翔が復活したのかもしれない。これで6勝1敗、大関貴景勝とともに先頭を走る。初優勝から暫く鳴かず飛ばずでどこにいるのか目だたなかった大栄翔だったが、今場所は違う。とにかく強い。絶好調である。

それと、十両の朝乃山 。今日(15日)も勝って十両でただ一人8連勝で勝ち越しを決めた。

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油断ならぬ敵

2023-01-13 06:34:29 | その他
11日のNHKによると、中国当局が日本人へのビザの発給を一時的に停止したと発表したことについて、中国外務省の報道官は「国家間の正常な往来や協力に必要な環境を守るため正当かつ合理的な措置だ」と述べたとあった。中国は更に、日本人と韓国人を対象に、中国を経由してほかの国に向かう乗り継ぎビザの発行も中止するとあった。その理由を中国側は「 中国への差別的な措置への対等な反応だと強調した」と言う。中国のコロナ対策急変(ゼロコロナ政策が破綻)したことで中国内のコロナ感染者が急増しているので、世界各国はコロナ感染が自国に蔓延するのを恐れ、その水際対策を実施しているが、中国がこれを不満として反発し日本と韓国の二国にビザ発給を中止した。しかし、同じく水際措置をとっているアメリカにはビザ発給中止等の反論処置をとっていない。この中国のダブルスタンダードには笑ってしまうが、これをシャーシャーと公言し実施するところに中国の恐ろしさがある。

こうした中国中心に世界を考える中華思想政策をみると、習近平を中心とする中国共産党は悪い意味での「悪のワイルドな世界観」の持ち主のように感じる。昔の産経抄に「“子供っぽい”アメリカと大統領」とする記事があったが 佐藤優と田原総一郎の共著「第三次世界大戦 新・帝国主義でこうなる」の中に「アメリカを端的に表現すれば、”西部劇の保安官”とドラえもんの”ジャイアン”を併せ持った国」との分析があった。何時も正義を振りかざす保安官と駄々をこねる意地悪ガキのジャイアンが一体と混在しているのがアメリカの実態で、今のアメリカに、”保安官のアメリカ”か、”ジャインのアメリカ”か、どちらかが出ているのかを見極めながら、アメリカとは向き合う必要がある、という分析である。なんだかんだと言っても、民主主義国家のアメリカは自浄作用が働くので、時間をかければ良い性格のジャイアンが出現するからまだ良いが、一方の独裁国家中国は真反対の思想の持ち主だから困る。
   

ロシアのプーチンや中国の習近平は「悪ガキのジャイアン」で直しようのない性格なので、笑えない。「ジャイアン」の性格を、「強引に他人の漫画やゲームを取り上げて自分のものにしたりして、きわめて自己中心的・自分勝手」「”ムシャクシャしている”という理由でのび太やスネ夫などに八つ当たり」「ジャイアンは執念深く、欲しい物があると持ち主にしつこくくれるよう頼んでくる」「さらに、ジャイアンは自身が恨んでいる者やいじめの対象とした者を降参するまで追い掛け、馬鹿にされるとすぐに感情的になるなど単純かつ自分を棚に上げる態度もよくある」、としている。またジャイアンの名言がこれ、「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」。こうしてみると我々が日本の報道で見聞きする中国共産党の報道官に瓜二つだ。しかし、ジャイアンが言う「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」、この言葉の真の意味は「それは相手の痛みや苦しみも俺のものということ」だと補足説明があるのだが、習近平やプーチンの国家にはそれを感じられないから恐ろしい。
   

で、中国が台湾を攻め込んだとする想定の「「中国の台湾侵攻は失敗」米研究所が最新分析 日本は武力行使断念させよ 山下裕貴氏「中国に頼らぬ経済安全保障態勢の整備を」という記事があった。台湾侵攻は、中国が最初の数時間で、台湾の海空軍の大半を破壊する攻撃で始まるとし、中国海軍は台湾を包囲し、数万の兵士が軍用揚陸艇や民間船舶で海峡を渡り、空挺部隊が上陸拠点の後方に降下すると予測した。 しかし、開戦と同時に米軍が介入するなど、ほぼすべてのシナリオで「中国の台湾侵攻は失敗する」と予測した、とあったが、米国と日本は米空母2隻を含め艦船40隻前後、航空機380機以上、要員3000人以上を失うと予測したとある。 

一方また、「海上自衛隊司令官だった海将が明かす日本防衛の弱点」という記事もある。

日本は本当に中国と戦えるのか?
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大相撲初場所(2023)始まる

2023-01-11 06:26:02 | スポーツ
2023年の初場所、テレビ観戦していると、今場所の入りは良さそうだ。こういう満員の桟敷席を見ていると、テレビを見ている当方までもが楽しくなるから不思議なものだ。

初場所も2日過ぎると、勢いのある力士、相変わらずやる気のなさを感じる力士と両極端に見える。最も勢いを感じる力士の代表が豊昇龍と若隆景の二人。
初日の豊昇龍、動きが素早い。豊昇龍は翔猿の右上手を取ると、一気に寄りきった。あっという間に勝負がついた。体も大きくなっているので、立会いが決まると一気に持っていく力がある。二日目の琴ノ若戦、初日同様の下から鋭い立会いは琴ノ若上手く止められ、一瞬危ない場面もあったが、土俵に寄られながらも強靱な足腰で残し、右下手投げで逆転勝ちした。あれだけの体重も上背もある琴ノ若を寄られながらも投げとばす力と技はテレビ観戦しながらアッと驚いた。今場所の豊昇龍は明らかに違う。今場所一番強い力士になったんではと感じる。同じく東の正関脇若隆景は初日、速い相撲をみせ、明生を力相撲で一気に寄り切った。しかし、二日目の若隆景は御嶽海の出足に圧倒され、土俵際まで追い込まれところから押し返したところ迄は良かったが、今場所、万全な体に戻った御嶽海に一敗。毎場所、序盤のエンジンのかかりが遅いけど、今場所は違うというのが見えた。その若隆景に勝った御嶽海だが、強い時に戻ったようで期待できると思われるが、この力士はしばしば期待を裏切るところがあり、コロッと負けがこむことがある。何れにしても、今年、大関を目指す豊昇龍の、あの闘争心と勝つことへの執念、そしてスパッと切れ味のよい技は、今の角界で一番だと思う。それに続く若隆景の相撲に期待ができる。で、三日目、豊昇龍はここまで好調御嶽海の両まえみつを引くと一気に押し出し3連勝。強い。若隆景も翔猿 に勝ち2勝1負けで続く。

優勝すれば横綱への推挙が期待されているらしい貴景勝(報道にそう書かれていた)が、二日目に負けた。先場所に続き、翔猿の速い動きに翻弄され、はたき落とされた。あのような素早い動きの力士に付いていけない貴景勝、二日目の黒星は見ていて勿体ないと思う。残念と言えば高安。二日目、霧馬山に一方的に押し倒され2連敗。素人が見ても、初日も二日目も立ち合いの腰が高いのだ。二日とも得意のカチアゲから入ったが、腰が高いので相手の力士に力が全く伝わっていないように見えた。足に力が入っておらず、むしろ上体が浮いているように見えた。これでは勝てない。二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)も今場所最も期待できる力士の筆頭に高安を挙げていたが、現実は厳しいようで3連敗。

勝つことに執念をこめた相撲を見せたのは、先場所優勝の阿炎。初日、小結昇進の琴ノ若を激しい突っ張りで土俵下まで吹き飛ばした、あの力相撲が、先場所優勝の効果だと思う。この力士には日本人相撲取りには見られない勝つことへの執念を感じる。阿炎も3連勝。

一方、その負け方にやる気のなさを感じさせるのが先場所負け越して大関から陥落した正代。初日、二日目とも押し込まれると簡単に土俵を割る。二連敗に、このままではとても大関復帰は無理な話で、なにか相撲に勝つと言う執念が全く感じられない。

初場所も始まったばかり。
だれが優勝するのかわからないが、横綱、大関への席は空いている。誰が勝ち取るのか、毎日、テレビ桟敷に座るのが楽しみな毎日だ。ここまで書いて思いだしたが、テレビ観戦は幕内後半戦から見ることにしているので、テレビをつける前に勝負を確認する取り組みに、今場所十両昇進の朝乃山 の相撲がある。NHKの大相撲動画で朝乃山の結果をパソコンで見てからテレビをつけるのが日課となった。元大関の朝乃山、十両の下位力士と比べると、体格と言い明らかに違う強さがある。その朝乃山 、3日目も勝って3連勝。みんなが期待しているのは十両全勝優勝だ。
  
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2023 AMASXレース始まる

2023-01-09 07:40:15 | モータースポーツ
2023年のAMAのスーパークロス(SX)が現地1月7日、 Anaheimで開幕した。あのMLBエンジェルスの大谷選手のホームグランドである Anaheim球場だ。今年もパソコンのLIVE TIMINGで観戦し、その後すぐ公開されるYouTube動画でレース展開を確認できるので本当に面白い。私の楽しみが今年も始まった。

メインレース450SXの勝者はヤマハワークのEli Tomac 選手。 Tomac 選手は3週目にトップに立ちレースをリードしたが、5週目にミスし5位に落ちるも安定してラップを重ね、17週目に再びトップに立つとそのまま優勝した。下馬評のpower rankingトップに評価されており、LIVE TIMINGのタイムをみてもTomac 選手が最も安定していたので、昨年同様に今年のレースも最大の優勝候補だと思う。スタートはGASGASのJ.Barcia選手が良いスタートを切るも次第に順位を落とす。J.Barcia選手はいつ見てもスタートがうまいな~。昨年末、ホンダワークスHRCと意見の食い違いがあって、他のいずれのワークスチームとも契約できないでいたKen Roczen 選手はスズキマシンでの出場となった。序盤、Eli Tomac 選手と1,2位を争うも次第に順位を落とし結局5位となったが、この数年のホンダワークス契約時代の一見弱々しい感じはなく、今年は面白い存在になること間違いないと思われるので、期待したい。
 

ところで、正月のトヨタの全面広告の一部に「豊田章男がプロデュースした"エンジン音とレース仲間と過ごすホテルの門出"」があった。「爆音が好きな皆さまへ」として、トヨタがモータースポーツに積極的な理由が書いてあった。それは、四輪や二輪世界の花でありかつ象徴でもあるモータースポーツの世界の、あの爆音こそ楽しみの源泉だという。官能的で刺激的なエンジン排気音 は多くの自動車ファンの心を揺さぶる、と訴えていた。

今年のモータースポーツが始まり、思うに、この「もし仮にスーパークロスのレースバイクが電動バイクだったら、非常につまらないレースになる。観客は電動バイクのスーパークロスレースに興奮することはできない。電動バイクに、速さ、音、そして振動を感じる、エキサイティングな要因はない。だから、スーパークロスが電動バイクを採用すれば、観客はワクワクする内燃機関が発するサウンドのMotoGPやF1またはドラッグに走ると思う。電動バイクの沈黙は釣りにこそ最適だ」だと。そのモータースポーツの爆音が歓声ともにAnaheim球場を揺さぶるように響いた。

レースは企業の技術開発に貢献するかの疑問に対し、トヨタは全く勝てなかったF1から撤退し市販車ベースのWRCレースに技術的価値を求めて参戦しているが、その参戦理由を「TOYOTA GAZOO Racing」のFBに、「耐久性や性能試験のため、オートレースにおいて、その自動車の性能のありったけを発揮してみて、その優劣を争う所に改良進歩が行われ、モーターファンの興味を沸かすのである・・・。単なる興味本位のレースではなく、日本の乗用車製造事業の発達に、必要欠くべからざるものである」として、 レースから得られる技術は修羅場の現場からしか得られない本物の貴重な技術であると説明している。他方、二輪・四輪の主市場であるアジア・アフリカ等新興国では、環境・安全技術の難しい説明より、『国際レースでの速さ』の方が「ブランド力に直結する」とも言われている。モータースポーツに参戦することによる、ブランド強化や技術力誇示は二輪や四輪生産企業にとって避けては通れない道なのだ。

思い出したように出てくる、一部の関係者のレースが好きか嫌いかの低次元の議論以前の話はさておき、スポーツ大国米国での二輪や四輪のモータースポーツは大きなビジネスになっている現実を見るに、技術開発にせよ、プロモーション活動にせよ、これ程、利用価値が多岐にわたる安価な活動は無いかもしれぬと、今年もAMASXをYOUTUBEで動画観戦しながら、今年もそう思った。
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