野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

掘割祭、2023

2023-04-19 06:43:28 | 野々池周辺
4月18日、近くの林崎疎水で「掘割祭」が行われていた。
「掘割祭」は「広報あかし」にも紹介されている有名な行事で、数年前までは明石の小学校の生徒も参列し、ケーブルテレビも取材に来ていたが、祭行事の時間が長く、これが小学生には苦行のようで、今は関係者のみが参列しているようだ。

掘割祭のほぼ一週間ぐらい前に、「掘割祭」の場所「林崎掘割渠記碑」の周辺の草刈、清掃が始まることで、祭り案内を気付く。4月の半ば、気温も暖かくちょうど良い季節で、林崎掘割渠記碑から野々池に通じる小道沿いにある八重桜と山桜がほぼ満開の時期に行われているのだが、数年前までは5本あった八重桜も徐々に枯れ、今は一本の八重桜が花をつけるのみとなり、それも花数が極めて少なくなって早晩枯れてしまう運命にあるようにみえる。その代わりの7本ある花ミズキが満開だが、以前に比べ勢いが弱い。
 「林崎掘割渠記碑から野々池に通じる小道、右側は明石水道局の建屋」


明石市指定文化財
「林崎掘割渠記碑」
 一、明暦三年(1657)、旱魃で苦しんでいた林崎地方の村(和坂・鳥羽・林・東松江・西松江・藤江)が 相談し明石川の上流から野々池まで掘割をつくり、灌漑用の水を確保した。
 一、天文四年(1739)十二月、この掘割工事の経緯を長く後世に伝えるため、撰文を明石藩の儒学者梁田蛻巌に書を田原荷龍に依頼し碑を建立した。
 一、毎年四月十八日、この碑の前で、「掘割祭」が行われ、地元の水利関係者、小学生児童が参加し、先人たちの偉業をたたえている。

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